NYの名門ステーキは銀座でいくら?:Smith & Wollenskyが日本初上陸

ニューヨークの有名ステーキハウスが、ついに東京にやってきました。1977年創業のSmith & Wollensky。2026年5月、日本初の店舗を銀座にオープンしました。店内でドライエイジングしたUSDAプライムビーフを売り物にする、アメリカを代表するクラシックなステーキハウスです。

映画『プラダを着た悪魔』にも登場する店として知られています。アメリカの高級ステーキハウスが日本にやってくると、いったいいくらになるのでしょうか。

7万2000円のステーキ

まず驚くのが値段です。銀座店の看板メニュー「北海道スウィンギングトマホーク」は、なんと7万2000円。肉を吊り下げた状態でテーブルまで運び、目の前でカットするという、いかにもアメリカらしい豪快な料理です。

もちろん、全部が7万円ではありません。銀座店限定の「ランウェイのランチ」は1万4000円。「フォーチュン・パワーランチ」は1万7000円です。前者にはプライム・リブアイステーキ、後者にはプライム・ニューヨークサーロインステーキが付きます。価格は税込みですが、別途サービス料がかかります。

ステーキの味はいいが量が多い

では、肝心の味はどうなのでしょうか。実際に食べた人たちの口コミでは、ステーキへの評価はかなり高いようです。ランチでリブアイを食べた人は、肉にしっかりとした弾力があり、噛むと旨味が広がると評価しています。味付けは比較的シンプルで、肉そのものの味が前面に出るタイプです。

先行試食会のレビューでも、リブアイとサーロインについて、熟成肉らしい旨味の濃さと脂の甘さ、さらに表面の香ばしさと中のジューシーさの対比が印象的だったとされています。要するに、日本風の繊細な牛肉料理ではありません。肉を食べたという実感を楽しむアメリカのステーキです。

そして量もアメリカです。最近の口コミでも「一品一品の量が多め」と指摘されており、トマホークなどは大人数でシェアすることを前提に考えたほうがよさそうです。

意外な人気者は巨大チョコレートケーキ

意外だったのは、ステーキ以上に繰り返し絶賛されている料理です。チョコレートケーキです。その名も「ギガンティックチョコレートケーキ」。価格は3,800円で、直径36cmのホールから、高さ15cmという巨大なケーキが切り出されます。

チョコレートケーキ

いかにも「甘すぎるアメリカのケーキ」を想像しますが、口コミではむしろ、甘さがくどくなく食べやすいという評価が複数見られます。食べ切れなかった分を持ち帰ったという人もいます。ステーキよりチョコレートケーキを絶賛している人もいます。

もちろん絶賛ばかりではありません。ある来店者は、リブアイの脂身がかなり多かったことや、付け合わせのほうれん草が水っぽかったこと、サービス上の細かなミスなどを挙げ、ステーキを食べるなら他店を選ぶという厳しい評価をしています。ただしチョコレートケーキは高く評価しています。

「肉」ではなく「ニューヨーク」を食べる

海外へ行くと、日本では日常食だったものが突然、高級料理になることがあります。ニューヨークの一風堂もその典型でした。今回はその逆です。ニューヨークのステーキ文化を、そのまま日本へ輸入する。その着地点は、やはり銀座でした。

銀座店は3フロア、146席という大型店で、約2000本のワインを収蔵し、曜日によってはジャズの生演奏もあります。料理だけでなく、ニューヨークのステーキハウスという「空間」そのものを売ろうとしているのでしょう。

ランチなら1万4000円、トマホークなら7万2000円。この値段を高いと思うか、ニューヨーク旅行より安いと思うか。なんとも銀座らしい店がやってきました。

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