毎年恒例のジャンル別ベスト本を発表します!
2024年の僕の本に関する数値は以下のとおりです。
- 2024年に購入した本合計155冊(電子本149冊+紙の本6冊)
- 完読した本合計50冊(電子本44冊+紙の本6冊)
- 積読率 = (155-50)/155×100 = 67.74%
- 購入金額は一冊平均1,500円として、23万2千円。
[小説部門]
今年は、地元北九州の小説家、町田そのこさんの作品にハマり、町田そのこさんの全作品14作を一気読みした年でした。町田そのこさんの作品ランキングも考えましたが、どれも素晴らしいのでとてもランキングできませんでした。ここでは一作だけ紹介させていただきます。
第3位:
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」
宮島未奈「成瀬は信じた道をいく」
第2位:
村山由佳「二人キリ」
第1位:
町田そのこ「わたしの知る花」
[研究者・エンジニア体験記部門]
今年も研究者・エンジニアの方々の体験記を楽しませていただきました。これからそれを目指す若い方々、特に小中高生の読者を魅了して、その分野へと誘う役割が大きいと思います。将来なりたい職業で研究者・エンジニアがリストの上位になれば、技術立国の日本はより豊かになると信じています。そんな中で今年の僕のキーワードは「オーロラ」「カワセミ」そして「プラネタリウム」でした。
第3位:
片岡龍峰「日本に現れたオーロラの謎: 時空を超えて読み解く「赤気」の記録」
第2位:
柳瀬博一「カワセミ都市トーキョー: 「幻の鳥」はなぜ高級住宅街で暮らすのか」
アゴラでの書評記事は↓
「なぜ東京の都心にカワセミがいるのか?:柳瀬博一「カワセミ都市トーキョー」」
矢野亮「帰ってきたカワセミ: 都心での子育て-プロポーズから巣立ちまで」
第1位:
大平貴之「プラネタリウム男」
プラネタリウムに関するYouTube書評動画は↓
- 「【ノギタ教授の軌跡-76】南半球の星空 ブリスベンのプラネタリウムに行ってきた!」
- 「【ノギタ教授の軌跡-77】世界最高水準の最新鋭統合型プラネタリウムGemini Star Σ Fukuoka (ジェミニスターシグマ フクオカ)プラネタリウムに行ってきた!」
[政治・経済・社会・歴史部門]
政治・経済・社会・歴史に関しては、ノーベル平和賞と映画「オッペンハイマー」のアカデミー賞、原子力発電の世界的な潮流、BWR(沸騰水型原子炉)の女川原子力発電所と島根原子力発電所の再稼働など、今年はなんといっても核や原子力関係が色々な意味で注目を集めた年でした。豪州政府のプロジェクト、新コロンボ計画のサポートを受け、今年は2回、合計42名のクイーンズランド大学の工学部の学生たちを引率して、九州電力玄海原子力発電所を訪問しました。
そんな中でメディアの原子力に対する立ち位置も変わってきたように思えます。
第3位:
藤永茂「ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者」
アゴラでの書評記事は↓
「【研究者の書評】 藤永茂「ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者」」
第2位:
マシュー・サイド「失敗の科学」
アゴラでの書評記事は↓
「人類は失敗から学んで発展してきた:マシュー・サイド「失敗の科学」」
第1位:
林智裕『「やさしさ」の免罪符 暴走する被害者意識と「社会正義」』
アゴラでの書評記事は↓
「「風評加害」は如何にして行われてきたか? 林智裕 『「やさしさ」の免罪符』」
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豪州クイーンズランド大学・機械鉱山工学部内の日本スペリア電子材料製造研究センター(NS CMEM)で教授・センター長を務めているノギタ教授のYouTubeチャンネル「ノギタ教授」。チャンネル登録よろしくお願いいたします。