先日、GMOの出した「在宅勤務の完全廃止」のリリースが大きな反響を呼びました。
【参考リンク】在宅勤務「生産性は高まらない」 GMO代表が語る原則出社の真意
もともとコロナ禍に際し速やかにリモートワークを導入した同社は、コロナ後も週一日のリモートワーク可能な制度を維持していました。
それをグループで原則廃止、週5日の完全出社を義務付けるというものですね。
他にもフルリモートを廃止し週3日の出社を義務付けたYahooのように、どちらかというと大手企業ではリモートワークの見直しが目につく印象はありますね。
一応言っておくと、筆者自身のスタンスは「フルリモートはハードルが高いし相当業種を選ぶだろうが、週2日程度を従業員が選択して在宅勤務できる選択式リモートワークは導入しておいた方が良い」というものです。
ただ、それは別にしても、ちょっとこのリリースには違和感があるんですよね。
在宅勤務で本当に人は手を抜く(=サボる)ものなんでしょうか?
そもそも、在宅勤務の目的は何なのでしょうか?
いい機会なのでまとめてみたいと思います。

良いサボり、悪いサボり
突然ですけど、筆者は世の中には「悪いサボり」と「良いサボり」があると考えています。
悪いサボりというのは、やるべきことを全然やらずに「あ、サボってました、てへ」みたいなノリの奴です。
イメージとしては夏休みの宿題をサボる小学生をイメージしてもらえればいいでしょう(というか、マトモな会社にはあんまりそういう人はいないと思いますが)。
一方で良いサボりというのは、本人がやるべきことをしっかりやった上で、空いた時間を好きに使うことだと個人的には考えています。
よく「在宅勤務してる人はネトフリ見たりゲームしたりしてサボってる奴が多い」といった批判の声を耳にします。
でも、ちゃんと与えられたミッションを効率的にこなしたうえで空いた時間を有効活用しているのなら問題ないというのが筆者のスタンスです。
平日のネットカフェなんかに行くと、昼間からくつろいでいる営業マンを目にしますが、あれに目くじら立てる人ってあんまりいないですよね。
数字さえ取れていれば空いた時間をどう使おうが構わない、というのは、実は「業務範囲と責任」の明確化されている営業職などでは、日本企業においても割と一般的な考えだったりします。
さて、仮にそんな人たちを「けしからん!」とエラい人が言って無理やり出勤させても、チンタラ働いて同じ仕事を長く薄く延ばしたり、無駄な打ち合わせを作ったり、一生懸命タイピングして仕事してるふりをするだけでしょう。
少なくとも筆者の知る限り、ほとんどの企業では上記のような「仕事してるふり」は百害あって一利なしなので頼むからもうそういうのは止めて欲しいというのが本音ですね。
そして、それがコロナ化が過ぎてもリモートワークを残す企業が割と多かった理由でもあります。テキパキ働いて、浮いた時間を自己投資やワークライフバランスの充実に使ってくれるならそれで十分だろうという考えです。
余談ですが、近年じわじわ広がっているみなし残業も趣旨は同じですね。
あの狙いは「あらかじめ一定の残業代は出すから、無駄に仕事を引き延ばさず必要なことに集中してほしい、もちろん定時で帰ったってかまわない」ということです。
「月50時間分のみなし残業代があるということは50時間は残業させられるということだ!」みたいにイキってる氷河期世代のオジサンがよくいるんですけど、それあんたが若手だった20年以上前の話でしょ(苦笑)
売り手市場の今そんなことやったら誰も残らないですから。
そういう観点から見れば、筆者が上記報道に抱いた違和感も理解してもらえるでしょう。
本当に職場で働いていた時と同じ分の成果をきっちり上げているにもかかわらず、タイピング数が目に見えて減っているのなら。
筆者ならむしろ「無駄な仕事が減って良かった」と受け止めますね。
逆に、一生懸命タイピングする姿を見せてアピールしないと許されない職場の方にこそ、何か深刻な病巣が潜んでいると感じられるのは、筆者だけでしょうか。
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以降、
組織に無駄を見直させるために必要なこと
無駄を見直せる企業、見直せない企業
Q:「私大文系卒で事務職30代なんですがAIと戦って生き残れるでしょうか?」
→A:「変にこだわりが無い分、生き残れる確率は高い気がします」
Q:「消費税減税、なかなか決まらないのは誰のせい?」
→A:「そりゃ言い出しっぺの高市さんですね」
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