沖縄北部の大型テーマパーク「ジャングリア沖縄」が、開業から1年余りで資金繰りが行き詰まった。運営会社ジャパンエンターテイメントの2026年6月期決算は約89億円の最終赤字、その親会社は約173億円の最終赤字となった。(fnn.jp)

沖縄テレビ放送
これに政府系の沖縄振興開発金融公庫が、事業の資金繰りを支えるため30億円のつなぎ融資を行う方向で最終調整に入った。クールジャパン機構の目玉だったジャングリアの赤字を公金で埋めることに批判が高まっている。
赤字の大きさより深刻な資金繰り
テーマパークは開業初年度に費用が先行する。したがって、赤字という数字だけで事業の成否を決めつけることはできない。ただし、営業を続ける現金が足りなくなれば話は別だ。つなぎ融資は当面の時間を買えても、その間に来場者を増やし、収支を改善できなければ、同じ問題が繰り返される。
25日の株主総会では、事業計画を主導した「刀」の責任を問う声が株主から上がり、パーク側は運営継続に向けて新たなスポンサーを探す方向性を示したという。追加の資金だけでなく、当初計画をどう見直すかが問われている。
刀への公的出資はすでに80億円
刀を経営するのは「数学マーケティング」でカリスマ的な人気を誇る森岡毅氏。官民ファンドのクールジャパン機構は2022年、沖縄のテーマパーク事業などを進める刀に対し、80億円の出資を決定した。
森岡氏の人気を支えてきたのは、勘や根性論に頼らず、消費者の行動を分析して需要をつくるという方法論だ。USJなどの実績もあり、ジャングリアはその手腕を新しい大型事業で示す舞台と見られていた。
カリスマ森岡毅氏の説明責任
刀が手がけた東京の「イマーシブ・フォート東京」も、2026年2月に営業を終えた。個々の事情は異なるとしても、新規施設の需要をどう見積もるかは、森岡氏にとって避けて通れない論点になっている。(ITmedia ビジネスオンライン)
25日の株主総会では刀の責任を問う声が上がり、パーク側は新たなスポンサーを探す方向性を示したという。数学を看板にした事業なら、予測が外れた原因も数字で説明してほしいものだ。
また公金を80億円も出資したクールジャパン機構の収支はどうなるのか。もうかったら民間が取り、失敗したら公金で救済するのでは、官民ファンドはモラルハザードの温床である。高市政権の「17分野の成長投資」もこの拡大再生産になるのではないか。






コメント