最初からこうなる事が見えていた。
海外で育って、日本の素晴らしさを国会議員の中で誰よりも海外に発信したいと願っていた私が反対してきた理由は「食い物にされるから」。
その通りになってしまった。【独自】「クールジャパン機構」廃止案 政府検討へ、累積赤字が拡大https://t.co/WxBYQuN7M1
— 松田公太 (@matsudakouta) June 12, 2026
- 24年度末時点の累積赤字は383億円に達し、25年度も大幅改善の見通しが立たない。バイオ素材開発のスパイバー社への約140億円出資が焦げ付き、私的整理に入ったことが決定打となった。
- 設立当初はアニメ、食品、工芸品などの「クールジャパン」を世界に売り込むと喧伝されたが、民間資金を呼び込むはずのリスクマネー供給が失敗。収益化の目途が立たず、毎年100億円規模の国費投入が続いた。
- 「公金チューチュー構造」「利権談合の温床」との批判が殺到。クリエイターに十分な資金が回らず、官僚や関係企業の天下り先になったとの指摘が相次いだ。
むかーしクールジャパン機構のこと調べた時、赤字はそらそうと思ったんですけど、そもそも作品の発表が全くなかったのが衝撃でした。クールジャパン機構の支援でこれができました!っていうアピールがこの10年で何本できるんだろうか https://t.co/OeQvDenzFF
— 行政書士ゼロコーラ (@freeplay_hote) June 13, 2026
国の資金を回収できるかどうかも分からない事業に投資して巨額の赤字が出ても誰も責任を取らない無責任ジャパン機構
>累積赤字額は24年度末時点で383億円に上った。 https://t.co/2RVVvYsHF0
— 霞ヶ関女子 (@kasumi_girl) June 13, 2026
- 東洋経済オンラインなど経済メディアは、スパイバーの3度目の計画未達を「トドメ」と報じ、投資判断の杜撰さとリスク管理の甘さを問題視。安倍政権の目玉政策が「負の遺産」として批判を集めている。
ついに尽きるクールジャパン機構の命運、スパイバーの業績不振がトドメ/3度目の計画未達で「廃止」「統合」を検討へhttps://t.co/CnD5ER61Ck
— ありゃりゃ (@aryarya) March 19, 2026
- 政府は廃止を視野に入れるが、1400億円超の政府出資分の回収可能性は極めて低いという。責任の所在は曖昧で、検証すら不十分なまま税金の損失が確定しそうだ。
クールジャパン機構の事例は、政府が文化振興の名目で市場に介入する限界を如実に示した。民間主導を謳いながら実態は公金依存の失敗事業となり、成果より赤字を積み上げただけに終わった。こうした無責任な税金投入を繰り返さないよう、徹底した検証と再発防止策が求められる。

クールジャパン機構HPより







コメント
「クールジャパン機構」のニュースを読むと、「日本のやり方は失敗だったの?」と思いますよね。でも、ここで大事なのは「**他の国はどうしているのか**」を知ることです。なぜなら、他の国とくらべることで、「日本の何がよくて、何がまずかったのか」がはっきり見えてくるからです。
そこでここからは、日本以外のG7(主要7カ国)――**アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダ**――が、自分の国の文化(映画・音楽・アニメ・ファッション・食べ物など)をどうやって世界に広めているのかを、できるだけくわしく見ていきます。
最初に結論を一言で言うと、こうです。
> **どの国も「文化を世界に広める政策」は持っている。やり方は、税金を安くする、補助金を出す、文化交流をする、政府系の金融機関がお金を出す……などさまざまだ。その中で日本は、「政府の出すお金が大きい官民ファンドが、個別の会社に大規模なお金を出す」というやり方の色が、とくに強かった。**
つまり、日本で問題になっているのは「文化を応援したこと」ではなく、「**応援の仕方(お金の出し方)と、その管理の仕方**」だったのです。では、一国ずつ見ていきましょう。
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### 1. アメリカ:政府はほとんど口を出さない「民間まかせ」型
まず、世界一の「文化大国」アメリカから見てみましょう。
ハリウッド映画、ディズニー、ネットフリックス、ポップ音楽、そしてYouTubeやインスタなどのIT。これらはすべて、アメリカが世界中に広めた「文化」です。きっとあなたも、一つくらいは見たり聞いたりしたことがあるはずです。
ではアメリカ政府が「アメリカ文化を世界に広めるぞ!」と言って、大きなファンドを作り、映画会社の株を買っているのかというと――**そういうやり方は、あまり目立ちません**。
