先送りをする政治に立ち向かう。世代間が不公平な、年金制度は抜本改革を!

こんにちは、おときた駿@参院選東京選挙区です。

昨日は吉村洋文・大阪府知事の魂の演説&維新のかーい!に加えて、

なんとサプライズ中のサプライズで、永藤堺市長が参戦!!

三連休の最終日に、相当な手応えを感じる遊説をすることができました。

その後に訪れた多摩地区(府中・立川・八王子)の反応も上々。いよいよ残すところは5日間、最終コーナーを回って直線に入ります。

さて、本日は「年金制度改革」について書きたいと思います。。

年金に関しては、参院選を前に「老後2000万円問題」が噴出。

麻生大臣が「老後の生活に2000万円必要」だとした金融庁の報告書の受け取りを拒否しました。

自分たちが報告書の作成を指示したにも関わらず、「政府の方針と違うから受け取らない」という無責任な対応。

維新以外の野党が不安を煽り、「2000万円なんて貯蓄できない!」「年金は貰えないのか!?」などなど様々な誤解や不安の声が広がりしました。

しかしそれでもなお、与党は年金制度の本当の問題点を言いませんし、野党も不安を煽るだけの上っ面の批判だけ。

年金問題はいずれ顕在化するだろうとかねてから思っていはましたが、与党と野党の対応も呆れたものです。

今の年金制度がこのままの状態で持続できるはずはなく、古い世代は自分が払っている以上に年金が貰えるのに対し、若い世代は払った金額以上は貰えないか、あるいは貰えなくなってしまう目算が高いです。

こうした高齢な世代の逃げ切りと若い世代の払い損を、年金の世代間不均衡と言います。

この不均衡がなぜ生じるのかと言えば、年金制度の「少子高齢化により露呈した年金制度の欠陥」があります。

現行の年金制度は賦課方式という、現役世代が払う年金がそのまま年金受給世代にスライドするという方式を取っています。

若者が高齢者世代にお金を送っているため、「仕送り制度」とも言われている制度です。

しかし、この制度は、少子高齢化社会である現代の日本には適しません。

高齢者層が増えて、どんどん若い世代が減っていく。

にも関わらず、増大していく高齢者層を減少していく現役世代が支えるというおかしな構図になってしまっているのです。

このままでは若い世代に負担がのし掛かるばかりで、問題は一向に解決されません。

これからさらに大きく問題でになるであろうこの世代間不均衡。

麻生大臣の対応や株の売却益に頼っている現状を見るに、今の与党は、現代世代の負担を見て見ぬ振りをしています。

そしてそれは、維新以外の野党も同じで、批判するだけで現実的な対案を出そうとしません。「減らない年金」とか、なんですかソレは…。

日本維新の会はこの不均衡な年金制度を変えるため、年金を賦課方式から積立方式に移行させる事を提案しています。

これによって、年金制度は支払った分に応じて貰えるようになり、世代間の不均衡は解消します。

とはいえ率直に申し上げれば、積立方式も全員がハッピーになれる万能の解決策ではないのは確か。

積立方式に移行する際に最大の障壁となるのが、現状の年金受給者への給付をどうするかです。

もし今の現役世代が負担することになると、今の現役世代は将来のために積み立てる分と賦課方式による仕送り分の両方を一手に負担する事になってしまい、現役世代を圧迫する事になってしまいます。

この問題についてはさまざま議論の余地がありますが、わたくしが現在コンビで活動しているやながせ裕文候補はこの問題に対して、旧国鉄の経営再建の手法が使えるのではないかと提案しています。

参院選突入!維新だからできる年金リセット改革(やながせ裕史)

当選すれば必ず、この案も含めたさまざまな議論を含めた加味した上で、年金改革に着手していきます。

少なくとも、年金改革について、ここまで具体的な提案をしたのは日本維新の会ただ一つです。

「○○やめろ」といった単なる批判ではなく、「減らない年金」などという妄想でもなく、具体的な提案へ。

私たちは与党が隠したい問題を吸い上げ、他の野党にはない現実的な政策提案をしていきます。

さて、今日はこの辺で。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、あたらしい党代表、前東京都議会議員、音喜多駿氏のブログ2019年7月15日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。