2025年12月9日発売の私の最新書籍である「世界のニュースを日本人は何も知らない7」『世界のニュースを日本人は何も知らない7』でも海外でのコンテンツの話を取り上げていますが、『私がビーバーになる時』(原題:Hoppers)は日本人が知らない海外での日本人気を知るうえで非常に重要な作品です。

前回の記事では海外の先進国では「素敵な女の子」の感覚が変わってきていると指摘しました。

つまりちょっとユニセックスで、女性性をあまり表に出さず、女性でもエンジニアリングや理系のことに興味を持って前向きに活動していく女の子のことです。そして自立はしていますが、かつての強烈なフェミニストのように男性と対立するわけではなく、お互いに協働していくというタイプです。
私はこれは日本でも同様の傾向があると感じています。
例えば日本では最近高市早苗首相が大人気ですが、高市首相は実はInstagramやスレッズ、TikTokで大人気です。
私は2026年の2月の後半に投稿コンテンツのルール違反ということで、Xが一時期ロックになってしまったため、しばらくInstagramやスレッズ、TikTokなどの投稿の研究をしていました。
Xのユーザーの属性とこれらのSNSのユーザーは全く違うわけですが、あることに気が付きました。
それは高市首相に関する動画や画像を投稿するとたくさんの閲覧者がやってくることです。
Xだと高市首相に関する動画や写真よりも、税制や移民政策など高市政権の政策が叩き出す数字のほうに注目が集まります。特に市場や安全保障、移民についてです。高市首相のキャラクターに対してのリアクションはあまりありません。Xのユーザーは文字が大好きでデータを好む人が多いというのもあると思いますが、ヘビーユーザーの多くは男性です。
ところが特にInstagramやスレッズの場合はユーザーの多くは女性です。そして高市首相の動画や写真を投稿すると驚くべき数の女性が閲覧にやってきます。私のある投稿に関してはなんと閲覧した人の8割が女性だったのです。しかも年齢層が若く30代以下の人が多いのです。
私はでは他の政治家の場合はどうなのだろうと興味を持っていろいろ眺めていたのですが、しかし彼女たちはどうもイケメン政治家にはあまり興味がないようなのです。つまり男性政治家は基本的に注目を集めません。
さらにアメリカやヨーロッパでは注目を集める女性政治家というのはちょっとセクシーな感じの人が多いのですが、どうも日本ではそうでは無いようです。
日本の女性ユーザーたちが興味を持つのはイケメンの政治家ではなく、高市首相のようにショートヘアでちょっとユニセックスな雰囲気があり、元気で明るい感じの年上の女性なのです。
しかし高市首相は今までの女性政治家のように女性の権利などを声高に主張するタイプではなく、粛々と仕事を進めていくタイプです。
そして説明するべき事があれば、かなり誠実に、しかしユーモアを交えて細かい部分まで一生懸命説明します。それは女性性を表に出した今までの女性政治家とは大きく違う部分です。
そして高市首相が使用しているカバンや文房具といったものも非常に実用性が高く、地味なデザインでこれまた女性性を主張しているわけではありません。似たようなものは一般の人が職場で使うことも可能です。それが大人気で売れまくっています。
つまり女性有権者の若い層は自分が職場で使うこともできるグッズを愛用する高市首相に大変な親しみを覚えているということです。
つまり日本の最近の若手の女性たちというのは、かつての左翼系のフェミニストの有名人や政治家のような人には興味がないのです。確かにそういうタイプの人たちはSNSでも全く人気がありません。
おそらくこれは彼女たちの多くが今では共働きの女性として家計の多くを担っているというのがあるのだと考えます。
私は氷河期世代ですが、私が働き始めた頃はまだ専業主婦になりたがる同級生もいましたし、フルタイムの共働きの家庭持ちになる人もいましたが、今よりも割合は少なかったです。
しかし今の若い子たちはすでに中学生くらいでも将来は家庭を持っても働き続けるという意識を持った女の子が非常に多いです。そして彼女たちはもっと上の世代のように男性に頼るという意識があまりありません。非常に独立していて強いのです。
確かに日本の街中で若い世代を見ていても、男子にどんどん指導したりはっきりとものを言っている女性が非常に多く驚かされることがあります。
そういう子たちが自分たちのロールモデルとするのが高市首相なのでしょう。彼女たちは家計を支える自分たちの姿を高市首相に見ているわけです。
それは男性と対立することばかりに時間を使う昔ながらのフェミニストや左翼ではなく、あくまで仕事人として淡々と仕事し、家族を支えていく女性の姿です。

メイベル・タナカさん Hoppers 公式サイトより
メイベル・タナカ
情熱的な動物愛好家であり、自分の信念に忠実に突き進むメイベルは、大きな動物から小さな生き物まで分け隔てなく大切にする一方で、人間に対しては時に苛立ちを感じることもある。穏やかで愛する祖母・タナカと過ごす時間の中で、メイベルは自然がもたらす美しい静けさに安らぎを見出してきた。しかし、彼女が幼い頃から守ってきたその森が脅かされることになる。
声なき存在のために戦うことは、メイベルにとってごく自然なことだが、動物たちを再びその森へ呼び戻すという彼女の計画は、思っていた以上に困難なものだった。粘り強く、恐れを知らない彼女は、その目的のためにあらゆる手段を使う——スケートボードさえも駆使して——市長ジェリーによる動物たちの住処の破壊を止めようとする。
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世界のニュースを日本人は何も知らない7 フェイクだらけの時代に揺らぐ常識









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