フィンランドの「ミス・フィンランド」優勝者が、目尻を指でつり上げる写真をめぐり人種差別批判を受け、称号を剝奪された。この判断に反発した議員の行動や、政府が任命した人権大使のSNS対応が新たな問題となり、「人権先進国」とされてきた同国の姿勢そのものが問われている。
ミス・フィンランドがつり目ジェスチャー
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ミス・フィンランド協会「いかなる形の人種差別・差別的行為も容認しない」と資格剥奪
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抗議の意味合いで与党議員やEU議会議員らがつり目ジェスチャーで連帯
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日本「差別行為を擁護するために、差別行為で公人が連帯って、どんな国やねん!?」 https://t.co/CLopw5Ahyn— フンモモ (@0fJ0el9zDLyxEN6) December 15, 2025
事案の経緯
- 9月にミス・フィンランドに選ばれ、11月にはミス・ユニバースに同国代表として出場した女性が、11月下旬、「中国人と食事中」という説明付きで両目尻を指でつり上げる写真がSNS上で拡散され、欧米社会ではアジア人を嘲笑する差別的ジェスチャーと受け止められた。
【表明】ミス・フィンランド、“つり目“写真騒動で称号はく奪 本人「意図せず」もhttps://t.co/gGbRerUvD4
SNS上で目を細めるように指で引っ張りながら笑う姿とともに、字幕で「中華料理」と書かれた写真を投稿。ミス・フィンランド公式は、人種差別や差別的行為を一切容認しないと表明していた。 pic.twitter.com/SDjuDi0Sh6
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 12, 2025
- 女性は写真が本人投稿ではないとしたうえで、「夕食中に頭痛と目の圧迫感があり、無意識にした仕草だった」と釈明し、SNS上で謝罪した。
主催者の対応と政治問題化
- ミスコン主催者は今月、謝罪があったにもかかわらず優勝取り消しを決定し、「人種差別や差別的行為、ヘイトスピーチはいかなる形でも容認しない」とする声明を発表した。
- これに対し、極右的政党「フィン人党」などの国会議員が、「過剰反応への抗議」や「女性擁護」を理由に、自らつり目ポーズを取った写真や動画をSNSに投稿し、問題は政治的対立へと発展した。
今年のミス・ #フィンランド に選ばれたサラ・ザフチェ氏がSNSで東アジア系の表情を揶揄するジェスチャーを投稿し、優勝をはく奪されたことを受け、同国の国会議員らがザフチェ氏を擁護するため、同様の #人種差別 ジェスチャーを相次いで投稿しています。 pic.twitter.com/tHYTyN2XYy
— ParsToday Japanese (@ParsTodayja) December 13, 2025
フィンランドの政治家、吊り目ポーズについて聞かれ
『東アジア人々がフィンランド人とは異なる外見をしているという事実は、レイシズムではありません。 それは事実です』
この人たちは自分たちが差別している事を理解する能力がない、と言う事を我々が理解しなければならない段階に来てます? https://t.co/aDDOZBl9B7 pic.twitter.com/uuohJ2nzZl
— 🇯🇵Sachi ダーウィンAus.🇦🇺 (@sachihirayama) December 14, 2025
人権大使のX応への批判
- さらに波紋を広げたのが、フィンランド政府が任命した人権担当大使の対応で、日本人から寄せられた抗議や質問に対し、X上で複数のアカウントをブロックしていたことが判明した。
こうした中、オーストラリア在住の日本人がこの件について、フィンランドの人権担当大使 @PehrmanKatja に問い合わせ・抗議したところ、同大使はこの日本人をブロックしました。 pic.twitter.com/frCerJlxIk
— ParsToday Japanese (@ParsTodayja) December 13, 2025
- 人権大使は後にブロック自体は謝罪したものの、国会議員によるつり目ポーズの是非や差別性については回答せず、質問投稿も非表示のままとなり、「対話を通じて人権を守る」という政府方針と矛盾するとの批判が強まっている。
フィンランドの人権大使、人権に関する質問をしたらブロックしたことは謝ってくれたのですが、国会議員の吊り目ポーズについては無視、質問は非表示のまま。政府が任命した人権大使の行動とは思えず、驚愕するばかりです。 https://t.co/i1pKDZ7lMG pic.twitter.com/coPCmQaWpp
— 🇯🇵Sachi ダーウィンAus.🇦🇺 (@sachihirayama) December 14, 2025
「人権大使」ってひとが日本人の問いかけにブロックしたうえ「トロールは相手にしない」と言っちゃった時点で「これはフィンランドの極右がやったこと」「日本のネトウヨのおまえらと同じ類の人間のしわざ」はもう通らんのよね。
— 伊藤 剛 (@GoITO) December 16, 2025
国際的な反応
- 駐日フィンランド大使館には抗議が相次ぎ、大使館側は「個々の政治家の発言は政府の公式見解ではない」と説明したが、人権大使自身の行動については十分な説明を行っていない。
- 国内では「幼稚な振る舞いではあるが人種差別ではない」とする擁護論も見られる一方、国会議員と人権担当者の一連の対応は、人権意識や説明責任の不足を露呈したとの見方が国際的に広がっている。
これからフィンランドは人権問題や人種差別問題について何か提言を行うときに、
「フィンランドの国会議員や人権大使さんはアジア人の容姿差別をするのに?」
というのが一生つきまとうの分かってんのかね何かしら対策しないと日本以外のアジア諸国からも蒸し返されるのが目に見えてるんですわ pic.twitter.com/8e1iIClrXS
— 破綻国家研究所 (@InsHatanCountry) December 13, 2025
今回の騒動は、ミスコンをめぐる一件にとどまらず、政治家の挑発的行動と人権大使の不適切なSNS対応が重なったことで拡大した。差別的表現を軽視し、批判や問いかけを遮断する姿勢は、「人権先進国」としての信頼を大きく損なう。フィンランドが今後も人権問題で国際的発言力を保てるかどうかは、この問題への向き合い方にかかっている。
フィンランドの教育が凄い
インド人は数学が凄い
北欧の福祉は凄い
欧米は根回しがない
欧米は男女差別がない
トルコは親日
ロシアは美女だらけ
イギリスは紳士
フランスはグルメ
全部嘘です
— May_Roma めいろま 谷本真由美 (@May_Roma) February 13, 2025






