ようやく見送りを決断。現役世代にさらなる負担を押し付ける方向性は根本的に間違っていた。大きなリスクは保険で備え、小さなリスクを自己負担で。医療費削減のためにまずは窓口負担の引き上げやOTC類似薬の自己負担化を実現し、社会保険料を引き下げましょう。 https://t.co/sS8Tm9f4mS pic.twitter.com/Z81wd9x4fC
— おときた駿(音喜多駿) / 社会保険料引き下げを実現する会代表 (@otokita) March 7, 2025
まさに紆余曲折を経た後、ようやく高額療養費制度の改悪が一時凍結となりました。ただ、あくまで8月の制度変更見送りとのことなので、余談は許しません。
保険の原則考えればどう考えても見直しの方向性は
「窓口負担を引き上げて代わりに高額療養の負担上限を引き下げる」
なのに高齢者の票が欲しくて真逆のことやるからこうなる。
マジで自公反省してくれ。 https://t.co/f6ct7nMEjP— 宇佐美典也(餃子屋とe-sportsチームのオーナーやってる制度分析屋です) (@usaminoriya) March 7, 2025
宇佐美典也さんが指摘している通り、本来やるべきことは「窓口負担(小さなリスク)を上げて高額療養費(大きなリスク)を下げる」ことなのに、高齢者層の反発を恐れて真逆のことを政府与党・厚労省はやろうとしました。
これは年金も一緒で、本来は高齢者に給付削減や負担増をお願いすべきなのに、働く現役世代&事情主の厚生年金保険料を上げようとする…。
この染み付いた「先送り迎合体質」を抜本改善するためには、現役世代を中心に有権者が声を上げるしかありません。
参院選で社会保障制度改革・社会保険料引き下げの旗を掲げ、闘い、古い仕組みを変える必要があると、改めて痛感するところです。
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なお、日本維新の会が発表した医療制度改革「医療維新」の中で、高額療養費制度の変更に賛成していた!今さら維新が反対だというのは嘘つきだ!
という批判が一部で見られましたが、これは明確に誤り・ミスリードです。

医療維新より。
医療維新で掲げた高額療養費制度の見直しは「70歳以上」の区分・負担上限額や、必要不可欠な医療に対象を絞る「利用条件や範囲」の見直しであり、今回政府と厚労省が進めようとした現役世代や高所得者を狙い撃ちした負担増はまったく入っていません。
誤解を招かないようにしっかりと元の文章にも、これ以上ないほど明確に書いてありますので、ご査収よろしくお願い申し上げます。
編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2025年3月7日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。