石破茂総理の商品券配りは法的にも道義的にもアウトで辞任必至か?

朝日新聞がとんでもないスクープを飛ばしました。商品券をもらった側の議員が証言しているので、自民党内における「石破降ろし」の一つなのでしょう。

これに対して石破総理は深夜に記者会見を開き「プライベートなので政治活動ではなく、法的に問題ない」との見解を披瀝しましたが、これはかなり苦しい言い訳です。

第二十一条の二
何人も、公職の候補者の政治活動(選挙運動を除く。)に関して寄附(金銭等によるものに限るものとし、政治団体に対するものを除く。)をしてはならない。

本当に家族同士の食事会などであればまだしも、「首相公邸で」「自民党総裁として」行われた現職国会議員との会食が「政治活動」ではなくて一体なんだというのでしょうか。

不適切でなければ、受け取った議員たちはなぜ返却したのでしょうか。

一歩譲って、すぐさま全員が返却しているので仮に「法的には問題ない(有罪にはできない」としても。

そもそも裏金問題では法的に不起訴になっている議員たちを、大量に処分したのは石破総理総裁ご自身です。

返却されるくらいの「裏金・裏商品券」を自ら配ったことを認めているわけですから、ご自身に厳しい処分をくださなければまったく整合性が取れないことになります。

石破茂首相 首相官邸HPより

今日も続く予算委員会では、野党を中心に石破総理に厳しい追及が行われるでしょう。

政局をやっている場合か、150万程度でというご意見もあるかと思いますが、駄目なものは駄目だしやっていることがあまりにも酷いので、これは総理にケジメをつけてもらうほかないと感じます。

参院での予算成立と引き換えに総理辞任か、野党側が不信任案を突きつけるか。

急転直下、今後の展開に目が話せなくなってきました。


編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2025年3月13日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。