藤田文武は民主主義の闘士である。-辻元清美議員の言論封殺に抗議する-

こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。

引き続き衆議院では予算委員会の審議が続く毎日ですが、野党筆頭理事・辻元清美議員より維新・足立康史議員の発言に対し、議事録から削除せよ=発言を撤回してなかったことにせよとの要求がありました。

これは正しく言論封殺と呼べる行為であり、日本維新の会としては正式に抗議文を作成し、予算委員会の理事会にも申し入れを行いました。

全文は、こちらのリンクからご覧いただけます。

一説によると、もう少し穏健な内容でもよいのではないかという党内議論があったものの、予算委員である藤田文武代議士は「民主主義に反する暴挙を許せない、足立先輩への攻撃を許すわけにはいかない」と強硬、このような内容になったとも仄聞しています。

藤田文武議員(本人ツイッターより)

それはさておき、辻元清美議員が削除・抹消を求めてきたのは、過日のブログでも取り上げた「質問時間の不公平な割り振り」について言及した部分です。

 

参考過去記事:
立憲民主党が選挙目当てで共産党にすり寄る自己保身?嫌がらせ??国会審議の質問時間はどう決まるのか

そもそもこの発言をした当日の場面では、辻元野党筆頭理事が足立代議士の発言を静止しようと委員長に働きかけていますが、その時点で何を根拠にそのようなことをしているのか不明です。

掲げていた質問時間の不公平さを示すパネルは事前に理事会承認を得ている内容であり、単に「図星を突かれて嫌だった」から発言を静止するなど、当然に許されるはずもなく、議事録削除もありえません。

「予算委員会での質疑にふさわしくない内容であった」

という捉え方や意見・批判はあったとしても、明確な事実誤認や誹謗中傷・差別発言などでない限り、国会質疑という言論の場で他の議員の発言を制限できないのは言うまでもないことです。

円滑な委員会運営のため、その場は委員長の指示に従って足立代議士が矛を収めたのをいいことに、議事録削除=発言内容の完全抹消を要求してくるなど、言論の自由・民主主義への挑戦に他なりません。

他にも我々が指摘をした点は多岐にわたりますが、詳細は抗議文・申し入れ書の全文をご一読ください。

私たち日本維新の会は、辻元理事による議事録削除要求を拒否するとともに、反省と謝罪を求めるものです。

引き続きご注目とご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。

それでは、また明日。


編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年2月12日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。