今週のおすすめ記事(1月13日〜1月19日)

アゴラでは日々多くの記事を配信しており、忙しい方にはすべてを追うのは難しいかもしれません。そこで、今週の特に話題となった記事や注目された記事を厳選してご紹介します。政治や社会保障を中心に、国際情勢やビジネス、文化に至るまで多岐にわたる内容を網羅。各記事のハイライトを通じて、最新のトピックを一緒に深掘りしましょう!

政治・社会保障

社会保障制度の持続可能性を確保するための抜本的な改革として、保険と税の境界を取り払うことを提案しています。この改革により、最低保障年金の実現や将来の財政問題への対応が可能になるとしています。

社会保険料と消費税を「社会保障税」に(池田 信夫)

社会保険料と消費税を「社会保障税」に
最近は石破首相も全世代型社会保障とか歳出改革とかいい始めたが、具体策は何もない。問題があまりにも大きく複雑な利害対立がからむので、どこから手をつけたらいいかわからないからだ。 社会保険料を「社会保障税」に そこで改革の第一歩とし...

石丸伸二氏が新党「再生の道」を発表。今夏の東京都議選で全42選挙区への候補擁立を目指しますが、政策が不明瞭との批判も。3年後の都知事選を視野に入れた動きに注目が集まっています。

石丸伸二氏が新党「再生の道」を旗揚げ:掛け持ちOK政策なしで都議選に臨む(アゴラ編集部)

石丸伸二氏が新党「再生の道」を旗揚げ:掛け持ちOK政策なしで都議選に臨む
石丸伸二氏が、東京都内で記者会見で、新党「再生の道」の立ち上げを発表しました。今年夏に行われる東京都議選に全42選挙区での候補者擁立を目指すとのことです。 14日の時点で石丸氏は会見を中止にしたと思われましたが、一方的...

日本の健康保険制度は高齢者の過剰医療利用で財政が圧迫されています。破綻すれば庶民の医療負担が増え、市場は縮小。効率的な医療提供を目指し、スウェーデンのような改革が必要だと提言しています。

日本は過剰医療。医療費を半分にして社会保険料の減額に充てろ(永江 一石)

日本は過剰医療。医療費を半分にして社会保険料の減額に充てろ
日本の健康保険が破綻したらどうなるか 本当の医者かどうかは知らないが、アホだな〜とと思ったツイート。 皆保険でドクターが食わせてもらってる? アホだね〜 ドクターに言わせれば皆保険なんて無くしてほしくて仕方ない 価格が自由にな...

厚労省が厚生年金保険料の上乗せで財政維持を図る中、現役世代の負担増が深刻化。小手先の対策では限界があり、基礎年金の廃止や抜本的改革が求められています。参院選での議論が鍵となります。

今度は年金保険料の改悪:現役世代の不満と負担は頂点へ(音喜多 駿)

今度は年金保険料の改悪:現役世代の不満と負担は頂点へ
衆院選が終わってから、厚労省が矢継ぎ早に保険料を上げる施策を出してきています。制度を維持するのに必死なのはわかるんですがね…。 今度は年金保険料で、また現役世代の厚生年金保険料を上乗せして、年金財政を維持するための財源に使う腹...

厚労省は高所得者の厚生年金保険料上限引き上げを調整中。現役世代の負担増に批判が集中し、歳出削減や未納問題の解決など抜本的改革が必要とされています。

厚労省が年収798万円以上の「高所得者」の厚生年金保険料の上限を引き上げ(アゴラ編集部)

厚労省が年収798万円以上の「高所得者」の厚生年金保険料の上限を引き上げ
厚生労働省は、2027年9月を目途に年収798万円以上の「高所得者」を対象とした厚生年金保険料の上限引き上げを調整中で、年金財政の改善を目指すとのことです。 関連法案は2024年通常国会に提出予定で、上限は現行の65万円から7...

基礎年金底上げ案で厚生年金を減額する改革案が進行中。世代間の不公平や財源流用に批判が集まり、消費税増税や抜本的改革の必要性が指摘されています。

厚生年金の保険料や積立金を国民年金に流用する「年金改悪法」(池田 信夫)

厚生年金の保険料や積立金を国民年金に流用する「年金改悪法」
Q. 次の記事を要約してください。 基礎年金底上げ案なら厚生年金は一時減額 国会の火種に  ・2045年度までに亡くなる会社員、減額が多く ・世代により年金が減る人が出る点に野党は批判的 ・財源を「流用」する点には経済界反発 ...

