早めの食事が終わって、赤坂駅前を通りかかった時に見つけたサイゼリヤに、また入ってしまいました。
半年前に入った六本木店とは異なり、こちらの店内は、明るく広く、時間帯のせいかそれほど混んでいませんでした。
ドリンク2杯とお料理3品を頼みましたが、会計はなんと1400円。
ここでは、グラスワインが一杯税込100円(写真)、やわらか青豆サラダは税込200円です。ワインとおつまみの2つを合わせても、スタバのコーヒー350円よりも安いのです!
ちなみに、同じ日に出かけた銀座のカジュアルビストロ・オーバカナルのグラスワインは1200円でした。
先進国とは思えない驚きの価格設定です。
しかも、クオリティが伴っていて、ドリンクもお料理も価格以上の価値を充分に提供しています。
今年に入ってから加速する世界的なインフレ。海外に行くと実感するモノの値段の高さとは対照的に、サイゼリヤに行くとデフレがまだ続いているかのような錯覚に陥ります。
身近にイタリアンとワインを味わうことができる。賃金が上がらなくても、こんな場所が身近にあれば「リア充の暮らし」が実現できます。
物価の高い海外にわざわざ行かなくても、サイゼリヤというユートピアで満足という若者が増えているというのも理解できます。
でも、ここで疑問に思うのは、昨今の円安と食料品等の価格上昇に伴い、サイゼリヤの激安価格がいつまで維持できるかです。
100円のワインの原価がいくらかは分かりません。でも、人件費や場所代も考えれば、ギリギリの価格設定である事は間違いありません。いずれ値上げに追い込まれるのではないかと予想します。
心地よいユートピアでのリア充生活は永遠ではありません。物価だけが上がって、賃金が上がらなければどうなるのか?そんな現実がやってくる時のことを考え、今から収入を増やす方法を積極的に考え実践しておくべきです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2022年7月4日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。