社民党幹事長「そもそも辺野古の新基地建設をいつまでも続けるのが悪いんです。こんなことをしなかったら事故も起こらなかったわけですから」
先月3月16日、沖縄・辺野古沖でボートが転覆し、女子高生1名を含む2名の命が失われた事故から、まもなく1ヶ月が経とうとしています。改めて、亡くなられた被害者の方々に心よりお悔やみを申し上げます。
この事故をめぐる報道と、関係各者の対応について、見過ごせない点がいくつか出てきましたので、続報としてお伝えしたいと思います。
朝日新聞が「誤報」をようやく訂正
遺族の方がNoteで発信を始めたことは、すでに多くの方がご存じかと思います。お父様が書かれているとのことで、冷静でありながらも激しい怒りが伝わってくる内容で、私も読むたびに胸が痛くなります。
そうした中、ついに朝日新聞が初報の誤りを訂正しました。
朝日は最初の報道で「女子高生が抗議活動のために乗船していた」と断定的に書いていましたが、これはすでに明らかになっている事実と異なります。
遺族の方がNote記事の中で書かれているように、修学旅行のプログラムとして「辺野古をボートで見る」という説明はあっても、それが抗議活動への参加を意味するとは、普通の家族には到底思い至らない話です。
ご自身を責めないでいただきたいと、私も強く思います。
訂正は遅きに失した感はありますが、遺族の主張を取り上げ紙面を大きく割いたことは、一歩前進として評価したいと思います。
ただ、真相はまだ全く明らかになっていません。
学校側と抗議船の運行団体がいつからどんな繋がりを持ち、具体的にどのようなやり取りがあったのか——再発防止のためにも徹底した究明が必要です。
朝日新聞の訂正記事 2026年4月4日
共産党は2週間、事実を「伏せていた」
もう一点、看過できない事実が発覚しています。共産党の地方組織が、この抗議船を運行した「ヘリ基地反対協議会」の構成員だったことが判明しました。
産経新聞が報じていますが、この事実を共産党は2週間以上伏せていたのです。
4月2日になってようやく田村委員長が「地方組織が加わっていたことを認め、真摯な対応をしたい」と表明しましたが、事故は3月16日です。
地方組織であれ共産党の一組織であることは変わりなく、早期の段階で把握していたはずなのに、なぜここまで曖昧な立場を取り続けたのか。
そのコメントも「事故などが決して起きないような調査活動が求められる」といった他人事のような内容に終始していました。
その意図と背景は、しっかりと問われるべきだと思います。
社民党幹事長の発言は「責任転嫁」以外の何ものでもない
社民党の幹事長は、この事故を受けて冒頭のような発言をしました。「基地建設さえなければ事故は起きなかった」——これは明らかな責任転嫁です。
こうした無理筋の論を重ねるほど、今回の活動そのものへの疑問が深まるばかりですし、「平和活動とは何なのか」という根本的な問いを自ら招いてしまっています。
私は平和活動の全てを否定するつもりは全くありません。だからこそ、修学旅行で高校生を政治活動に巻き込むような構造がなぜ生まれてしまったのか、その原因を徹底して究明してほしいと思うのです。
むしろリベラル系のメディアこそが、きっちりと取材・検証すべき問題ではないでしょうか。
社民党で「分裂騒動」——リベラルを名乗るなら自由を守れ
もう一点、今日(4月6日)の話題です。社民党で代表選後初の記者会見があり、その場で大椿元副代表が怒って退席するという事件がありました。
東京新聞の望月記者が「落選した候補者にもコメントを」と求めたところ、司会がそれを遮り、福島代表も「今日は私の就任記者会見の場」と発言の機会を与えなかった。
大椿さんが「自民党の総裁選でも敗れた候補は発言の機会がある」と正論を述べたにもかかわらず、結局発言を封じられ、荷物をまとめて退席してしまったとのことです。
正直なところ、これには呆れました。リベラルとは「自由」のことです。表現の自由、言論の自由を体現することこそがリベラルの本旨のはずなのに、異論を封じ、発言を抑圧する——これでは看板に偽りありです。
共産党も社民党も、支持が落ち込んでいるからこそ焦りもあるのでしょう。しかし、その焦りが自らを縛っている現状は、残念というほかありません。
私は健全な野党・リベラル勢力が政治の世界に一定数存在し、しっかりとした政策論争ができる環境を望んでいます。
だからこそ、今回の一連の対応には強い危機感を持っています。改善できる点は改善していただきたい、という思いを率直に申し上げます。
編集部より:この記事は、前参議院議員・音喜多駿氏のブログ2026年4月6日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は音喜多駿ブログをご覧ください。








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