戦争が勃発してからロシア領内からの攻撃を甘んじて受け続けていたウクライナですが、ロシア領内への越境攻撃を本格的に開始しています。
ロシア領内に「戦線押し込む」 - 越境攻撃でゼレンスキー氏https://t.co/kVdCUfXOZJ
— 共同通信公式 (@kyodo_official) August 10, 2024
ゼレンスキー大統領はロシア領内への越境攻撃が実行されたことを公の場で公言しています。
ウクライナ軍のロシア越境攻撃、ゼレンスキー大統領が公に認める https://t.co/rSl2C0rvkN
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) August 12, 2024
ウクライナ軍がロシアのクルスク州内に軍隊を進出させていることは、ロシア国営メディアも認めています。今回の越境攻撃が行われたという事実はプーチン政権にとっては戦況が悪化していることを示す悪いニュースですが、それを隠しきれない展開となっています。
ウクライナ軍は少なくともクルスク州内の28の集落の制圧に成功しているみたいです。
"As of today, 28 settlements are under enemy control, the depth of penetration into the territory of the Kursk region is 12 kilometers, and the front's width is 40 kilometers" – Kursk region acting governor told Putin. Putin interrupted him and said not to mention numbers. https://t.co/3QQCKzuvCG pic.twitter.com/eW53dijFxI
— Anton Gerashchenko (@Gerashchenko_en) August 12, 2024
「今日現在、28の集落が敵の支配下にあり、クルスク地域の領土への侵入の深さは12キロメートル、前線の幅は40キロメートルである」とクルスク地域の知事代行はプーチン大統領に語った。プーチン大統領は彼の言葉をさえぎって、数字については言及しないよう言った。
ロシアにとって領土が海外の軍隊によって攻撃されるのは、第二次大戦中にナチス・ドイツに攻撃されて以来の出来事です。
今週相場も荒れていたが、もう一つ重要なことが実はロシアで起きています。ウクライナ軍は越境してクルスクに侵攻しました。ロシア本土が侵略されたのは第二次世界大戦以来の出来事。
pic.twitter.com/8mrzbIFKqp— Emin Yurumazu (エミンユルマズ) (@yurumazu) August 11, 2024
ウクライナがロシア領内を攻撃することを辞めさせるにはロシア軍がウクライナ領内から撤退する必要があります。しかし、プーチン大統領としてあげた拳がおろせない状況です。
「クルスク州の問題解決のためにはプーチンがウクライナから軍を撤退させるだけで良い」=米ホワイトハウス https://t.co/rkQWwpp3WM
— ウクルインフォルム日本語版 (@Ukrinform_JP) August 13, 2024
ゼレンスキー大統領はロシア領内を攻撃することで、プーチン大統領との「ディール」を目指していますが、越境攻撃を受けたことによりプーチン氏の態度が硬化することが危惧されます。そのような展開になれば、ロシア軍はさらなる報復を用意する必要性に迫られます。
今ウクライナが越境攻撃している地域は元々ウクライナ領で、フルシチョフがクリミアをウクライナに渡した時にロシア領になったとのこと。プーチンはこの話をよく知っているだろうから、やはりゼレンスキーは交渉を狙っている可能性が高い。
— Tetsuo Kotani/小谷哲男 (@tetsuo_kotani) August 11, 2024
ウクライナの越境攻撃は同国の「弱さ」を露呈しています。現在、ウクライナは軍人の高齢化や弾薬不足、そして支援国の「支援疲れ」など様々な課題を抱えており、手札が少なくなっています。それらの要因を考慮するとロシア領内への攻撃は危険をはらんだ賭けであるという見方もできなくはありません。
〈人員や物資で劣るウクライナ側が戦線を広げることにはリスクもあり、ゼレンスキー大統領の「危険な賭け」だと賛否両論が出ている〉
ウクライナ越境攻撃1週間 占領保持、交渉カードか 戦線拡大でリスク指摘もhttps://t.co/8haHi1bQBZ pic.twitter.com/qVsAznMRVw
— 北海道新聞「日ロ取材班」 (@hokkaido_ryodo) August 13, 2024
しかし、ロシアは第二次世界大戦が終結してから前例のない領土攻撃を受けているものの、クルスク州を防衛するために東部戦線からの部隊の移動を行っていません。これはロシア軍の余裕の表れであるという見方も。
しかし丸一週間経ってさすがにロシア軍も反撃に出るじゃろ、と思ったがいまいち動きが遅い。ロシアにしてみれば勝ってるドンバス戦線は捨てたくないのと、焦らずともクルスク戦線で破局的な負け方はしないという読みだろうか。
— ユーリィ・イズムィコ(42歳厄年) (@OKB1917) August 12, 2024
ウクライナ軍の越境攻撃はどこまで拡大するのでしょうか?そして、それは停戦をめぐる交渉にどのような影響を与えるのでしょうか?
【越境攻撃】ウクライナ軍、ロシア西部クルスク州の進撃範囲を次々と拡大pic.twitter.com/HkZoAUcpcc
— 保守速報 (@hoshusokuhou) August 11, 2024
ウクライナ軍の越境攻撃 ロシア側“28の集落が制圧された” プーチン大統領「民間人を攻撃する連中とどんな交渉ができるのか」と批判 https://t.co/J6KApMDjAS
— TBS NEWS DIG Powered by JNN (@tbsnewsdig) August 12, 2024
【参照】