出口里佐です。前回の、エアバスA350-1000のプレミアムエコノミークラス搭乗記を読んでくださった皆様、ありがとうございます。とても嬉しいです。
読んでくださった方が予想以上に多かったので、調子に乗って、今回はその続編として、ニューヨーク旅グルメと、海外旅行お役立ち情報、帰りの便、同じエアバスA350-1000のビジネスクラス(もちろんマイレージで)の乗り心地、お食事についてもご紹介します。長くなったので、二回に分けてお送りします。
今回の旅は、弾丸で4泊でした。もっとゆっくりしたかったのですが、ニューヨークは、ホテルも食べ物も何もかも、お値段が高い。水でさえ3ドル。長居は無用と、最低限観たかったオペラが3演目観られるミニマムな日程です。
土曜日午前11時前にJFK空港に到着して、MPCアプリ利用(前回記事参照)でサクサク、1時間以内に、入国審査を通過し、荷物をピックアップ、12時にはタクシーに乗り、13時頃、マンハッタン中心部、39丁目のホテルにチェックインしました。
ホテル予約とクレジットカードの決済
ホテルの予約はいつもブッキングドットコムを利用しています。
海外旅行の予定の何か月も前に予約するので、実際のクレジットカードの引き落としの時に、カード会社から、海外から不正利用の可能性がある引き落とし依頼があったので、カードを一時的に止めているという連絡が来ることがあります。たいてい私の場合、ブッキングドットコムの分で、それは私の利用ですと復活してもらったことが何度もありました。
海外旅行の前に、クレジットカードの会社に事前にお知らせしておくと、ホテル予約に限らず、海外で肝心な時に使えないということにならないので、安心です。海外でカードが使えないときのために、予備のカードをもう一枚準備しておくことも必要。
そして使えない時の、カード会社との連絡には、Wifiの環境があれば利用可能なSkypeを使います。ただこちらからしか、かけられないので、ご注意です。Skypeは固定電話にもかけられるので、現地でレストランの予約時間に遅れそうな時や、日本の固定電話しか使えない相手先にも利用しています。
Wifiルータ
Skyberryを今年から利用しています。
これまで、Wifiルータを空港で毎回レンタルしていましたが、その都度予約して、ピックアップして、帰りに返却する手間がないこと、海外に行かないときは、国内料金に1か月単位で切り替えできるので、私にとっては、こちらが便利で経済的かなと思い、使っています。
マンハッタンのホテル
今回のホテルは、39丁目のエレメント タイムズ スクエア ウエストです。4泊で19万円台でした。円安から円高になったタイミングで、142円の時にキャンセル不可プランで予約し直して、この金額に確定させました。最初予約した時は、引き落とし目安の額が27万円でしたので、随分安くなりました。その後また円安になって、チェックアウトした頃は148円近くでしたので、良かったです。
このホテルはそれほど高級では無いですが、ウェスティンの系列らしく、ベッドがウェスティンのヘブンリーベッドの様に快適でした。室内には、簡単な料理が出来るキッチン、電子レンジ、冷蔵庫、2人分の食器、コーヒーメーカー、コーヒーや紅茶、ハーブティーなどがありました。地下にジムとコインランドリーもあります。
朝食付きプランにしましたが、朝食はまあまあ。紙のお皿で、セルフサービスです。トーストとフレッシュフルーツ、温かい卵料理が食べられるので文句は言いません。
シティビューの高層階の部屋を指定しなければ、もう少しお安くなります。しかし、ニューヨークに来れる機会はあまりないので、毎晩、摩天楼の夜景を独り占めできるのも良いですよ。
最新グルメ情報
カジュアルにささっと、食べられるところから、ミシュラン三つ星まで、色々行きました。
LUKE’S
ロブスターサンドイッチの美味しいお店。東京にも渋谷と新宿にあります。到着して、ホテルに荷物を預けて、雨の中、傘をさして歩いて行きました。
この時は、ロブスターサンドイッチとミネラルウォーターを注文。おまけのソルト&ヴィネガーチップスもついて、31ドル(4,733円)でした。クラムチャウダーが美味しいんだったと思い出しましたが、今回はパス(滞在30分くらいから1時間、お値段は普通かサンドイッチにしては高め)。
Eleven Madison Park
2日目のランチは日曜日の12時に数ヶ月前に予約して伺いました。ミシュラン三つ星です。数年前から、肉、魚、乳製品など、動物性の食材を使わない、プラントベースのレストランです。2年前から2回目ですが、三つ星らしく、シックな内装、サービスは快適、プラントベースでも、充分満足感のあるお料理でした。しかし、肉好きな方には物足りないかなと思います。
