トランプは認知症(FTD)だという噂をファクトチェック

トランプ大統領の最近の言動は異常である。それは精神病を疑うに十分だが、大手メディアはタブーを恐れて報道しない。NYタイムズも慎重に書いている。

そこで(政治的に正しい)Geminiに、精神科医の記事をファクトチェックしてもらった。

認知症だがアルツハイマー病ではない

この記事は、心理学者・神経科学者であり、NIH(米国国立衛生研究所)の元部門責任者であるフランク・ジョージ博士が、自身のニュースレターで執筆したものです。

この記事は、ドナルド・トランプ氏の精神状態と認知機能の低下について分析したもので、主な要約は以下の通りです。

  1. アルツハイマー病ではない

    世間ではトランプ氏の言い間違いや奇妙な言動から「アルツハイマー病ではないか」と疑う声がありますが、著者はこれを明確に否定しています。

  2. 正体は前頭側頭型認知症(FTD)

    著者は、トランプ氏に見られる症状はアルツハイマー病ではなく前頭側頭型認知症(FTD)であると指摘しています。これはピック病としても知られ、アルツハイマー病よりも「はるかに恐ろしい悪夢のようなシナリオ」であると警告しています。

  3. 「神経のガードレール」の喪失

    FTDは脳の前頭葉と側頭葉に影響を及ぼします。前頭葉は、計画性や合理的な意思決定、そして衝動を抑える役割(理性)を担っています。FTDが進行すると、この「神経のガードレール」が壊れ、衝動や感情をコントロールできなくなります。

  4. 顕著な症状の現れ

    記事では、トランプ氏に見られる具体的なFTDの症状として以下を挙げています。

    • 錯語(パラファジア):言葉を間違えたり、発音をミスしたり、文を最後まで言い切れなくなる。

    • 固執・反復:同じ自慢話や特定の話題を、文脈に関係なく何度も執拗に繰り返す。

  5. ナルシシズムの凶暴化(悪夢の理由)

    なぜこれが「悪夢のシナリオ」なのかというと、トランプ氏が元々抱えているとされる悪性ナルシシズム(自己愛性パーソナリティ障害)が、FTDによる抑制の喪失によって完全にタガが外れてしまうためです。

ファクトチェックの結果

症状に関する医学的記述
  • 判定:事実(医学的に正確)

  • 検証: 記事内で説明されているFTDの症状や脳への影響は、一般的な医学的知見と一致しています。

    • 理性の喪失が先行する: アルツハイマー病が記憶を司る海馬などを先に侵し「物忘れ」から始まることが多いのに対し、FTDは前頭葉(理性、衝動の抑制、意思決定)や側頭葉(言語機能)から萎縮が始まります。

    • 錯語(パラファジア)と保続(固執・反復): 単語を別の無意味な言葉に言い間違えたり、文脈に関係なく特定の話題を何度も繰り返したりするのは、FTDの典型的な症状として医学的に認められています。

トランプ氏がFTDであるという診断
  • 判定:根拠不明(専門家による推測)

  • 検証: トランプ氏がFTDであるという公式な診断結果や医療記録は公表されていません。ホワイトハウスでおこなわれた2025年4月の定期健診では、トランプは認知機能のスクリーニング検査(MoCA)を受け、30点満点中30点を獲得しました。

  • この記事の主張は、公の場でのスピーチや行動を外部から観察して結論を導き出したリモート診断で、正式の診断とはみなされません。もともとトランプ氏の性格に虚言症などの徴候があるので、精神疾患とは断定できないのです。

  • ただし、ジョージ博士の単独の意見というわけではなく、ジョン・ガートナー博士(心理学者)やエリザベス・ゾフマン博士(法医学精神科医)など、複数の専門家が「トランプ氏の言い間違いの増加や、文脈を無視した発言、衝動性の高さは、行動障害型FTDの症状に合致している」とメディア等で公に懸念を示しているのは事実です。

直接の診察結果ではないので信頼できない

専門家が公人を診断することについては、米国精神医学会(APA)が定めるゴールドウォーター・ルールという倫理規定があります。これは「直接診察していない公人に対して、精神科医が専門的な診断を下すことは非倫理的である」とするものです。

そのため、ジョージ博士らのような発信に対しては、医療倫理の観点から批判的な専門家も存在します。一方で、国家の危機に対する「警告義務」が倫理規定に勝るという反論もあります。

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