動画もどうぞ

国際・エネルギー

イーロン・マスクとAfD党首アリス・バイゼルが対談。ドイツの非現実的なエネルギー政策を批判し、原子力の再強化を提案。再生可能エネルギー依存の限界を指摘しました。

イーロン・マスクと対談したドイツ「極右」のエネルギー政策が正論(杉山 大志)

イーロン・マスクと対談したドイツ「極右」のエネルギー政策が正論
ドイツのための選択肢(AfD)の党首アリス・バイゼルががイーロン・マスクと対談した動画が話題になっている。オリジナルのXの動画は1200万回再生を超えている。 Here's the full conversation from ear...

韓国の尹錫悦大統領が内乱容疑で逮捕され、戒厳令布告に至る経緯の解明が注目されています。現職大統領の逮捕は韓国初の出来事です。

尹錫悦・韓国大統領が逮捕:二度目の拘束令状執行で(アゴラ編集部)

尹錫悦・韓国大統領が逮捕:二度目の拘束令状執行で
内乱容疑の疑いで拘束令状を執行された韓国の尹錫悦大統領が逮捕されました。 韓国で現職大統領が逮捕されるのは初めてのことです。 捜査当局としては二度目の拘束令状の執行で、尹氏の身柄を拘束することができました。 一度目...

島根原子力発電所2号機が再稼働し、中国電力の燃料費削減に貢献。今後の3号機稼働により、さらなるコスト低減と電気料金引き下げが期待されています。

島根2号機再稼動の次は、3号機の運転開始をいそげ(尾瀬原 清冽)

島根2号機再稼動の次は、3号機の運転開始をいそげ
東北電力についでBWR2例目の原発再稼動 2024年12月23日、中国電力の唯一の原子力発電所である島根原子力発電所2号機(82万kW)が発電を再開しました(再稼働)。その後、2025年1月10日に営業運転を開始しました。一方、1号機...

トランプ氏の挑発的な手法が再び注目される中、外交公約の実行性や経済政策の不明確さが課題。再登場が米国と世界に何をもたらすのかが問われています。

トランプ氏放言に振り回される4年が始まるぞ!(岡本 裕明)

トランプ氏放言に振り回される4年が始まるぞ!
大統領就任直前となり、いよいよトランプ節がうるさくなってきた今日この頃ですが、私は正直言っておかしいと思っています。暴力的発言をして揺さぶりをかけるというやり方が世界で最も影響力ある国家の指導者がやるべきことなのか、と。つまり品格ゼロ評価で...

イスラエルとハマスが停戦合意。背景にはトランプ政権の支持を見据えたイスラエルの戦略があり、占領統治の恒久化が懸念されています。停戦後の復興の進展が注目されます。

ガザの停戦合意:今、大切なこと(篠田 英朗)

ガザの停戦合意:今、大切なこと
ガザでほぼ1年半にわたって戦闘状態を続けていたイスラエルとハマスが、停戦に合意した。 まず6週間の停戦を実行し、ハマスが人質33人を解放し、イスラエルも拘束中のパレスナ人数百人を解放する。この時点で、イスラエルは人口密集地から撤退する...

世界では原子力発電が復活し需要増が見込まれる中、ドイツは原発全廃によるエネルギー危機に直面。両者の対照的な動きが原子力政策の課題を浮き彫りにしています。

原子力エネルギー巡る2件のニュース:世界的に復活を遂げる原子力(長谷川 良)

原子力エネルギー巡る2件のニュース:世界的に復活を遂げる原子力
原子力エネルギーに関して2件のニュースが16日送られてきた。先ず、原子力エネルギーに関してグットニュースは、パリに本部を置く国際エネルギー機関(IEA)からだ。それによると、電力需要の増加を背景に、原子力エネルギーが世界的に復活を遂げる見通...

ビジネス・IT・メディア

能登地震の被災者批判を巡り、「能登ウヨ」という表現が議論に。地域分断を助長すると反発が広がり、被災地の復興に向けた共感と事実に基づく議論が求められています。

毎日新聞が「能登ウヨ」という言葉を使用して分断を煽ってしまう(アゴラ編集部)

毎日新聞が「能登ウヨ」という言葉を使用して分断を煽ってしまう
能登半島地震の被災者が、復興の遅れに対する不満を訴える中で、それを批判する人々を「能登ウヨ」と呼ぶ表現が使われています。1月11日の毎日新聞には、この「能登ウヨ」という言葉を用いて批判する記事が掲載されました。しかし、この表現を巡って「毎日...

