代表選、実施されず。維新・臨時党大会を終えて
こんにちは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
本日は代表選を行うか否かを決める、日本維新の会の臨時党大会がオンラインにて開催されました。
その冒頭、報道されていたように片山虎之助共同代表の体調不良による役職辞任と、議員辞職の意向が発表されました。
これまで数多の経験から維新を引っ張り続けて下さった片山虎之助共同代表に心から感謝を申し上げるとともに、体調の回復を心より祈念いたしております。
■
続いて、いよいよ代表選挙を行うか否かの党員投票が行われ。
国会議員・地方議員から構成される全特別党員による投票の結果、
実施する 151
実施しない 319(委任票48を含む)
棄権 4
以上により、代表選挙は実施せず、松井代表の続投が決定しました。
私はかねてより、松井代表や吉村副代表による現執行部には全幅の信頼を置きつつも、開かれた全国政党へのさらなる飛躍のために代表選挙を行うべきだと考え、今日も代表選挙を「実施する」方に一票を投じました。
その投票行動からすれば残念な結果であり、思った以上に差が開いてしまった印象もあります。
■
一方で、松井一郎代表の続投が決まったことに安堵を覚えている自分もいます。多くの特別党員も、最後の最後まで迷っていたのではないでしょうか。
ただその結果として、ダブルスコアがついた事実は極めて重たいものです。
特別党員は、党員や支援者・有権者の意見を代表して投票しているのですから、多くの人々が
「松井代表の代わりは、まだ維新の党内にはいない」
と判断したことを、私たちは真摯に受けとめていかなければなりません。
さらにシビアな見方をすれば、代表選を行わないという選択をしたからこそ、私たちはさらに党内外の改革を進めていけるかどうか厳しい目で見られることにもなります。
■
この臨時党大会に至るまでの期間、様々なことがありました。特に橋下徹・前代表からは連日に渡り激烈なメッセージが届き、
「維新は結局、前代表の影響を払拭できないのか」
という厳しいご指摘をいただくこともありました。
そう思われてしまうことが、本当に悔しかった。
一番悔しい思いをしているのは、私自身です。
大阪だけの政党、創業者から自立できない政党。
そう二度と言われることのないように、私たちが力をつけなければならない。
今日のこの悔しさと新たな想いを忘れずに、明日から改めて松井一郎代表の元、維新の理念・政策を全国に届けるべく全力で邁進をしてまいります。
それでは、また明日。
編集部より:この記事は、参議院議員、音喜多駿氏(東京選挙区、日本維新の会)のブログ2021年11月27日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。