ヴィダル・フルーリーの試飲会&ディナー(パリ)

「ヴィダル・フルーリー」の試飲会&ディナー、9区にある人気ビストロノミー「レヴァデ」で。

1781年、フランス革命前にコート・ロティに創業したローヌ渓谷ワインの老舗。革命前夜、アメリカ大使だったトーマス・ジェファーソンが訪れて二週間滞在したそう。コート・ロティからシャトーヌフ・デュ・パープまで、ローヌ渓谷のほぼ全部のアペラシオンのワインを作ってる。

まずは試飲。

白は、クローズ・エルミタージュ23、サン・ペレ24、サン・ジョゼフ24。

赤は、クローズ23、サンジョ22、シャトーヌフ22、エルミタージュ23、コート・ロティ21。

まだまだみんな若いけど、頑なながらポテンシャル抜群のエルミタージュ、ラヴ。このアペラシヨンは、ローヌワインにおける私の初恋。白も赤も💕

試飲の後は、ペアリングディナー。

とっても上手なパテクルート&野菜のピクルスに、コルナス22。このコルナスに、今宵みんな大絶賛。

まだごく若いのに、すでにシルキーな喉越しでタンニンも落ち着いてる。同じミレジムのサンジョやシャトーヌフとも改めて飲み比べても、ダントツでコルナスがしなやか。土壌なのかなぁ。みんなで目を見開く。上品なパテや爽やかなピクルスとの相性はいうまでもない。

コルナスといえば、ティエリ・アルマン。確かに彼のコルナスもエレガントでシルキーで、強いはずなのにどこかたおやかだったっけ。昔、彼のドメーヌに行ってピュジャージュして足を紫に染めたのを思い出す。楽しかったね♪

ほろほろ鶏のロースト&ワインソースには、「ヴィダル・フルーリー」自慢のコート・ロティ”ラ・シャティロンヌ”19。”焼けた丘”のワインは全体的に雄々しく土の深い香りたっぷりで王者の風格!だけど、ここのはワントーン柔らかいというで、19、すでにバランスいいけど、もう少し待ったらより美しく花開くだろうな。

数年前に、”ラ・シャティロヌ”の垂直試飲をしたなぁ、と、カレンダー見返したら、10年前だった。時間の流れの早いこと…。

最後は、まろやかで華やかで甘やかな香りと風味のコンドリユー22に、トム・ド・グリゾンとブリー。フルーティーな甘みの極上トム(スイス&アントニー万歳!)が、ヴィオニエならではの芳醇でふんわりしてかつちょっぴりスパイシーな甘みによく合う。

2000年からディレクターとなったアントワヌ・デュプレのワイン話を楽しみながら、とても興味深い試飲会&ディナー。

アンピュイにあるカーヴに行きたいな、と太ってきた月に願う。


編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々6」2026年4月2日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々6」をご覧ください。

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