暑いのは日本だけじゃない、地球規模の酷暑は何時まで続く?

日本もついに気温40度が当たり前のようになりました。九州ではかつて40度を記録したことはありませんでしたが震災で苦しむ熊本でその記録を作るなど日本全体を覆う灼熱地獄にぐうの音も出ない状況です。

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私も先日、日本に行っていた際はシャワーを1日3度浴びたこともあるほどでした。日によっては息苦しさすら感じることもあり、とてもじゃないですがサイクリングなんて行く気はさらさら生まれませんでした。

以前から行きたかった岐阜県関ケ原。駅を降りれば土産物屋が一軒あるだけであとはひたすら歩きです。合戦場跡など要所があちらこちらにあるのですが、田舎道を蝉の音を聞きながら歩いて回って15キロ。満足しましたが、その間、格好が悪くてもタオルを首に巻いて汗をふきふき。結局タオル1本では足りず、2本目も使い、要所要所で水で洗って冷やして使いました。暑すぎるのか、観光客もまばらでした。

さて、お隣韓国でも42.5度を記録し、ソウルでは「猛暑重大警報」が出されています。概ね30度台後半で日本と似た状況あります。そして驚いたのが南ドイツから10か国を経て黒海に流れるドナウ川が枯れつつある報道です。水位がなく、ドナウ川の水で原発の冷却をしていたハンガリーは4基のうち3基が停止中で4基目も危ないとされます。ルーマニアも同様です。欧州の大河は日本と違い、流れが極めて緩やかで、河川は船舶による重要な運搬インフラでもありますが、それも利用できず、船が座礁するなどの問題が生じています。

アメリカではスーパー エルニーニョでラスベガスは45度など灼熱地獄だし、暑さだけではなく、異常気象が生じやすくなっています。ハリケーンに竜巻なども今後、要注意でしょう。

お気づきになった方もいらっしゃると思いますが、今年の台風は日本の本土に来るものが割と少なく、多くが中国本土に向かっています。例えば先日過ぎ去った台風13号も小笠原から沖縄本島に向かい、その後、中国本土を直撃するルートになっています。また、今、日本に向かっている台風15号は日本直撃ルートですが、東から西に真横に動いています。これは台風13号と軌跡は緯度の高さは違うものの似ています。

理由は太平洋高気圧が西側に張り出し日本をすっぽり覆っているためです。台風は高気圧の縁を沿っていくため、張り出した太平洋高気圧のおかげで日本には台風が入りにくいのです。

但し、秋にはこの張り出しが収まってくるため、日本に遅い台風直撃が出てくる予想もあります。また台風の発生地も昔はフィリピンの東海上あたりだったものが北上するイメージでしたが、今では日付変更線のような太平洋のど真ん中といった東寄りで発生し、極めて長い経路を辿るのも特徴の一つと言えます。

ではエルニーニョは冬場にどうなるか、と言えば例年は厳冬でありました。エルニーニョの特徴は酷暑厳冬という極端な気象状況だったのですが、今回のエルニーニョについてみれば地球レベルで夏の暑さによる全体気温の上昇で、本来厳冬になるはずが温めたチカラが勝り、暖冬になるとみられています。すると問題は本来は雪が降るところが降らないため、春の到来の際、樹木がより乾燥しやすくなり、結果として夏に山火事などが発生しやすい状況になります。

例えばここバンクーバーはこの前の冬が暖冬で雪が少なかったため、水力発電に頼るカナダとしては水不足が深刻となり、節水制限で一時、芝の水撒きどころか、自動車洗浄やビルの窓の洗浄も許されなくなりました。(今は解除されています。)そのため、私の経営するマリーナでボート洗浄をビジネスとする会社がお手上げとなり、挙句の果てに取った策が海水をろ過して真水に変える機械を買ってどうにか対応していたぐらいです。

このエルニーニョ、農作物への影響としては東南アジア地区が干ばつでコメが不足、オーストラリアも干ばつで小麦生産は減少、赤道付近の干ばつ、高熱ではコーヒー、カカオなどの生産に影響が出そうです。もちろん豊作になる地域もあり、日本のコメは順調、アメリカのコーンベルトのトウモロコシも豊作の見込みでムラがあると予想されています。全体的には農作物の価格は1割程度上昇が見込まれており、インフレに拍車がかかるかもしれません。日本のコメ価格は更なる下落が見込まれますが。

今のスーパーエルニーニョは27年いっぱいとされますが、今度の冬がそのピークになるとみられています。とはいえ、地球温暖化は着実に進行しており、土壌が砂漠化するエリアもさらに増えてくる公算もあります。ここバンクーバーも暑いとされますが、頑張っても27、8度で朝晩は10度台で乾燥していますから、日本の軽井沢以上のさわやかさにやっぱりここから離れらないと思ってしまうのであります。日本の皆様、ごめんなさい。

では今日はこのぐらいで。


編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2026年8月10日の記事より転載させていただきました。

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会社経営者
ブルーツリーマネージメント社 社長 
カナダで不動産ビジネスをして25年、不動産や起業実務を踏まえた上で世界の中の日本を考え、書き綴っています。ブログは365日切れ目なく経済、マネー、社会、政治など様々なトピックをズバッと斬っています。分かりやすいブログを目指しています。

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