アメリカの考え方は、とてもシンプルです。「**文化でもうけるのは、民間(会社や個人)の仕事。政府は出しゃばらない**」というものです。映画も音楽もITも、強い会社どうしが競争して、自分たちの力で世界を勝ち取ってきました。
では政府はまったく何もしていないのかというと、そうではありません。アメリカ政府がやっているのは、主に次のようなことです。
– **国のイメージを良くする活動**:国務省という役所が、外国との文化交流(留学生を招いたり、芸術家を派遣したり)を行い、「アメリカっていい国だな」と思ってもらう活動をしています。これを「**パブリック・ディプロマシー(広報外交)**」と呼びます。直接お金をもうけるのが目的ではありません。
– **商売の手助け**:商務省という役所が、アメリカの会社が外国で商売しやすいように、契約や著作権の守り方をアドバイスしたりします。
– **海賊版(ちゃんとお金を払わずにコピーされた商品)対策**:自分の国の映画や音楽が外国で勝手にコピーされないよう、外国の政府に「ちゃんと取りしまってね」と交渉します。
まとめると、アメリカは「**政府はうしろで土台を整えるのが中心。もうけるのは民間**」という、いちばん「政府が出しゃばらない」タイプです。
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### 2. イギリス:「税金を安くする」を中心に、いろいろな手で後おしする型
次はイギリスです。イギリスはビートルズやハリー・ポッター、人気ゲームなど、世界的な文化をたくさん生み出している国です。
イギリスには昔、「**クール・ブリタニア**」という有名な言葉がありました。1990年代に当時の首相が「イギリスってかっこいいでしょ?」と国のイメージを売り出した作戦です。実はこれが、日本の「クールジャパン」のお手本の一つとも言われています。
イギリスは音楽・映画・デザイン・ゲームなどを「**クリエイティブ産業**」と呼んで、国の大事な産業として位置づけています。そして、これらをのばすために力を入れているのが――**「税金を安くする」**という方法です。
ここがとても大事なポイントなので、くわしく説明します。
イギリスでは、映画やドラマやゲームを作る会社に対して、「**税額控除(ぜいがくこうじょ)**」という仕組みがあります。むずかしい言葉ですが、かんたんに言うと「**作品を作るのにかかったお金の一部について、はらう税金を安くしてあげる**」というものです。
ここで一つ、注意したいことがあります。「税金を安くするのだから、もうかっている会社しか得をしないのでは?」と思うかもしれませんが、それは正しくありません。イギリスの仕組みでは、**赤字(損)が出てしまった会社でも、その損の一部または全部を、現金として受け取れる税額控除に変えられる場合がある**のです。つまり、「もうかった会社だけが得をする制度」ではない、という点はおさえておきましょう。
それでも、日本のやり方とははっきりちがいます。
– 日本の機構は「**会社の株を買う**」ので、その会社がつぶれると、出したお金がそのまま**消えて(きえて)しまう**リスクがあります。実際、スパイバーという会社への約140億円が問題視されました。
– イギリスの税金優遇は、「作品づくりにかかった費用」をもとに支援するので、**「政府がこの会社にかけるぞ!」と特定の会社の株に大ばくちを打つ**やり方とはちがいます。
ただし、「イギリスは税金を安くするだけ」と思うのは早すぎます。イギリスには「British Business Bank(英国ビジネス銀行)」という政府系の金融機関があり、2026年にはクリエイティブ産業を支援するためのファンドに、最大4,500万ポンドものお金を出すことを決めています。つまりイギリスも、少なくとも**間接的には、創造産業へお金(投資的なお金)を出している**のです。
イギリスはこのほかにも、「Creative UK」や「BFI(英国映画協会)」といった組織を通じて、人材を育てたり、新しい才能をサポートしたりしています。基本の考え方は、「**会社がチャレンジしやすい足場(あしば)を整える**」というものです。
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### 3. フランス:「文化はお金もうけの道具じゃない」という思想+政府系金融も使う型
フランスは、ちょっと特別な考え方を持っています。それは「**文化例外(ぶんかれいがい)**」という思想です。
