リブラは普及するか?藤巻はこう考える

藤巻 健史

リブラ公式FBページより:編集部

昨日の朝7時のNHKニュース、そして日経新聞夕刊トップ記事と仮想通貨リブラに話題が集中しているが、昨日、コインテレグラフが「【参議院選と仮想通貨】 日本がリブラで世界から取り残される可能性も? 藤巻氏税制面での課題を提起」との記事を発信してくださった。

なお、昨日の朝7時のNHKトップニュース「リブラに対して各国政府が非常に警戒をしている」に関しての感想は以下の通り。

確かに法定通貨の地位や資金発行益が犯されるから政府や中央銀行は反対したくなるだろう。 しかし固定電話から携帯電話の流れに抗し難たかったのと同様で抗し難いのなら先に取り入れた国の勝ち。

日本は、これをチャンスと世界の先頭に立ったほうが得。NHKはビットコインと比べて価格が安定しているがゆえに優位であるかのような表現をしていた。しかしビットコインはデジタルゴールの役割、リブラ等は決済コインの一つで役割が違う。米国の公聴会で参考人が行っていたことが印象的だ。

「人類にとってもっとも効率的で 安価なものは競争によって作られる。決済システムも同じ。ドルや円などの法定通貨に独占させればベストな決済システムは出来ない」

世界各国の政府・中央銀行マンに聞かせたい言葉だ。

藤巻 健史   経済評論家、参議院議員(比例、日本維新の会)

日本維新の会政調会長代行。元モルガン銀行東京支店長。ジョージ・ソロス氏アドバイザーを歴任。一橋大学卒、ケロッグ経営大学院修了 MBA取得。学校法人東洋学園大学理事。仮想通貨税制を変える会会長。オフィシャルウェブサイトTwitter「@fujimaki_takesi」


編集部より:この記事は、経済評論家、参議院議員の藤巻健史氏(比例、日本維新の会)のFacebook 2019年7月17日の記事をアゴラ用に加筆・編集したものを掲載しました。藤巻氏に心より御礼申し上げます。