2週間の日程に組み込まれたご静養
宮内庁は天皇、皇后両陛下のオランダとベルギー公式訪問の詳細な日程を発表した。期間は6月13~26日の2週間で、両陛下は国賓として迎えられるが、いずれの日程も最初に離宮でのご静養が入る。
オランダには13日に到着されるが、正式日程の開始は17日で、公式の首都であるアムステルダムでの歓迎式典や国王夫妻主催の晩餐会に出席され、20日まで小児がんセンターなどを訪問する。
ベルギーには20日に到着されるが、こちらも22日まではご静養にあてられ、23日から歓迎式典や国王夫妻主催の晩餐会が催される。

天皇皇后両陛下と愛子内親王 宮内庁インスタグラムより
長期滞在と皇室外交への違和感
英国でもモンゴルでも訪問の最初の何日かは皇后陛下の体調調整に費やされ、2泊か3泊の内容に1週間かけた。今回も数十人もの随行者も含めて長期滞在することになり、その費用のほとんどは国庫から出すことになる。
おりしも、英国のチャールズ国王夫妻は、国王が癌で闘病中にもかかわらず、トランプ大統領の暴走で緊張した関係にある米国を訪問され、議会演説もされ、絶賛された。上皇陛下の時代のストイックさをそのまま引き継ぐべきだとはいわないが、日数の割には中身の薄い皇室外交は、やはり違和感がある。
どうしても静養が必要なら、先に近隣の第3国に皇后陛下だけ少人数で到着されて、体調を整えられるといった方法もあるのではないか。
オランダ・ベルギー王室との関係
オランダと日本の皇室には、戦争の傷跡が深刻に存在するが、上皇陛下の訪問などを機に王室との関係は改善され、また、皇后陛下の父親の小和田恆氏が国際司法裁判所長として赴任していたこともあり、皇太子時代の両陛下が静養を兼ねて訪問されたこともある。また、ベルギー王室はもっとも親日的で、前国王のアルベール2世は皇嗣殿下だったころに大阪万博で来日され、そのときに高松宮妃などに依頼されて昭和天皇の訪欧の根回しをしてくれたことがある。

ベルギー フィリップ国王とマティルド王妃 Wikipediaより
ベルギーはボードワン国王(兄)→アルベール2世(弟)→フィリップ国王(甥)という王位継承をしたことから日本の皇位継承の前例として貴重だ。
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