これはどういう意味かというと、「**文化は、ただの商品(お金もうけの道具)ではない。だから、お金もうけの理くつ(市場原理)だけにまかせてはいけない**」という考え方です。フランス人は自分たちの映画や芸術にとても誇りを持っていて、「アメリカの映画ばかりに負けてたまるか」という気持ちが強いのです。
そんなフランスの中心にあるのが、「**CNC(国立映画映像センター)**」という組織です。このCNCの仕組みが、とてもおもしろいので説明します。
フランスでは、映画のチケット代や、動画配信サービス(ネットフリックスのようなもの)の売り上げから、**少しずつ特別な税金を集めます**。そして、その集めたお金を、新しい映画を作る人や、若いクリエイターを育てるための「**助成金(じょせいきん)**(返さなくていい応援金)」として配るのです。
これはつまり、「**映画の世界の中で、お金をぐるぐる回して、文化を自分たちで守り育てる**」という仕組みです。
ただし、ここで大事な注意点があります。**フランスは「株を買う投資はしていない」と思ったら、それはまちがいです。** フランスには「**Bpifrance(ビーピーアイフランス)**」という政府系の金融機関があり、文化・創造産業の会社に対して、**40万ユーロから1,000万ユーロもの少数株式投資(会社の株を一部買う形の投資)**を行うと、はっきり公表しています。「La French Touch(ラ・フレンチ・タッチ)」という取り組みでも、創造経済の会社にエクイティ(株式)投資をしています。
つまりフランスは、
– 一方では、CNCのように「**業界の中で集めたお金を、助成金として配る**」仕組みを持ち、
– もう一方では、Bpifranceのように「**政府系の金融機関が、会社の株を買う投資をする**」仕組みも持っている、
という、いくつもの手段を組み合わせている国なのです。ここは「フランスは投資をしていない」と単純に言ってはいけない、大事なポイントです。
フランスは海外への発信も熱心で、「**アンスティチュ・フランセ**」という機関が、世界中でフランス語の教育や芸術の紹介をしています。これも「もうけ」が目的ではなく、「フランスのファンを世界に増やす」のが目的です。
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### 4. ドイツ:「もうけ」より「文化を大切にする」型
ドイツは、フランスと少し似ていますが、もっと「商売っ気(しょうばいけ)」が少ない国です。
ドイツが大事にしているのは、「**お金をもうけること**」よりも、「**芸術の価値**」や「**いろいろな文化が共に生きること(多文化主義)**」です。
ドイツの中心になるのが、「**ゲーテ・インスティトゥート**」という組織です。これは世界に約150か所もある拠点(きょてん)で、ドイツ語を教えたり、ドイツの芸術や文化を紹介したりしています。日本にもありますよ。
このゲーテ・インスティトゥートは、「投資ファンド」とはまったくちがいます。会社の株を買ったりはしません。やっているのは、「**人と人との交流**」や「**教育**」です。つまり、「ドイツのことを好きになってくれる人を、世界中にコツコツ増やしていく」活動です。
お金の規模(きぼ)を見てもちがいがわかります。ドイツの「文化・創造産業イニシアチブ」という政策では、ある時期(2020〜2023年)の予算は約1,990万ユーロ(日本円にしておよそ30億円ほど)でした。一方、日本のクールジャパン機構は、政府が出したお金だけで**1,406億円**(2026年3月時点)という、けたちがいの規模(きぼ)です。ドイツが「**身の丈(みのたけ)に合った文化支援**」をしているのがよくわかります。
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### 5. イタリア:「メイド・イン・イタリー」というブランドを売る型
イタリアと聞くと、何を思いうかべますか? ピザやパスタなどの食べ物、グッチやプラダなどのファッション、おしゃれな家具やデザイン……。これらはすべて、世界で大人気の「**メイド・イン・イタリー(イタリア製)**」です。
イタリアの作戦は、この「メイド・イン・イタリー」というブランドを、文化や品質、その土地ならではの良さと結びつけて、世界に売り込むことです。
中心になっているのは、「**イタリア貿易振興会(ITA)**」という組織です。ここがファッションや食、デザインなどを、外国の見本市(みほんいち)(商品の展示会)に出したり、宣伝したりして、海外で売れるように後おしします。
ここでも日本とちがうのは、**イタリアの作戦は「すでに強いブランド」を宣伝し、守るのが中心**だということです。「これからのびそうな会社の株を買って、一発当てよう」という投資ファンドのやり方とはちがいます。「もうすでに人気のあるもの」を、もっと売れるように手助けする、という発想です。
