網代にある宿泊施設「無為自然-ATAMI-」に宿泊する機会がありました。

高台から初島が見える相模湾を眺めながら部屋付の露天風呂に入ることができる極めて快適な宿泊施設です。
お部屋にも増して素晴らしかったのは食事です。
熱海・伊豆・箱根界隈にあるオーベルジュや高級旅館に関しては一通り宿泊しているつもりですが、これまで宿泊した施設とはお料理が別格でした。
西麻布にあるイノベーティブ料理の蒼(AO)が監修しているせいもあってか、夕食のフレンチはこの手の宿泊施設で食べるものとしては群を抜いていました。
お料理に合わせたワインペアリングもお料理との相性がよく考えられており、久しぶりにフレンチを食べて驚きを味わいました。
そして翌日の朝ごはんもまた今までの人生で1番おいしいと言っても過言ではない位の感動がありました。
山形県産の「つや姫」を京都の雲井釜の土鍋を使って炊き立てにしたごはんは何杯でもおかわりできる美味しさです。
それに地元の干物の名店丸亀名産店の焼きたての鯖の塩干し、鰯やフグの醤油干しを合わせ、地元網代で獲れた飛び魚と宗田節から贅沢に取った出汁に京都山利の赤味噌のお味噌汁。
埼玉の田中農場の宝玉卵の出汁巻き玉子に卵黄の醤油漬け。静岡県産の新鮮な野菜。さらに海苔は三國屋さんの日本最高峰の海苔というこだわり。
そして一番美味しかったのが、皮を剥いてから天日干しにして、3ヶ月熟成させたワタを使って濃厚な塩辛に仕上げたというイカの塩辛でした。こちらも干物と同じ丸亀名産店のもの。日本一と呼ばれるクオリティで網代駅近くのお店で購入可能です。
夕食に食べたフレンチは火入れの技術が高すぎて、自宅の調理器具と素人の腕ではどんなに頑張っても再現する事は不可能だと思いました。
しかし、朝ごはんであれば再現する事は不可能ではありません。
帰り道に網代駅の丸亀名産店に寄って塩辛を購入。こちらは通信販売は行っておらず店頭に行くしかありません。一緒にアジの開きなどの干物も購入。早速、自宅で土鍋釜を使って炊き立てのご飯と食べるともう最高です。2日で1瓶を食べ切ってしまいました。もっと買ってくるべきでした。
田中農場の卵はこちらのサイトから購入できます。また、京都に行く予定があるのでその際には山利さんのお味噌を買ってこようと思っています。
海苔は三國屋さんではなくても丸山海苔店や久保井海苔店でも美味しくいただけます。
今回味わった最高の朝食はこのように材料を吟味すれば自宅でもかなりのレベルまで再現が可能だと感じました。
フレンチだけではなく、焼き鳥、鰻、鮨といった日本食も素人が再現しようとしても限界があります。しかし、炊き立てご飯のシンプルな朝食は自宅で再現した方が好きなものを好きなだけ食べられてむしろ満足度が高いかもしれません。
日本にはまだまだ自分が知らない素晴らしい食材がたくさんあることを今回も思い知りました。やはり日本以外には住めません。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2026年3月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。







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