都議会「セクハラヤジ騒動」の事実経過を振り返る

アゴラ編集部

騒動のてん末

6月26日の言論アリーナは午後8時から1時間に渡って「都議会セクハラヤジ騒動の「から騒ぎ」–当事者が語る広がった理由」(番組ページ)を放送しました。そこで(紹介記事)事実経過と参考情報をまとめてみました。

screenshot


6月18日にみんなの党の都議会議員の塩村文夏(あやか)議員が代表質問中にヤジを受けました。ツイッターとブログで、塩村さんとみんなの党の議員が批判。それにネットメディアが追随して話が大きくなりました。きっかけになったツイッターです。

また映像です。

当初、自分ではないと嘘をついた、自民党の都議鈴木章浩氏が、自分と認め謝罪しています。(産経新聞記事

ところが塩村さんが、外国特派員協会で記者会見をして、海外メディアもさわぎはじめました。

問題なのは「産めないのか」という批判を集めたヤジは誰も確認できない状況です。もちろん、結婚を取り上げるヤジは批判されるべきです。しかし「産めないのか」の方が、当初批判されました。なかったとしたらこの騒動はいったい何だったのでしょうか。きょう26日言論アリーナ出演のアゴラ研究所所長の池田信夫さんの記事「「産めないのか」というヤジはなかった」https://agora-web.jp/archives/1601441.html。

この問題は、当事者がネットで火をつけ、メディアが追随しました。その点では「ユニーク」(独自性)さを持つトラブルです。そして想定外のいろんな問題が噴出してしまいました。

アゴラの記事からの紹介

アゴラは、この問題を他メディアに先駆けて伝えています。

みんなの党の都議会議員、おときた駿さんの記事。おときたさんは言論アリーナに出演します。「女性議員に「早く結婚しろ」とヤジが飛ぶ最低最悪な議会へ

広報コンサルタント新田哲史さんの記事。「から騒ぎでは済まない都議会のセクハラヤジ

また問題を分析する記事もあります。

言論アリーナに出演するうさみのりやさんの記事。「セクハラヤジ問題を淡々と考える

また同じく出演する政治活動家(日本維新の会)の海老澤由紀さんの記事。「やってしまった? 都議会のおせっかいおじさん

また問題に疑問を持つ中嶋よしふみさん(フィナンシャルプランナー)の記事。「都議会ヤジの問題で大騒ぎをする人たちが軽すぎて、頭痛がいたい

塩村さんをめぐる参考情報

塩村議員は「時の人」になりましたが、メディアはそれまでの彼女の生活を暴いてしまいました。過去のタレントの時に26日発売の週刊新潮目次「元彼から慰謝料1500万円! 不倫報道! 複数の婚約者!実は女の敵だった「美人都議」白いスネの傷」。同週刊文春目次「涙のヒロイン 塩村文夏「華麗なる履歴」」。

いろいろと困った人のようで、ネット上では彼女を批判する一部の人による「祭り」が続いているようです。話が広がりすぎてしまいました。

それはともかく、きょう26日の放送では、当時者の一人であるおときた議員の話をうかがいながら、少子高齢化の原因、都議会の質、そしてその運営の問題など、多角的な論点を取り上げ、考察します。

(アゴラ編集部)