2025年12月9日発売の私の最新書籍である『世界のニュースを日本人は何も知らない7』でも取り上げていますが、海外は意外と男女差別に関して厳しい部分があり、日本の方が自由だったりします。

例えば先進国は女性は今のトレンドだと長いロングヘアで金髪にするとかメイクをバッチリするというのが典型的です。美容整形では豊胸やお尻にシリコンを入れるのが大人気。唇にシリコンを入れすぎてタラコみたいになっている人もいます。
つまりそれだけ女性的な部分を強調しないと人気者になれないということです。

Mariia Vitkovska/iStock
その一方でユニセックスな感じを持った人もいます。
ただあくまでこういう人たちは主流ではありません。
意外ですが日本の方がショートヘアの女性が多かったりします。そして意外とユニセックスなファッションをした女性が多いのです。
うちの家人が日本に滞在中に驚いたのは、日本には男性か女性かわからない人が多いということです。
それは女性的な感じの男性を指しているのではなく、特にユニセックスなスタイルの女性が多いからとても驚いたというのです。
女性であっても日本は体の線が見えないようなパンツを履いていることが多いし、ショートヘアの人が多いよねというふうに驚いているのです。
そしてメイクも控えめですし、あまりセクシーさを強調しない人が多いんだねと驚いていました。
つまりそれはどういうことかというとイギリスやヨーロッパは正反対であるということです。
ユニセックスな感じのキャラがアニメや動画の世界では支援されていても、現実の世界では女子はかなりセクシーにしていないと人気者になれないという現実も存在しています。
実際にイギリスの女子中高生を見ていると、日本人でもびっくりするようなミニスカートに、セクシーなロングヘアにしてメイクバッチリという子たちもかなり多いのです。
この子たちは出かける時は驚くような露出度が高い服を着ています。日本の感覚であれば水着に近いような感じです。
そして10歳にもなれば彼氏がいるということを他の友達に自慢するのです。つまりそれだけ周りからセクシーでなければいけないというプレッシャーがあるということです。
このようにかなり早い時期から女性であることを意識しまくったファッションや美容への注力は、実はイギリスだけではなくアメリカやカナダでも問題になっています。子どもらが勉強や運動に熱心に取り組まず見た目だけに熱心、しかも早いうちから異性を意識するので望まない妊娠や性感染症などが少なくないからです。
イギリスにはいまだに10代で妊娠してしまう女子が大勢います。欧州で最も多いのです。妊娠した女子は学校を中退し、若くしてシングルマザーとなり福祉に頼った生活をします。シングルマザーは公営住宅に入りやすいので、わざと妊娠して家を出ていく若い女の子も多いのです。しかし日本よりはるかに資格重視で学歴社会なので仕事がありません。
そして男子の場合は刈り上げにムキムキマッチョが男らしさ。ジムに通って鍛えまくり、高価なプロテインやトレーニング機器にスポーツウェアを買い、男らしさを競うのが定番です。これが小学校4年生ぐらいから兆候が出始めます。
早い子だと俺には彼女がいると自慢を始めます。周りの圧力があったり、親や兄弟、親類が子どもに見せるべきではないコンテンツを見たり、社交場に連れて行くので、早いうちから男は男らしく、性的な話をするべきだ、彼女がたくさんいるのがいいと思い込んでしまうのです。男子も、見た目や男女の付き合いに注力してしまうので勉強をしなくなります。
そしてマッチョではない男子に対しては熾烈ないじめが始まります。髪の毛が少し長い、持ち物や服が女っぽいなどです。日本よりもはるかに寛容性がありません。
そんな中でユニセックスな人が多い日本はある意味最先端を行っているといえるのです。だからアメリカや欧州から、ユニセックスな感じの人や、そういう男女の違いを強調する文化を嫌がる人が日本に引っ越してくるのです。
【関連記事】
- 日本の特撮が世界に及ぼした影響 谷本 真由美
- Pixar「ビーバーアニメ」が映すZ世代女子のロールモデル変化 谷本 真由美
- 日系アメリカ人が主人公のPixar「ビーバーアニメ」に見る「素敵な女の子」の変遷 谷本 真由美
- イランの攻撃を受けるドバイがインフルエンサーを必要とした理由 谷本 真由美
- 総選挙に見る日本とスウェーデンの類似性 谷本 真由美
- イランの攻撃を受けるドバイのインフルエンサー誘致から日本が学べること 谷本 真由美
■

世界のニュースを日本人は何も知らない7 フェイクだらけの時代に揺らぐ常識










コメント