国民民主党、平岩議員の「偽名不倫」謝罪と菅野志桜里氏の擁立発表が同日になる宿痾

国民民主党の平岩征樹衆議院議員(45歳)は、4月22日に自身の公式サイトで過去の不適切な交際について謝罪文を公表しました。これは週刊誌の取材を受けたことを受け、自らの言葉で説明すべきだと判断したためだとしています。

平岩氏は約4年前、既婚者であることや本名を隠して、特定の女性と交際していた事実を認めました。この行為について、「自らの浅はかさと軽率さが招いた結果であり、交際相手や妻、家族に精神的な苦痛を与えたことに対し深く反省している」と述べています。

また、交際相手には弁護士を通じて謝罪の意向を伝えており、誠心誠意対応していくとしています。妻にはすべてを打ち明けて謝罪しており、今後も家庭内で謝罪を続けたいとの考えを示しました。支援者に対しても重ねて謝罪し、「到底許されることではないが、心からお詫び申し上げる」と述べました。

平岩議員・玉木代表・菅野氏各氏SNSより

しかし、こうした不祥事に対する党の姿勢に疑問を呈する声もあります。過去に党首の不倫が大きく報じられたにもかかわらず、今回のような悪質な行為が繰り返されており、党全体として反省の姿勢が見えないとする批判もあります。

支持率の高さに甘えているのではないかとの指摘もあり、有権者には改めて投票先を慎重に考えるよう呼びかけられています。

菅野志桜里氏は、国民民主党からの要請を受け、今夏の参議院選挙に比例代表で出馬する意向を固めており、23日にも公認が発表される見通しです。

菅野氏は平成21年に衆議院愛知7区から立候補し初当選。旧民進党で政調会長などを歴任した後、令和2年に国民民主党に合流しましたが、翌年の衆議院選挙には出馬せず、政界を引退していました。

菅野氏には2017年に民進党議員として活動していた際、週刊文春により倉持麟太郎弁護士との不倫疑惑が報じられた過去があります。記事では密会の様子が詳細に記されていましたが、菅野氏は不倫を認めず、その後も倉持氏を政策顧問に起用しています。この件により、両者の家庭は崩壊し、倉持氏の妻は後に自ら命を絶ったと報じられています。

不倫はプライベートなことですが、三者の経緯を見ているとなんとも言えない気持ちになりますね。