何かと話題の辻元清美議員、その「凄さ」と「狡さ」を考えてみる

音喜多 駿

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

週末なので少しくだけた(?)ブログをば。

永田町にきてから「この政治家はオーラが違う…!」と思う議員に何人か遭遇しておりまして、そのうちの一人は残念ながら(?)辻元清美代議士であります。

辻元清美氏ツイッターより:編集部

何度か会合などでご一緒し、議会質問も拝見しておりますが、短い時間で聴衆の心を掴む話術。はっきりした物言い、ときおり笑いを取るセンス。修羅場をくぐってきたものだけが放つ大物感。

やはり政党の顔・エースになるような議員は、「スター性」と申しますか、もっているものが違うのだなあとしみじみ思ったりするのであります。

が、それと政治的な評価はまったく別の話

その凄さに一目置く部分もある一方で、政治信条・政策はほとんど異なりますし、何より嘘をついて煙に巻くような姿勢は看過できません。

先日の憲法審査会では、「大阪の住民投票を経験したので…国民投票法の改正には賛成できない云々」というロジックで大阪の事例を持ち出し、ならばと足立康史議員に毎日新聞の虚偽報道を利用したことを突っ込まれた辻元議員。

彼女が自信をたっぷりに放った言葉は、

「私は毎日新聞の218億円の記事を引用して運動したことはありません(キッパリ)」

めちゃめちゃ嘘やんけーーー!!

住民投票真っ只中の10月27日の午後4時42分、毎日新聞の記事を引用してTweet=住民投票運動をしています。消してないからしっかり残っている。街頭演説でも相当に引用していたんでしょう。

もう吉本新喜劇の登壇人物が全員ズッコけること間違いなしのボケ…大嘘を平然とつくことができる。そして肝心の憲法審査会の議論には向き合わない。

厚顔無恥だからこそあの独特のオーラを纏い、野党第一党のあの地位まで上り詰めた方なのでありましょうが、こうした人材が10年前から政界の第一線プレイヤーとしていまだに君臨している現状には忸怩たる思いを抱くばかりです。

辻元議員のように選挙も強く、一部から人気も根強い政治家に取って代わるのは並大抵のことではありませんが、聴衆を掴む話術や胆力など良い部分は盗み、政界の世代交代を成し遂げられるよう頑張っていきたいと思います。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2020年12月5日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。