少し前だが・・・。
小室哲哉とKEIKOの離婚報道が。
複雑な想いが。
あまり書きたくもないし、読んで気分が悪くなる人もいるかもしれないが、小室哲哉の逮捕、KEIKOのくも膜下出血に療養、小室の不倫報道→引退などなど、この十数年は様々な出来事が。
いかにも、ロックが好きそうで、売れ筋の音楽はdisりそうな私だけど、実はデビューから数年のglobeは
かなり聴いていて。CDラック(懐かしい)には常にglobeがあったような。
なんせ、マーク・パンサーがメンバーで驚いた。自分にとっては、高校時代にファッションの方向性があまりにも違うのに思わず数号だけ買った『MEN’S NON-NO』のモデルであり。マーク・パンサーの真似をして、高校時代にパステルカラーのパーカーを買って、めちゃくちゃ似合わなかったのを覚えている。当時、彼が経営している(?)バーだかカフェで「Yo,Marc(だったと思う)」という店が載っており。札幌の郊外でメンノンを読みつつ、「内地は、やっぱりすげえ」と思った次第だ。
その後、大学2年生の時にケーブルテレビに契約し。MTVを見ていたら、マーク・パンサーが出ていてびっくりした。しかも、話し方がめちゃくちゃチャラいのである。
ここまで読んで薄々、気づいた人も多いことだろう。
そう、globeとは私にとっての「マーク・パンサーすごろく」の頂点なのである。いや、びっくりした。あなた、歌うのね、と。そうか、この棒読みでもラップと言えるのか、と。
「TMの人」「渡辺美里のあの曲を書いた人」だった小室哲哉は90年代に入り、すっかり大御所プロデューサーになったのだが。久々にキーボードの前に立つ小室を見て興奮したり。
そして、無名(失礼)からの大抜擢だったKEIKOの歌唱力に驚き。当時、女性の金髪は珍しく。これまたかっこよく。
というわけで、多様性と可能性にあふれた3人だった。
もう見られないのか。
いや、何があるか分からない。マイラバのボーカルakkoと小林武史も離婚後に共演したし。大槻ケンヂが言うように「ロックバンドの解散と、プロレスラーの引退は信じてはいけない」のである。
もっとも、この手のことは再結成すればいいというわけではなく。BOOWYとブランキー・ジェット・シティの再結成はあえて見たくないように。
ラッキーなことに?globeはヒットを連発した90年代後半以降も地道に活動を続けていたようで。まだ聴いていない音源が多数ある。楽しくいきますかね。
で。
globeナイトをやるよ。
3月8日(月)21時30分~
Joy to the love(globe) globeについて語り合う夜
https://www.joinclubhouse.com/event/xneljNKa
お楽しみに!
編集部より:この記事は千葉商科大学准教授、常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2021年3月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。