すき家が味噌汁の「ネズミ混入」認めるも再発防止は可能か?

牛丼チェーン「すき家」は、ことし1月に鳥取南吉方店で提供したの味噌汁に、ネズミの死骸が混入していた件を事実と認め、謝罪しました。

投稿された写真を一部加工

発覚したきっかけは、Googleマップのクチコミに「たまかけ朝食を注文したところ味噌汁の中にねずみの死骸が混入していました」との写真入りの投稿がありました。それから約2か月が経ってようやくすき家はHP上でコメントを発表しましたが、この対応に対し疑問の声が上がっています。

当初は生成AIなどで作られた画像ではないかとの指摘もありましたが、従業員が実際に確認したことで事実であることが判明しました。

原因については、具材を複数の椀にあらかじめ準備する際、そのうちの一つにネズミが入り込んでいた可能性があり、そのまま提供されたとみられています。

問題の画像はGoogleマップのクチコミに投稿され、SNSなどで拡散されたことから大きな話題となりました。

再発防止策として、すき家は提供前の商品状態の目視確認を徹底すると発表しました。ただ、「出す前にネズミなどが入っていないか確認しなかった」ことを問題視する中で、「同様の異物混入の恐れがある商品は他のお客様には提供していない」との説明には、「ネズミが入った味噌汁からきちんとネズミを除いて出しているように聞こえる」との意見もあります。

なによりも衛生面を大切にすべきですが、現在の人手不足の状況下で徹底するのは難しいのかもしれません。

同店舗では混入発覚後、建物のひび割れなどネズミ侵入の可能性がある箇所の補修や、従業員への衛生管理指導を実施し、2日後に営業を再開しました。また、鳥取南吉方店は、改装工事のため3月24日から4月21日まで一時閉店する予定です。今後同様の事態を防ぐため、全国の店舗に対して商品提供前の目視確認を徹底するよう指示したとのことです。

すき家HPより