消費税減税めぐり「決まったら従っていただきたい」立憲・野田代表が先鋭化する党内議論に釘
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed0aab50bd182be6d1f3512fbea34913590867b3
ほぼすべての野党が消費税に関しては「減税」で足並みを揃える中、野党第一党の立憲民主党が割れています。
まあ流石に分裂にまでは至らないとは思いますが。
動画でもコメントしましたが、立憲民主党は基本的に「大きな政府」路線、税によって再配分と福祉の充実を訴えている党なので、消費税の減税を主張するのは矛盾が大きいと思います。
仮に消費税の減税分を所得税と法人税の累進強化でカバーするというのであれば、論理的にはそれはそれで一手ではありますが、そこまで社会主義的な政策が日本で受け入れられるかどうか。
一方で代替財源や歳出削減の方針を示さずに消費税の減税が可能だと主張する他の野党も「ポピュリズム」の批判を免れることはできません。
経済にフリーランチはなく、減税を主張するのであれば歳出削減=小さな政府路線に向かうこととセットが必須である(とりわけ需給ギャップが縮まってきた今はなおさら)と、財政保守・自由主義者の私は思います。
そういう意味で立憲民主党内の議論でいえば「減税慎重派」に理があると思いますし、そちらでまとまると思いますが、選挙対策としては厳しいですよね。
国民民主党の世論調査が爆上がりを続ける中、政策的な合理性と選挙対策の間で揺れ動く政治家たち。
余談は許しませんが、個人的には短期の経済対策としての減税が採用されつつ、中長期的には社会保障費の歳出削減・構造改革につながるベストルートが開ける道を模索していきたいと思います。

難しい舵取りを問われる野田佳彦代表 立憲民主党HPより
編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2025年月日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。