ドル円相場一時153円台に：円安株安債券安の「トリプル安」

23日の外国為替市場で、アメリカの利下げペースが緩やかになるとの見方から円安が進み、円相場は一時1ドル＝153円台まで下落し、約3か月ぶりの円安水準となりました。

現在は152円台に戻っていますがこの傾向は続くのでしょうか。

アメリカの景気が予想以上に堅調で利下げペースが鈍化するとの見方が強まり、特にトランプ前大統領が優勢との観測がインフレ懸念を高め、金利上昇も続き、ドル高が続くと予想されています。

今後は為替介入が行われるかどうかにも注目が集まります。

円の価値が大幅に下落しているにもかかわらず、円建ての日経平均はあまり上昇していません。かつては円安になると株価が上がる時代がありましたが、現在はそのような動きが見られないようです。

円安・株安・債券安という状況は続くのでしょうか。トリプル安はなかなか起きませんが一昨年英国で起きて首相が交代しています。

岸田首相のときは事なきを得ました。

今回も事なきを得ることはできるでしょうか。