出口里佐です。
フランス料理が好きな方なら、きっと気になる映画『グランメゾン・パリ』。木村拓哉さん主演のこの作品の料理監修を務めたのは、パリの三ツ星レストラン「レストラン・ケイ」の小林圭シェフ。
彼の手がけるレストランは日本にも4店舗あり、そのうちのひとつが、リッツカールトン東京45階にある「エリタージュ バイ ケイ」。今回、映画公開を記念した特別メニューが2025年3月31日まで楽しめると聞き、早速ディナーへ行ってきました。

リッツカールトン東京49階のレストラン、エリタージュ バイ ケイ
ラグジュアリーな空間で始まる美食のひととき

レストラン入り口付近のテーブルには、大きな枝付きのお花
リッツカールトン東京49階に到着すると、ほのかに漂う柑橘系の香りが心をくすぐります。ロビーを歩きながらエリタージュの入り口へ向かうと、すでにスタッフの方が温かく迎えてくださいました。案内される途中に見えたキッチンの様子や、テーブルを彩る大きな枝付きの花々。その美しさに思わず足を止め、スマホでパシャリ。

席からの18時ころの風景。
正面に麻布台ヒルズ、右奥には東京湾が見えます。
ディナーが始まる18時、窓の外には麻布台ヒルズの高層ビルがそびえ、遠くには東京湾まで見渡せる贅沢な景色。食前酒に、夫はリッツカールトン東京限定のクラフトビール「Golden Ale」、私はノンアルコールのスパークリングをいただき、華やかな夜の始まりを感じました。
『グランメゾン・パリ』公開記念特別メニュー
今回いただいたのは、特別メニューの下記4品が組み込まれた7品のディナーコース。
*赤紫蘇のグラニテ

グランメゾンパリの特別メニュー、赤紫蘇のグラニテ
*オマールフュメ(最高級のブルターニュ産オマールブルーを藁で燻製し、海老味噌と味噌を添えて)

特別メニュー2品目、オマールのフュメ。
*甘鯛の鱗焼き(聖護院大根と銀杏を添え、まるで京料理のような趣のあるソースとともに)

特別メニュー3品目、甘鯛の鱗焼き。京料理のよう。
*タルトショコラ(ヴァローナ社のカカオ分70%のビターな味わいと、ミルクチョコレートの優しさが絶妙なバランス)

特別メニュー4品目、タルトショコラ。
他にも、シェフのセンスが光る一皿一皿に魅了されました。
*アミューズ(帆立のモナカ、豚のリエット、ゴボウのスープとフラン、竹炭をまとったオマール海老の爪)

アミューズ3種。左から、豚肉リエットとトースト、ゴボウのスープとフランと百合根、オマール海老の爪に竹炭。

アミューズ、帆立のモナカ。
*牛コンソメスープ

牛コンソメスープ
*黒トリュフのリゾット(ポルトガルのポルト酒とマデイラ酒が香りを引き立てる、まさに贅沢な一皿)

黒トリュフの香り豊かなリゾット。ポルトガルのお酒で更に美味しく。
*群馬県産赤毛和牛A5フィレ肉のロースト(口の中でとろける柔らかさに、ジロール茸の香ばしさがアクセント)

群馬県産赤毛和牛(A5ランク)のローストとジロール茸
*シェーブルチーズとオリーブオイルのデザート(シェーブル特有のクセが控えめで、ほどよいコクが楽しめる)

シェーブルチーズとオリーブオイルのデザート。
最後に登場したミニャルディーズ(小菓子)は、可愛らしくて目でも楽しめました。
・ピスタチオのクリームタルト
・レッドカラントのパート・ド・フリュイ
・レモンのプチマドレーヌ
・いちごのホワイトチョコレートがけ
心温まるおもてなしとともに

ミニャルディーズ4種と右下に誕生日プレート。ロウソクは2本。
誕生日が近かったので、お願いしていたバースデープレートがミニャルディーズのお皿に乗って運ばれ、ローソクに灯された小さな炎が、テーブルを優しく照らしました。夫と並んで記念撮影もしてくださり、スタッフの皆さんの温かな心遣いに感動。
気がつけば時刻は20時半。すっかり夜景が輝く時間になっていました。東京の夜景を眺めながら、49階という特別な空間で過ごす時間は、何よりの贅沢です。

20時半ころの夜景。写真では伝えきれないほど、眩かったです。
帰り際には、エリタージュ・ケイ特製のチョコレートケーキが、シックな黒の箱に収められて手渡されました。この細やかな気配りにも、心が満たされます。

お土産は黒いシックな箱入り。ナッツを散りばめたチョコレートケーキの上にはマロンペースト?リッツカールトン東京のブルーの袋も素敵。
至福の時間をぜひ
『グランメゾン・パリ』公開記念特別メニューは、2025年3月31日までの期間限定ですが、この特別メニューでなくても、エリタージュ・ケイでは心躍る美味しさと、上質なサービスが待っています。美食と贅沢な時間を楽しみたい方に、ぜひ訪れてほしい一軒です。
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エリタージュ バイ ケイ
