選挙で大負けしたイギリス労働党から日本が学べること

イギリスで地方選がありまして、なんと驚くことに、地方議会の3分の1くらいの議席を、ポピュリスト政党と言われているリフォームUKが獲得してしまいました。

リフォームUK ナイジェル・ファラージ党首インスタグラムより

労働党は1,400議席余りを失う大負けで、保守党も500議席以上を失い、保守党はこのまま消滅するのではないかとまで言われています。いやあ、すごいですね。歴史的ですね。保守党と労働党が、株屋のおっさんが趣味で始めた政党に大負けです。終わっています。

訪日のスターマー英首相と会談する高市早苗首相 首相府公式サイト 2026年1月31日

しかも、ここまで大負けしたのに、なんと労働党の党首であるスターマー首相は、自分は絶対に辞めないと言い張っており、2026年5月11日には労働党の国会議員70人余りが「スターマーはやめろ」と訴えるという騒ぎになる状況になっています。

しかし、前回の選挙では大勝ちしたのに、今回はここまでひどい状況になったのは驚くべきことです。ただ、イギリスに住んでいる人間からすると、まったく驚くことではありません。

まず、労働党の一番の問題は、経済政策がめちゃくちゃであるということです。

コロナの後の大不況とロシアの戦争による燃料高で経済が厳しいというのに、いきなり増税をしまくりです。

しかも、そのターゲットは中流階級や超零細商店など、「普通の人々」です。しかも増税策を一気にやってしまったわけです。経済学の教科書的には、増税というのは、どうしても必要な場合は徐々にやっていくのが当たり前なわけですが、それでは経済が冷え込むわけです。

特にものすごく衝撃が大きかったのが、路面店の固定資産税、雇用者負担の社保、最低賃金アップです。これは零細商店にはもう無理です。潰れまくっています。

しかも、その大増税をする前に、年寄りに毎年冬に配っていた燃料代をやめるということを言ってしまい、これには大反対があって撤回したのですが、年寄りが思いっきり激怒してしまいました。年寄りを怒らせてどうしたいのでしょうか。

さらに、労働党は農家も敵に回しておりまして、農地の相続税をアップしまくったので、農家がもう潰れるほかないと悲鳴を上げています。ロシアが攻めてくるかもしれないのに、芋をどうするのかと怒っている人が非常に多いです。

そうやって集めた税金を、今度は無職の人や生活保護受給者にじゃんじゃん配りまくっているわけです。配っても経済が良くなるわけではありません。働いていないわけですから。たくさん集めてたくさん配るという、経済学の1年生なら試験でFを食らう状況ですね。

労働党のこういうやらかしから学べることは、とにかく重要なのは経済だということです。

経済を回さなければどうしようもありません。どれだけ得票数が高くても、支持率が高くても、一寸先は闇です。自民党に関しては、このような労働党のやらかしから学んでいただきたいものです。

それから、農地の相続税アップだけはやめてください。食料自給が悪化します。最低賃金アップや中小零細いじめもおやめください。バラマキも絶対にだめです! また、金持ちが逃げる政策も絶対にやめたほうがいいです。

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