銀行のATM振込手数料が1回990円に値上げは適正価格か?

今年に入ってからも各行で振込手数料の値上げが続いています。

【各銀行の振込手数料(3万円以上の場合)】
● 三菱UFJ銀行
窓口(他行)990円
ATM(他行)現金880円 / キャッシュカード275円

●三井住友銀行
窓口(他行)990円
ATM(他行)現金880円 / キャッシュカード275円

●みずほ銀行(1月14日改定)
窓口(他行)990円(改定前880円)
ATM(他行)現金880円(改定前550円) / キャッシュカード330円

参照:「ランチ1回できちゃいそう」ネットなら無料でも…銀行振込手数料値上げで1000円台目前に TBS NEWS DIG

銀行側は「キャッシュレスの進展」「詐欺対策の費用」などを理由に挙げていますが、実際は低金利での収益減を補う狙いもあると考えられます。さらに、人手不足の影響で窓口利用を減らす意図もあるようです。

みずほATM みずほ銀行HPより

振込手数料がここまで高騰してくると、離婚のきっかけにもなりかねません。

また、ATM・窓口か否かを問わず、人によっては振込金額のほうが高くなるケースも報告されています。

銀行の店舗数は減少傾向にあり、ATMの維持費も高額なため、今後さらに手数料が上がる可能性もあります。一方、ネットバンキンでの振り込みは、三菱UFJ銀行や三井住友銀行では他行振込手数料が220円、みずほ銀行では110円と大幅に安くなります。

【インターネットバンキングの手数料(3万円以上の場合)】
●三菱UFJ銀行:同行 無料 / 他行 220円
●三井住友銀行:同行 無料 / 他行 220円
●みずほ銀行(1月14日改定):同行 無料 / 他行 110円(改定前320円)

参照:「ランチ1回できちゃいそう」ネットなら無料でも…銀行振込手数料値上げで1000円台目前に TBS NEWS DIG

銀行側もスムーズな移行をサポートすべきかもしれませんが、利用者もこの流れに意識して対応していく必要があるでしょう。

いずれにせよ、これを機会に振込手数料を引いて支払ってくる会社との取引は考え直しましょう。