ですから、イタリアの考え方は日本の「クールジャパン」と気持ちの上では似ています(自分の国の良いものを世界に!という点で)。でも、やり方は「**宣伝とブランド作り**」が中心です。
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### 6. カナダ:「補助金」と「見本市への参加」で助ける型
最後にカナダです。カナダには「**クリエイティブ・エクスポート・ストラテジー(創造産業の輸出戦略)**」という、わかりやすい政策があります。
これは、カナダの文化に関わる産業――工芸、舞台芸術、デザイン、映像、音楽、出版、デジタルメディアなど――に対して、次のような手助けをするものです。
– **海外でプロジェクトを行うためのお金(補助金)を出す**
– **海外の見本市(みほんいち)やイベントに参加できるようにする**
– **「外国で売るにはどうすればいいか」という情報やアドバイスを提供する**
ここでのポイントも、やはり日本とのちがいです。カナダがやっているのは「**補助金(返さなくていい応援金)**」「**イベントへの参加サポート**」「**アドバイス**」が中心です。あくまで「会社がチャレンジするのを、横から助ける」という立場が強いのです。
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### G7各国をまとめると、どうなる?
ここまで6か国を見てきました。各国の「中心となるやり方」を整理すると、こうなります。
| 国 | 中心となる文化支援のやり方 |
|—|—|
| アメリカ | 文化交流・商売の手助け(民間まかせ) |
| イギリス | 税金を安くする+政府系金融による投資もあり |
| フランス | 業界内で集めた助成金+政府系金融(Bpifrance)による株式投資もあり |
| ドイツ | 文化交流・教育(小規模) |
| イタリア | ブランドの宣伝・輸出支援 |
| カナダ | 補助金・見本市参加の支援 |
| 日本 | **政府出資の大きい官民ファンドが、個別企業に大規模な出資** |
この表を見ると、一目でわかることがあります。それは――
> **G7のどの国も、文化を世界に広める政策はちゃんと持っている。お金の出し方も、税金・補助金・交流・政府系金融による投資など、いろいろある。その中で日本は、「政府の出すお金が大きい官民ファンドが、個別の会社に大規模なお金を出す」というやり方が、とくに目立っていた。**
ということです。
他の国がやっているのは、大きく分けると次のようなものです。
1. **税金を安くする**(イギリスなど)
2. **返さなくていい補助金を出す**(カナダ、フランスなど)
3. **文化の交流や宣伝をする**(アメリカ、ドイツ、イタリアなど)
4. **政府系の金融機関が、会社にお金(投資的なお金)を出す**(フランス、イギリスなど)
では、日本のクールジャパン機構は何がちがったのでしょうか。それは――
– 政府の出すお金がとても**大きかった**こと(1,406億円)
– それを、**個別の会社に大規模に**出したこと
– そして、「**文化を応援する**」という政策の目的と、「**もうける(投資で利益を出す)**」という目的を、同時に追いかけようとしたこと
ですから、本当に問われているのは「**文化を支援したこと**」が悪かったのか、ではありません。問われているのは、「**政府系のファンドとして、どの会社が有望かを見ぬく力(目利き)、リスクの管理、そして出口戦略(どうやってお金を回収するか)が、十分だったのか**」ということなのです。これが、今回のニュースの本当の意味です。
—
### で、結局どう考えればいい?
他のG7の国に学ぶなら、日本がこれから考えるべきことは、はっきりしています。「文化を応援すること」自体をやめる必要はありません。大事なのは、**応援の「仕方」と「管理」**です。
政府系のファンドで会社にお金を出すなら、目利き・リスク管理・出口戦略をきちんと整えること。あるいは、フランスやイギリスのように、税金を安くしたり、補助金を出したり、政府系金融が間接的に支えたりと、いろいろな手段をバランスよく組み合わせること。そして、クリエイターや会社が世界で活やくしやすいように、海賊版対策をしたり、はたらく環境を良くしたりする「**裏方(うらかた)**」の役割も大切にすることです。
土台がしっかりして、お金の出し方の管理がうまくいけば、日本の文化は世界にもっと広がっていける――私はそう考えています。