斎藤知事へ「人殺し」暴言で刑事告訴の菅野完氏、過去の加害行為が注目される

兵庫県の斎藤元彦知事は、6月3日の定例記者会見でフリージャーナリストの菅野完氏から「人殺しやないかお前は」などと暴言を浴びせられたとして、名誉毀損容疑で生田署に刑事告訴した。9日付で受理されたこの一件で、菅野氏の過去の言動や問題行動が改めて注目を集めている。

  • 兵庫県の斎藤元彦知事の記者クラブが主催する定例記者会見で、フリージャーナリストの菅野完氏が、元県民局長の自殺をめぐって「人殺しやないかー、オマエはー」と叫んだことが問題になっている。
  • 政治家への厳しい追及は必要だが、根拠を示さず相手を「人殺し」と断じる行為は、報道の自由ではなくただの暴言でハラスメントである。

  • 菅野完氏は2012年、自身が関わる政治運動の賛同女性を呼び出し、性的暴行を加えたとして民事訴訟で敗訴した。被害女性は悲鳴を上げたにもかかわらず押し倒され、性行為を強要されたと主張。一審・控訴審で菅野側の責任が認められ、慰謝料100万円の支払いを命じられた。菅野氏は当初謝罪文を書いたが、裁判になると主張を翻した。(参照リンク
  • 同氏自身が2018年に公開した声明で、加害癖とハラスメント癖を認め、「自分より弱い人」や「立場の悪い人」、さらには自分の子供に対しても横暴に振る舞い、尊厳を踏みにじる行為を繰り返してきたと告白した。認知行動療法を受けていると主張するが、再発防止の実効性は疑問視されている。(参照リンク
  •  2013年には反差別運動団体(People’s Front Of Anti-Racism)でカンパ金約90万円を着服し、永久追放処分を受けた。野間易通氏の右腕的存在だったが、女性関係の悪評も事前に指摘されていたという。参照リンク
  •  アメリカ留学時代にも女性暴行関連の逮捕歴があり、逮捕状が出ていたとの報道もある。こうした過去を抱えながら、森友学園問題などでメディアに登場し、著書を出版などして注目を集めてきた。参照リンク
  •  今回の記者会見では、元県民局長の自殺問題をめぐり感情的に割り込み、会見を混乱させた。公の場で「人殺し」と叫ぶ行為は、過去の加害体質の延長線上にあるとの批判が強い。兵庫県政記者クラブは菅野氏を出入り禁止とした。参照リンク
  • 菅野氏の過去の性被害事件や着服問題を挙げ、「加害者が正義を装う典型」「暴言の背景に本人の問題性がある」との声が相次いだ。
  • 菅野氏の発言は、知事の回答に不満を抱いた末の感情的な暴発だった。元県民局長の自殺という重大な問題を扱うなら、必要なのは罵倒ではなく、事実に基づく冷静な質問である。
  • 公の記者会見で「人殺し」と叫ぶことは、相手の名誉を傷つける行為に等しい。批判と罵倒は違う。政治家を追及する権利はあっても、根拠なき断罪が許されるわけではない。
  • 記者会見は、行政トップに説明を求める重要な場である。そこが感情的な糾弾の場になれば、会見そのものの機能が失われる。

この事件は、菅野完氏のこれまでの言動がもたらす問題を象徴している。公人批判の名の下に暴言を繰り返す人物の責任が問われる中、告訴の司法判断が注目される。真摯な取材ではなく、感情的で加害的な行動が行政や社会に与える悪影響を、改めて検証すべきだろう。

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