2017年も沢山の映画たちが、スクリーンを様々な色に染めてくれました。心に残る名作から、泡となって砕け散った駄作まで、2017年の映画界もにぎやかでした。
そんな可愛いコたちに優劣を付ける、非情な作業に心を痛めつつ、極めて私的なベスト・ムービーを発表します。ただし、ブログで付けた点数通りにはならないところがミソ。鑑賞してから長い時間をかけて、自分の中でジワジワと評価が上る作品もあるんですよね(もちろんその逆もあり)。
カテゴリーは、ベスト、アニメ、ユニークに分かれています。
ベスト・ムービー
【1位】「ラ・ラ・ランド」
【2位】「ドリーム」
【3位】「ブレードランナー 2049」
【4位】「メッセージ」
【5位】「ダンケルク」
【6位】「怪物はささやく」
【7位】「ムーンライト」
【8位】「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
【9位】「希望のかなた」
【10位】「はじまりへの旅」
(以下順不同)
「LOGAN/ローガン」「あさがくるまえに」「美女と野獣」「沈黙 サイレンス」
「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」「ノクターナル・アニマルズ」
「ローサは密告された」「猫が教えてくれたこと」
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
「サバイバルファミリー」「彼女がその名を知らない鳥たち」
「帝一の國」「彼らが本気で編むときは、」
2017年の1位は、オスカーを取りそこなった「ラ・ラ・ランド」(苦笑)。オリジナルのミュージカルという現代ではヒットが難しいジャンルながら、内容や出演俳優のパフォーマンスは秀逸で、夢を追うことの素晴らしさとその代償の苦さを、歌とダンスで余すことなく表現。ファンタジックな映像も見事でした。興収ではぶっちぎりの1位だった実写版「美女と野獣」と共に、ミュージカル映画の魅力の再発見とファン層を広げた功績も評価したいです。惜しくもベストテン入りしなかった作品も含めて、2017年はとりわけ、社会に対して問題提起する作品が多かった気がします。
例年、日本映画は、外国映画とは別にランキングしていたんですが、今回はベストと言えるほどの作品はなかったので、順不動の中に、少しだけ入れました。
このカテゴリは比較的、マジメな作品をランキングしています。楽しかったあの作品や、ブッ飛んだあの映画は、別のコーナーで登場するかも?!
ちなみに今回は、ワースト・ムービーはランキングしません。なぜなら、あまりにも小粒すぎて、悪口を言う気にもならないため。やっぱり超大作で大コケしてくれないとね(笑)。
「納得!」「私も感激しました」から「なぜ、あの映画が入ってないの?(悩)!」「これがなんでベストなわけ?!(怒)」などなど、ご意見、ご不満、どうぞお寄せくださいませ \(^▽^)/
次回は、アニメとユニーク・ムービー。お楽しみに~♪
この記事は、映画ライター渡まち子氏のブログ「映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評」2018年1月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。