2日午前10時15分ごろ、秋田市の新屋海浜公園近くで、風力発電のプロペラ(ブレード)が落下し、男性が頭を負傷して倒れているのが発見されました。男性は意識不明のまま救急搬送されましたが、死亡が確認されました。
秋田 風力発電の風車の羽根落下 近くで倒れていた高齢男性死亡https://t.co/TY6KuzmWWW #nhk_news
— NHKニュース (@nhk_news) May 2, 2025

折れたブレードのようす NHKより
風車は3枚のプロペラのうち1枚が根元付近で折れ、回転が止まっていました。秋田県警はプロペラ落下と男性の死亡の因果関係を調査しています。
原発は作業員が小指をケガしただけで“大ニュース”になります。
しかし太陽光パネルで土砂崩れが起きようと、風力発電で死者が出ようと政府は再エネ拡大をやめようとはしません。完全にバランス感覚を欠いています。https://t.co/zqpC7segEb— 釈 量子 (@shakuryoko) May 2, 2025
現場では事故を受けて警察が立ち入りを規制しました。事故当時、秋田市では最大瞬間風速23メートルの強風が観測され、県内全域に強風注意報が出されていました。
折れた風力発電プロペラかなりはっきり分かる pic.twitter.com/01ijGPpUeE
— o(y+z)+ra (@yozora_right) May 2, 2025
今回の事故は、風力発電のプロペラ落下によるとみられる死亡事故としては初めてであり、風力発電の安全性に対する重大な懸念が浮上しています。風力発電の風車には、一般的に長さ50~70メートル、重さ20~30トンのプロペラが3枚設置されています。近年の大型化により、事故時の被害も大きくなりうる状況です。
風力発電の落下事故、過去にも複数回 プロペラ大型化、長さ70メートル重さ30トンも https://t.co/xkrcUHWNEo
風力発電所では過去にも複数の落下事故が起きているが、死亡事故は初めてとみられ、風力発電の安全性に重大な懸念が生じる事態となっている。
— 産経ニュース (@Sankei_news) May 2, 2025
過去にも各地でプロペラや風力発電設備の落下事故は発生しており、石川県輪島市、福井県あわら市、三重県、京都府などで構造物の落下や破損が報告されていますが、これまではいずれもけが人はいませんでした。今回の死亡事故は、安全対策の見直しを迫る深刻な事態となっています。
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風力発電所の羽根(ブレード)は、風が強くなるほど回転が速くなり、先端は新幹線並みの速度に達することもあります。風速が毎秒2メートルほどで回転を始め、毎秒4メートルほどから発電を開始しますが、毎秒25メートルを超えると安全のため自動的に回転を停止しますので決して効率的とはいえません。
北海道幌延町の風力発電所で鳥が風車に衝突する「バードストライク」が多発し、風車1基あたりの件数が世界最悪水準を上回りました。これを受けて事業者は、日中の運転を一時停止する対応を取りました。人間にも環境に全くよいことがありません。
この風力発電は希少種殺傷で一時停止に…
“自然エネルギー”などと礼讃してる場合ではない。https://t.co/vaeLd0rFxT
北海道の風力発電所で「世界最悪水準」のバードストライク 衝突対策後も相次ぐ
発生数は世界最悪水準とされるノルウェーを上回り、日中の運転の一時停止に追い込まれ… pic.twitter.com/0Ap6LBpCOZ— 石川和男(政策アナリスト) (@kazuo_ishikawa) April 20, 2025
風力発電は曲がり角に来ていることは間違いありません。
人気連載「おやおやマスコミ」。朝日新聞が「価格だけで大丈夫か」と、秋本議員や風力業界と同じ主張で、三菱商事を攻撃していたそうです
RTマスコミ巻き込む再エネ疑惑 朝日が「秋本議員」と連携プレー? https://t.co/IhhQ9zXUV2 @energyforum_より
— エネルギーフォーラム (@energyforum_) September 15, 2023
あほらしい。そんなに「自然エネルギー」が結構なものなら、なんであれだけ再エネ詐欺をやっても、13年たって2割にもならないんだ。
もう太陽光は建てる土地がなく、洋上風力は破産した。第7次エネルギー基本計画閣議決定にあたって | 自然エネルギー財団 https://t.co/YwbL9TPnaF pic.twitter.com/Qk9YemSgoF
— 池田信夫 (@ikedanob) February 18, 2025
参考記事
- 洋上風力の入札ルールはなぜ変更されたのか 池田 信夫
- 迷走する洋上風力発電競争入札:毎回のルール変更で業界大混乱 尾瀬原 清冽
- 再エネは本当に持続可能なのか?三菱商事の洋上風力発電計画見直しに思う 尾瀬原 清冽
- 「太陽任せ」よりもさらに頼りにならない「風任せ」 尾瀬原 清冽
- ドイツの風力発電偏重で全欧州の電力価格が高騰 尾瀬原 清冽
- 洋上風力発電導入計画の実態を明らかにし国民が納得する施策を! 齋藤 伸三