イギリスのボリス・ジョンソン首相が、与党・保守党の党首を辞任すると表明しました。次の党首が就任する10月までは首相にとどまるとのことです。
コロナ禍のロックダウン中に首相官邸で開かれたパーティーに参加したことや、保守党の幹部が性的問題で辞任したことなどが党内外から批判の対象となっていました。そのため、スーナク財務相、ジャビド保健相など、重要閣僚が次々と辞任していました。また、ジョンソン首相の政権運営に抗議して、数十人の与党・保守党の議員らが政府の役職を辞任したと見られています。このため、政権運営の継続が困難だと判断した模様です。
しかし、当面は政治的な混乱が続くことが避けられないという見方が優勢です。
すぐに辞めるのは保守党党首で、新党首が決まるまでは首相の地位に留まります。
(1) 決まるまで何も言わないつもりで沈黙していましたが、英国のジョンソン首相が遂に辞意を表明。辞めるのは保守党党首で、今のところ新党首が決まるまでは首相の地位に留まる見込みです。いま党首選を開始すれば、秋の党大会シーズン前に新首相を選出できること、https://t.co/0grpYbxukz
— Daisuke IKEMOTO/池本 大輔 (@MGULaw) July 7, 2022
民主主義があまり機能していない国の出身の方から見ると、民主主義が機能していると評価する声があります。
辞任の報道は、驚きをもって迎えられました。
ジョンソン首相が辞任したのは本当?→そのトーリー
— デーブ・スペクター (@dave_spector) July 7, 2022
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ジョンソン首相は、福島産の農産品を食べる動画を投稿したり
福島産の農産品の輸入規制を撤廃したりしてくれました。
ジョンソン英国首相@BorisJohnsonと会談しました。
英国は、福島産の農産品などの輸入規制を、明日から撤廃するとの素晴らしい知らせを頂きました。
被災地の方々を勇気づける決定です。
ボリス、ありがとう❗️ pic.twitter.com/8U2VnCKrj8— 岸田文雄 (@kishida230) June 28, 2022
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ウクライナ情勢にも影響が出てくるのか注目が集まります。ウクライナの人びとからは大きな支持があっただけに、衝撃をもって受け止められているようです。
ロシア連邦政府は、ジョンソン氏の辞任を歓迎しています。
ロシア、ジョンソン英首相失脚を歓迎 「愚かな道化師は去った」 https://t.co/WqA5dG6N8u
— ロイター (@ReutersJapan) July 7, 2022
ロシアによるウクライナ侵攻に関しても、次期首相のスタンスが注目されます。
今回の辞任で、イギリスの環境政策の変化を期待する声もあります。
ジョンソン首相は、グレタ氏からは"blah blah blah"と揶揄されましたが、実際には環境タカ派として、環境原理主義的な政策を推進し、各国に同調を呼びかけました。今回の辞任を機に英国が変化することを期待しますが、北海の資源枯渇という国内事情を考えれば期待薄と考えますhttps://t.co/iWc5XoxlUU
— 藤原かずえ (@kazue_fgeewara) July 7, 2022
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やっぱりイギリスは日本とはちがう、と。
118回の虚偽答弁を首相がしても閣僚は誰一人抗議の辞任をしなかった日本と大きな差
ジョンソン英首相が辞意、声明発表へ パーティー問題など不祥事続き
不信強めた与党保守党内で辞任論高まり、財務相ら主要閣僚を含む多数の政権幹部が抗議の辞任を発表。政権運営が困難に https://t.co/tayZWkwEL5
— 望月衣塑子 (@ISOKO_MOCHIZUKI) July 7, 2022
しかし、日本とちがいイギリスの政治家がいかにゲスでDQNなのかはアゴラでもおなじみのめいろまさんが「
ジョンソン首相は、国民的な人気から首相に推された面があるので、人気がなくなれば保守党からしても守る必要はないと判断されたようです。ジョンソン首相の後任の首相が注目されます。
ボリスの次は誰が英首相になるんだろう…西側諸国の政治も大きく変わり始めた。
— 猫組長 (@nekokumicho) July 7, 2022