ニューヨークタイムズ紙の報道によると、今月中にも北朝鮮の金正恩委員長がロシアのウラジミール・プーチン大統領と首脳会談を予定していることが分かりました。会談場所はロシアの極東ウラジオストクになると見られています。
Breaking News: Kim Jong-un, the leader of North Korea, will visit President Vladimir Putin in Russia to discuss supplying North Korean weaponry for the Ukraine war.https://t.co/huREAslBDR
— The New York Times (@nytimes) September 4, 2023
北朝鮮の金正恩委員長がロシアのプーチン大統領を訪問し、ウクライナ戦争への北朝鮮製兵器の供給について協議する。
北朝鮮からロシアへの武器支援、ロシアから北朝鮮への軍事技術提供などが会談の議題として挙げられる可能性が高いそうです。
北朝鮮の金正恩総書記が今月にもロシアを訪問、プーチン大統領と兵器供給をめぐり協議するとの報道。平壌から装甲列車で出国し、ウラジオストクで首脳会談の見込み。北朝鮮はロシアに砲弾や対戦車ミサイルを供与、代わりにロシアは衛星や原子力潜水艦技術を提供か。https://t.co/FvGpIeT8YH
— deepthroat (@gloomynews) September 4, 2023
ロシアは隣国の近海でミサイル実験を繰り返す国家から武器支援を要求するほど戦況が悪化しているのでしょうか?
ほう。金正恩はモスクワに行ってプーチンと会うらしい。コロナ後初めての外遊か。露朝関係がずいぶん接近しているな。まあ、ロシアも武器弾薬を確保するため必死なのだろう。 https://t.co/uJuJogRAqD
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) September 4, 2023
北朝鮮とロシアのディールが成立すれば、北朝鮮の軍事技術が高まることが予測されるため、日本にとっては脅威が増す事態となります。
補足の情報ですが、北朝鮮のキム総書記はモスクワでプーチン大統領と対面で会談する予定のようです。
ロシアは弾薬の供給を依頼し、北朝鮮は衛星や原潜の技術移転、あと食糧を求めるようです。
北朝鮮の弾道ミサイル攻撃能力が今後拡大することを警戒する必要があるでしょう。https://t.co/4Jo2MEHT7c— 武内和人/Takeuchi Kazuto (@Kazuto_Takeuchi) September 4, 2023
しかし、ロシアは北朝鮮だけではなく、NATO加盟国でもあるトルコや「BRICS」を通じてはグローバルサウスの国々とも活発に接触を試みています。ロシアは軍事的には苦境ですが、外交的、経済的には活路を見出しています。
ロシアとトルコ首脳が会談、黒海経由のウクライナ産穀物の輸出合意復活に進展なしhttps://t.co/z6nqyW6ohg#国際
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) September 4, 2023
南アフリカで開かれていた新興5カ国(BRICS)首脳会議が、加盟国を2024年から6カ国増やすと決めました。
上海協力機構も7月、イランを加えたばかり。
背景には、新興・途上国を影響圏内に置き欧米との対抗軸を構築したい中国やロシアの思惑があります。https://t.co/kqFTKojhqS— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) August 29, 2023
また、ロシア国内ではプーチン政権の支持は盤石です。ロシア政府から「外国のエージェント」として認定されている団体によると、ウクライナへの本格的な侵攻がスタートしてからプーチンの支持率は8割前後推移しています。
Pues al que le parezca mucho el 76%, acabo de comprobar en la empresa independiente no gubernamental Levada Center que la aprobación de Putin es aún mayor que la que señala ese tuit: 80% en el mes de agosto.https://t.co/hmqZ0ROp6o pic.twitter.com/kZxQTWBjs2
— Mourinhov (@mourinhov2) August 31, 2023
76%という数字が大きいと思う人のために、独立系非政府機関であるレバダ・センターに確認したところ、プーチンの支持率はこのツイートが示すよりもさらに高く、8月には80%だった。
一見すると北朝鮮への接近で焦りを示しているように見えるロシアですが、戦場以外では上手くやり過ごせているようです。ウクライナにとっては手ごわい相手です。