毎日新聞の「能登ウヨ」表現が議論を招き、地域全体を批判する姿勢が問題視されています。感情的煽動と偏向が指摘され、建設的議論の欠如が批判されています。

【検証】能登ウヨ記事:災害と被災者を政治利用する毎日新聞が放つ堪え難い腐臭(加藤 文宏)

【検証】能登ウヨ記事:災害と被災者を政治利用する毎日新聞が放つ堪え難い腐臭
毎日新聞記者井上英介氏は、たった1人の証言から能登ウヨなるものが存在すると言い出し、被災地に能登ウヨが登場する原因を、保守的で卑劣かつ陰湿な能登または石川県の政治風土にあると断定した。 独善と退廃にまみれた主張 1月11日、毎日...

日本自動車業界の課題はEV化よりも自動運転技術への対応にある。巨額投資と社会的協力が鍵。日産とホンダの提携は合理的だが、技術革新への迅速な対応が求められる。

ホンダ&日産提携問題の本当の課題は何か?そして落合陽一氏の会社の話も…(倉本 圭造)

ホンダ&日産提携問題の本当の課題は何か?そして落合陽一氏の会社の話も…
要点まとめ 日産の経営危機をきっかけに、自動車業界の真の課題である「自動運転技術への投資不足」と、それに伴う戦略の再考が重要視されている。短期的にはハイブリッド技術を活かしつつ、長期的にはEV化と自動運転への対応が急務。さらに、社会全...

米国企業でDEI政策の見直しが進む中、米トヨタも方針を一部縮小。効率向上と顧客価値重視に転換する動きが注目されるが、企業の多様性尊重の姿勢をどう維持するかが問われている。

米トヨタなど米国企業がDEIから撤退を始めている(室中 善博)

米トヨタなど米国企業がDEIから撤退を始めている
1月12日の産経新聞は、「米マクドナルドも『多様性目標』を廃止 トランプ次期政権発足で見直し加速の可能性」というヘッドラインで、米国の職場における女性やLGBT(性的少数者)への配慮、『ポリティカルコレクトネス(政治的公正)』の行き...

フジテレビの中居正広氏問題に関する会見は、透明性や説明責任を欠き、さらなる批判を招いた。社員関与の調査や企業文化改善が急務であり、信頼回復の道筋を示せるかが問われている。

フジテレビ港浩一社長が会見するも「回答を控える」を連発(アゴラ編集部)

フジテレビ港浩一社長が会見するも「回答を控える」を連発
タレントの中居正広さんと女性とのトラブルに関連し、一部週刊誌がフジテレビ社員の関与を報じた問題について、フジテレビの港浩一社長が記者会見を開きました。同社はこれまで関与を否定していましたが、渦中のAさんだけでなく別の女性社員からの告発もあり...

科学・文化・社会・一般

他者比較と嫉妬は、多くの人間を不幸にする認知の歪みが原因。嫉妬を尊敬や成長のエンジンに変える分析的視点を持つことや、比較対象を適切に選ぶことで、精神的な安定と幸福を得られる。他者比較から解放されるには、自分の環境や行動を積極的に見直すことが重要である。

不幸の原因「他者比較」を確実にやめる方法(黒坂 岳央)

不幸の原因「他者比較」を確実にやめる方法
黒坂岳央です。 人間は十人十色、様々な価値観の人がいる。同じことを見聞きしてもポジティブに捉える人、ネガティブに捉える人にわかれる。だが、一つ確実に不幸になる方法がある。 それはイギリスの哲学者であり、ノーベル賞受賞者であるラッ...

アルページュは、パリにあるミシュラン三つ星レストランで、アラン・パッサールシェフの野菜を主役とした革新的な料理が楽しめます。野菜ブイヨンや仔羊のロティ、軽やかなミルフィーユなど、一皿ごとに驚きと感動が広がります。

ぶらり欧州の旅:パリ編③ 野菜の魔術師のミシュラン三つ星レストラン(出口 里佐)

ぶらり欧州の旅:パリ編③ 野菜の魔術師のミシュラン三つ星レストラン
出口里佐です。 パリ後、今回はいよいよ三つ星です。ミシュランの三つ星は、そのために旅行する価値のある卓越した料理と定義されています。1か月前に予約したときからとても楽しみにしていました。 (前回:ぶらり欧州の旅:パリ編② エ...

