私が辻元氏に謝罪した理由:野田中央公園の何が問題か

足立 康史

Wikipediaより:編集部

1.  今こそタブーに挑戦せよ

昨日の佐川前理財局長への証人喚問を通じて、森友学園問題への安倍政権の関与といった疑惑、まあ濡れ衣といってもいいような言い掛かりをふり払うことができて本当によかったです。今後は、経済、防衛、年金といった国益に資する仕事とともに、私に対する懲罰動議への反撃にも打って出たいと存じます。

もちろん公文書の改ざんなど絶対にあってはならないし、しっかりした対策を講じなければなりませんが、それはそれ、これはこれ、です。来年度予算も成立したのですから、安倍政権への誹謗中傷は終わりにして、野田中央公園の疑惑や関西生コンといったタブーに、正面から取り組んでいかねばなりません。

先のコラムで私は森友問題を3つに分けて議論しました。1)文書改ざんは、理財局が主犯であれば問題になるのは財務大臣の監督責任までです。2)国有地の貸付契約も、スーパースペシャルであっても違法ではないし忖度もなし。しかし3)地中ゴミについては、公園を含む野田地区全体で評価しべきです。

2.私が辻元氏に謝罪した理由

野田中央公園に係る疑惑は「デマだった!」との“デマ”が拡散されていますが、私がツイッターで謝罪したのは、証拠が不十分な段階で辻元主犯と断定するような表現になった点だけです。安倍総理に対する攻撃がエスカレートする中、撤回すべきは撤回し「オフサイドライン」を引き上げるのが狙いでした。

そもそも維新の馬場幹事長が2月6日に「(辻元氏の関与は)事実ではないと裏取りもできている」と仰ったのは、辻元氏本人がわざわざ党本部職員に電話をしてきて、1)補助金を予算化したのは麻生政権、2)補助金を決裁したのも事務委任先である大阪府の橋下知事、と、強行に根回しをしたからでした。

表面的に言えば、辻元氏の指摘は事実ですから、党の処分も甘んじて受けてきたところです。しかし、来年度予算が成立した今、私が指摘した問題の本質、すなわち、1)公園用地の鑑定評価が学校用地に劣らず杜撰であること、2)辻元清美氏と関西生コンの関係、に、改めて焦点を当てなければなりません。

3.野田中央公園の何が問題か

昨日の証人喚問で佐川前理財局長は、森友学園への国有地払い下げについて「不動産鑑定に基づいて行った」と胸を張りました。確かに9億円は「鑑定評価額」ですが、地中ゴミ分8億円を差し引いたものは「意見価格」でしかありません。小学校の開設に間に合わすため、との言い訳は納税者には通じません。

では、野田中央公園はどうでしょうか。私は森友学園に劣らず杜撰だと指摘しているのですが、改めて順番に説明します。まず、補助金が予算化されたのは辻元氏の言う通り麻生政権下でした。しかし、予算は予算、決算は決算です。鑑定せず見積もった予算ですから、執行時の公正性を検証するのは当然です。

豊中市の野田地区は昭和49年に大阪国際空港騒音対策区域として指定され大阪航空局の行政財産として管理されてきましたが、普通財産に変更し平成8年から区画整理事業を実施。処分に先立って、2010年(平成22年)1月に「地下埋設物調査報告書」がまとめられたのです。当に民主党政権下にです。

繰り返します。大阪航空局が「地下埋設物調査報告書」をまとめたのは辻元清美氏が国土交通副大臣だった2010年1月です。麻生政権が補助金を予算化した前年5月には、報告書はまとまっていなかった。ところが近財局と豊中市は報告書のことを知っていながら、それを無視し14億円で取引したのです。

大阪航空局が豊中市野田地区の地下の瓦礫等について承知したのが2010年1月、野田中央公園用地の売払に使われた不動産鑑定書の日付は2月19日、近畿財務局と豊中市との国有財産売買契約書の日付は3月10日です。なぜ不動産鑑定士は地下の瓦礫を無視したのか、なぜ補助金が満額執行されたのか。

4.やっぱり辻元清美を追及する

辻元清美氏は2月5日、私が衆院予算委で野田中央公園に触れた直後、わざわざ党本部職員に電話をしてきて、1)補助金を予算化したのは麻生政権、という言い逃れに加え、2)補助金を決裁したのは大阪府の橋下知事だから野田中央公園を取り上げると橋下さんにも火の粉が降りかかる、と脅してきました。

しかし、当時の橋下知事は、大阪航空局「地下埋設物調査報告書」を知る立場にありません。むしろ、近畿財務局が豊中市に国有地を払い下げた14億円を所与として事務を執行しただけです。それに対し、辻元副大臣は大阪航空局の報告書を詳細に知り得る立場にあり、補助金の担当副大臣でもあったのです。

来年度予算の成立を見届けた今日、立憲民主党、共産党など野党6党による私に対する懲罰動議に対し、反撃に打って出る決意を新たにしています。関西生コンについては既に家宅捜索が入りましたが、ここまで森友問題を引っ張ったのですから、野田中央公園を含め、徹底して解明してまいりたいと存じます。


編集部より:この記事は、衆議院議員・足立康史氏の公式ブログ 2018年3月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は足立氏のブログをご覧ください。