一人しか当選しない小選挙区で、推薦二人?!有権者は置き去り、東京15区では自民党の大物大臣もブチ切れる内紛が発生中
こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
いよいよ選挙戦も残すところあとわずか。
本日は残念ながら維新の小選挙区候補者を擁立できなかった東京24区・23区・18区などの多摩地域を中心に遊説を敢行しました。
拠点がない空白区での活動は、なかなか精神的にしんどい!候補者がいるところに応援に行ったほうが、その候補者陣営には喜ばれるし、まして地方巡業は楽しい。
でも、そんなお客様気分で幹部クラスではない国会議員が短時間だけ他地区の応援に入っても、どこまで票が伸びるかは疑わしい。
空白区を地べたを這って回る活動にこそ、比例票の掘り起こし≒党勢拡大の血路があるのだと信じて、明日も東京都内の空白区を駆け回ります。
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さて、そんな東京都内各地の選挙区ですが、自民党が内紛を起こして謎の状況に陥っている選挙区があります。ちょうど今日、特集記事がバズっていました。
自民党・萩生田光一がブチ切れた! 衆院選「東京15区」で起きたヤバすぎる現実
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/88599
現職の大物大臣が、応援演説にきて自分の党(自民党)のことを公然と批判していったというのですから、これはなかなか驚きです。
そう、この東京15区(江東区)には、どういうわけか自民党の推薦候補が2人います。
秋元司議員の逮捕→有罪判決→不出馬
という流れを受けて、自民党の東京都連が新たな候補者を擁立しようと元職を連れてきたところ、あろうことか党本部は先日まで立憲民主党会派で活動していたライバル政治家(選挙は強いけど節操はない二世議員)に公認を打診。
東京都連と党本部がぶつかった結果、謎の折衷案で
「どちらにも公認は出さない。推薦だけを出して、勝ち上がってきたほうを追加公認する(入党させる)」
という、有権者から見れば意味不明な裁定を下し、東京15区で自民党は分裂選挙になっているわけですね。
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で、これにブチ切れている萩生田大臣は東京都連の方の幹部なのですが、これは都連のほうが筋が通っているとは思います。
議席数がほしいばかりに、前回選挙まで対抗馬だった政治家を入党させようとする自民党本部はどうかという話なんですが、選挙は強いので確実な議席が欲しかったのでしょう。
エグい党利党略と、そしてそれに乗っかる政治家も議員バッジがほしいだけ。呆れるばかりです。
一方で野党共闘チームは野党共闘チームで、立憲民主党と共産党との調整の結果、選挙の直前に他地区で活動していた予定候補者が突然この東京15区に移動させられてきました。
小選挙区制度は現状では地域代表という側面もあるのに、誰も区民のことなんて考えちゃいないという事態に頭がクラクラしてきます。
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私たちは違います。
日本維新の会は2年前から「金澤ゆい」支部長を公認内定者として発表し、金澤候補は29歳で公認されてから先週誕生日で31歳になるまで、江東区内をくまなく歩き回り、政策を磨いてきました。
私利私欲と党利党略にまみれた古い政治家だらけの江東区・東京15選挙区は、新人の金澤ゆい候補がぶち抜きます!
皆さまもどうか、1枚目の投票用紙には維新の公認候補者名を、2枚目の投票用紙には日本維新の会と政党名をお書き下さいますよう、宜しくお願い致します。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年10月27日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。