不法移民による暴動を「単なる反政府デモ」と伝える日本のマスコミの欺瞞

谷本 真由美

アメリカのロサンゼルスでアメリカの移民局が不法移民を強制送還しようとしたところ、大規模な反対運動が起きて暴動状態になってしまいました。

この暴動は日本ではアメリカ政府に対して移民が反旗を翻したものだという風に報道されている例が多いようですが、実際に現地の状況を知っていたり動画を見たりすると、それは現実とはかなり乖離しているということが言えます。

キャロライン・レビット報道官Xより

まずなぜトランプ政権がこんなに不法移民の摘発と強制送還に熱心なのかというと、バイデン政権時代に莫大な数の不法移民をアメリカに入れてしまったからです。

そしてこれまでのただの不法移民ではなく中南米出身の麻薬カルテルや犯罪者がかなり紛れ込んでいたということが大問題なのです。

また中南米に入国しそこから陸路でアメリカに上陸してきた中国人の不法移民も紛れています。

その中には中国人民解放軍とつながりがあるとされている中国人もいるのです。

不法移民の大半は身分を証明する書類やパスポートを持っていなかったり捨ててしまうことがあるので、その身元の確認がかなり難しいのです。

また本国での犯罪歴の証明や反社会勢力とのつながりも調査をするのがかなり困難です。

そういう状態の人々が入ってきてしまっているので実際にアメリカでは不法移民による組織的な犯罪が起きておりアメリカ人が犠牲になっています。

これは日本ではほとんど報道されていません。

さらにアメリカにはケタミンやコカインなども陸路で持ち込まれます。これがアメリカにおける大問題なのです。

今のアメリカでは若い人だけではなく生活があまりうまくいっていない中年以上の人々もドラッグをやっています。

ドラッグが広まると国民の健康が悪化するだけではなく健康な労働者が減りますし治安も悪化します。

これは安全保障問題なのです。

そういった不法移民の排除に乗り出したのはトランプ政権であり、ただ単に外国人排斥をやっているわけではないのです。

そして減税や関税政策に関しては妥当ではない部分もあるわけですがアメリカ国民はトランプ政権によるこういった不法移民の取り締まりは支持しています。

合法に滞在していた外国人が逮捕されてしまったり追放されたということも報道されていますがそれは本当にごく一部のことで、手違いがあったり実はその合法滞在だと言い張っていた人が不法就労していたということも報道されています。

合法な留学ビザや就労許可を取った人がどんどん追放されているというわけではありません。

さらにこの政府に反対していると言い張っている不法移民の人々にはすでに活動家が入り込んでおり、なぜかパレスチナ支援の装束を身につけた過激派に所属すると思われる人々が参加しています。

ただ単に合衆国憲法に沿って意見を表明しているのではなく、車両に放火をしたり店舗を略奪するなどすでに破壊行為になっています。

ロス警察の所長も、暴動にはプロの活動家が参加しており、意見の表明ではなく破壊行為に加担しているということをはっきりと指摘をしています。

さらにこの混乱をロサンゼルス市やカリフォルニア州は収拾をつけるわけでもなく混乱状態を悪化させています。

そこで仕方なくトランプ政権が州の要請がない状態で州兵の出兵を決定したのです。

日本のマスコミはこのような背景をきちんと報道しておらず、トランプ政権が仕方なく取り組んでいる不法移民対策など今のアメリカにとって必要な施策についてきちんと説明をしていません。

私はトランプ政権の施策全てを支援しているわけではありませんが、この不法移民対策に関しては迅速かつかなり強いやり方は今のアメリカには必要不可欠だと考えています。

またこの件は日本に対して大きな示唆があります。

日本でこのような反社会活動が起きた場合に今の日本の自治体は対処することができるでしょうか?

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