デザートの前にキッチンツアーをしてくれました。三ツ星レストランの厨房を見られる滅多にない機会でした。軍隊のような、規律のある緊張感を感じました(滞在2時間20分くらい、お値段超高め)。
Anton’s
ダウンタウン、ホイットニー美術館の近くのイタリアンレストラン。ジャズが好きな方なら、ヴィレッジヴァンガードの近くと言えば、なんとなく周りの雰囲気がお分かりでしょう。お店の説明には、ノスタルジックなニューヨークカフェとあります。ニューヨークに以前住んでいらした友人のおすすめです。サービスがつかず離れずで心地良かったです。
前菜、メイン、デザートで、チップも合わせて69ドル(11,820円)でした。パスタは、きちんとアルデンテ、デザートはアメリカにしては甘すぎず控えめで、美味しかったです。ネットで予約出来ます。予約が確実(滞在2時間くらい、お値段普通)。
Momofuku Noodle Bar
Momofukuは、David Changという、Netflixにライブ番組まである有名シェフのレストラングループです。
こちらはヌードルが中心のカジュアルレストラン。餃子やサラダなどのサイドディッシュもあります。今回は、スモークドポークラーメンとmomofukuサラダと柚子レモネードで、チップを25%足して、46ドル(8,504円)。
全て美味しかったのですが、サラダのボリュームが尋常でなく、食べても食べても減らない気がするくらいに多かったです。4人分はあったかもしれません。ラーメン屋さんというよりは、クラブっぽい感じです。人気のお店なので、予約必須。日本から、一週間前にネットで予約しました。
Uptown店は、セントラルパークの南の角、コロンバスサークルにある商業施設の3階です。ここから、リンカーンセンターにある、メトロポリタン歌劇場までも徒歩8分なので、観劇前の食事にも便利。
Momofuku Koという、ダウンタウンにあった、ミシュラン2つ星のレストランに何回か行って、お気に入りでしたが、残念ながら昨年2023年に閉店したそうです(滞在1時間くらい、値段は普通ですが、ラーメンにしてはお高い)。
Shake Shack
ニューヨーク中にあるハンバーガー屋さんですが、今回はMomofuku Noodle Barと同じビルの3階のお店。入ってすぐの端末でオーダー、登録した番号札を持って席で待っていると、スタッフさんが注文したものを持って来てくれます。東京にもありますね。
黒トリュフバーガーの写真に惹かれてお店に入りましたが、パティはダブルにすべきだったと、席に現物が来てから気づきました。ダブルパティでないので、おやつ感覚でした。まだまだ食べられる感じ。
美味しいのは間違いないです。バーガーの他、飲み物はノンカロリーのアイスティーにしました。バーガーと飲み物で、チップもいれて17.58ドル(2,628円)(滞在30分くらい、お値段は普通)。
L’ami Pierre
ミッドタウンにある、フランスパンとケーキが美味しいフレンチカフェ。近代美術館MOMAの近く。サラダもあって、持ち帰りも出来ます。
日本人の料理プロデューサーでニューヨーク在住の孤野扶実子さんが、サラダの監修を最近スタートされたのをインスタグラムで知って、早速行って来ました。
今回は、ブロッコリーのサラダ、パリブレストのケーキ、ジャスミンティーをイートイン(28ドル、4,617円)。少し時間をおいて、追加で、カフェラテ(5ドル、778円)。全部で32ドル(5,395円)。
孤野扶実子さんのサラダは、ブロッコリー、豆腐、枝豆など様々入って、ジンジャー味噌のドレッシングをかけていただくと、緊張続きのニューヨークにいることを忘れるホッとするお味。
お店の方も、フミコのサラダは、とても軽くて、食べた後、お腹の感じも良いよねと。私がフミコのファンで料理本も何冊も持っていると話すと、今ちょうど日本に行ってて、来週来たら会えるよ、と言われたのですが、帰る日でしたので、残念でした。
Pret
マンハッタン中いたるところにある、サンドイッチと飲み物のお店。イートインもありますが、私は、サンドイッチと水を専らテイクアウトしていました。サンドイッチのサイズが小さくて、夕方からのオペラの幕間に食べるのにちょうど良かったです。
味も、ハム、チーズ、バゲットのフランス風(7.5ドル、1,110円)、チキンのベトナム風(8ドル、1,184円)などバリエーション豊富でした。水はガス無しで3ドル(444円)。お水は、必要なので仕方ないですね。
(次回に続く)