日本の寅さんが共同体から疎外された存在として描かれるのに対し、アメリカでは詐欺師的なキャラクターが肯定される文化を比較。トランプ政権の復活で、この価値観がアメリカの国家哲学化する中、日本は関係性の再考が必要と提言しています。

詐欺師はつらいよ:車寅次郎とピーター・ティール(與那覇 潤)

詐欺師はつらいよ:車寅次郎とピーター・ティール
一大選挙イヤーだった昨年が閉じられ、『潮』誌2月号の特集も民主主義。佐々木俊尚さん・東畑開人さん・開沼博さんとの読書座談会(岩間陽子さんは今回欠席)の形で、私も登壇しております。 同誌で活字になった回では、オルテガ『大衆の反逆...

別小江神社は、派手好みな名古屋らしいカラフルな装飾と、厄割り石や銭洗いなどの体験型要素が充実した現代風の神社です。若者にも楽しめる仕掛けが多く、小規模ながら神社の新たな可能性を示しています。

インスタ映えに徹すると神社はこうなる 名古屋・別小江神社(ミヤコ カエデ)

インスタ映えに徹すると神社はこうなる 名古屋・別小江神社
名古屋市北区を歩いています。前回は上飯田駅周辺をご紹介しました。 ここに来たのにはもうひとつ目的がありました。この近くに名古屋人好みのド派手な神社があるというのです。近くとはいっても駅から歩いて17分ほどあるのですが、バスで行...

女子枠は女性の地位向上を目的とする一方、短期的対策が長期的には逆効果を招く可能性があります。本当に女性が活躍できる環境整備には、制度設計を慎重に行い、教育現場や職場文化の根本改革が必要です。

多様性には賛成。それでも女子枠には疑問…東大教授の注目論文(國武 悠人)

多様性には賛成。それでも女子枠には疑問…東大教授の注目論文
女子枠導入に対して新たな批判 近年、理工系(以下、STEMという)分野での多様性(ダイバーシティ)の重要性の高まりを受け、名門大学を中心に“女子枠”の導入が相次いでいる。女子枠とは、主にSTEM分野で女性だけを対象とした推薦枠や定員枠...

田沼意次は、優れた財政家としての評価と賄賂政治家との批判が交錯する人物。再評価を受けつつも、汚職疑惑や民衆からの反感は無視できず、その施策や家臣統制の問題が議論されています。

田沼意次の汚職は冤罪か?(呉座 勇一)

田沼意次の汚職は冤罪か?
現在(2025年)放送中のNHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公は、喜多川歌麿・東洲斎写楽などをプロデュースした江戸の出版人、蔦谷重三郎である。重三郎が活躍した時代は、老中の田沼意次が江戸幕府の政治を牛耳っていた。 田沼意次(1...

名古屋市営地下鉄「上飯田線」は、たった一区間ながら地域交通に重要な役割を果たし、その歴史的背景や遺構が都市と鉄道の変遷を物語っています。

名古屋のひと区間だけの地下鉄・上飯田線の謎をさぐる。(ミヤコ カエデ)

名古屋のひと区間だけの地下鉄・上飯田線の謎をさぐる。
名古屋の人に聞きました。名古屋に地下鉄は何路線あるでしょう? 「そりゃぁあんた簡単だがね。東山線に名城線、つるみゃあ(鶴舞)線に桜通線。4本だがや。」(元名古屋市長がしゃべっているのを想像してください) いえ、違います。実はもう...

SNS時代の選挙がニヒリズム的政治風潮を助長し、民主主義の質を低下させている現状が議論されています。多様な価値観の議論や、自己肯定感を高める仕組みの構築が、今後の課題として挙げられます。

ポピュリズムを生むのは熱狂でなく絶望である(與那覇 潤)

ポピュリズムを生むのは熱狂でなく絶望である
前回の記事と同じく『文藝春秋』2月号の、第二特集は豪華な識者が世界各国の危機を論じる「崩れゆく国のかたち」。私と浜崎洋介さんの対談「SNS選挙は民主主義なのか」も載っています! 昨年12月12日に配信された文春ウェビナ...