伊藤穣一氏、政府はエプスタイン文書の聞き取り検討も千葉工大学長は継続

米司法省が公開した、米富豪 ジェフリー・エプスタイン 氏関連文書に名前が多数登場したことを受け、伊藤穣一氏の公的ポストに影響が広がっている。伊藤氏は政府のグローバル・スタートアップ・キャンパス構想の運営委員を今月末で辞任する一方、千葉工業大学 学長は続投する方針であると発表した。

  • 米司法省が公開したエプスタイン関連文書において、伊藤氏の名前が多数登場し、エプスタイン氏と4千通以上のメールのやり取りがあったと指摘されている。

  • 伊藤氏は2019年、エプスタイン氏からの資金提供を受けていたことが判明し、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ所長を辞任した経緯がある。
  • 千葉工業大学は、2023年に伊藤氏を学長に選任する際、経歴のバックグラウンドチェックを実施し、MITがまとめた第三者報告書を精査した上で問題はないと判断していた。
  • 大学は2月28日、公式声明を発表し、最近の報道について伊藤氏本人に事実確認を行ったと説明した。その上で、本人が違法または不正な行為の存在を認識したことはなく、いかなる違法または不正な行為にも一切関与していないと大学として認識しているとした。
  • 千葉工業大学は、伊藤氏への信頼は変わらないとし、AI時代における教育と研究を牽引する役割を引き続き担ってもらう方針を示している。
  • 一方、米 ニューヨーク・タイムズ は、伊藤氏の関与が海外との協力関係において障害となる可能性があると報じられたことから、日本政府が進めるグローバル・スタートアップ・キャンパス構想の運営委員から外れることになった。
  • 政府内でも対応の検討が始まった。小野田紀美科学技術政策担当相は、事実関係について「聞き取りを検討する」との考えを示した。

【参照リンク】エプスタイン文書記載の伊藤穣一氏 小野田科技相「聞き取りを検討」 朝日新聞

  • また、伊藤氏が共同創業者を務める デジタルガレージ は、伊藤氏が3月末で専務執行役員を退任すると発表している。

エプスタイン文書の公開によって、伊藤氏とエプスタイン氏の過去の関係が改めて注目され、その影響は政府関連ポストや企業での役職に及んでいる。一方で、千葉工業大学は学長としての続投を支持する立場を明確にしており、国内外で評価が分かれる状況が続いている。

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