北陸新幹線に「丹波嵯峨野駅」をもうひとつ作るべし

小浜を外すなら巨大な見返りを

北陸新幹線について、そもそも言えば、私は1970年代からの原発との絡みなどを見てきたので、小浜を外すのは反対だし、通さないなら、よほど巨大な見返りが必要だということを大前提にしている。過去の歴史を無視して好き勝手に言うなら、代償措置を提案しろと言いたい。

そのうえで、私の推奨は、敦賀から小浜の南方をかすめて、朽木から葛川を通り、大津に出て六地蔵経由で松井に回すという案で、2年ほど前に提案したことがある。

しかし、今残っている案では、JR京都線の桂川駅あたりに新京都駅を設けるというのが現実的なのだろう。

北陸新幹線 JR東日本HPより

京都市内に2つ目の新幹線駅を

ただ、京都を通るといっても、市内に住む者としては、なんか大阪との間の駅だという感じだ。私は、それなら地下を通過する太秦あたりに2つ目の京都市内の駅を設けたらいいと提案したい。

そもそも新幹線は、東京だけでも上野、東京、品川と、10kmの間に3つも駅がある。東京以外は新幹線の駅は1つなどという理屈はない。上野や品川は発着枠の拡大用などと当初は言っていたが、ほとんど東京発着になっているのであって、同一都市内に複数の駅をつくりたくない口実にすぎない。関西では阪神間に駅がないのは何とも理不尽だ。

太秦に「丹波嵯峨野駅」を

そこで、どうせ太秦付近の地下を通るのなら、北京都駅でも丹波嵯峨駅でも太秦丹波駅でも、どうでもいいが、駅をつくったらどうか。桂川駅からは7kmほどだから、東京駅から品川駅や上野駅までより距離がある。

こだま型は両方に止めたらいいし、ひかり・のぞみ型は、桂川と太秦に交互に止めてもいい。周南と新山口で、のぞみはそうしている。

嵐山から2km、竜安寺から2.5km、金閣寺から3km。歩ける距離だ。嵯峨野線とは連絡するし、京福電鉄、さらには地下鉄東西線の延長という手もある。

周辺ターミナルで交通を分散

京都の交通問題は、京都駅とか四条とかをいったん通らなくてはならないことだ。新幹線に限らず、周辺にターミナルを形成することが、オーバーツーリズム対策としても防災対策としても有効だ。

舞鶴案とか亀岡案もあったが、新京都駅としては機能しない。しかし、太秦なら、京都駅より15分、桂川駅より30分以上近くなるから、メリットは大きい。


誤解だらけの沖縄と領土問題(増補改訂版)(清談社)

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