アゴラでは日々多くの記事を配信しており、忙しい方にはすべてを追うのは難しいかもしれません。そこで、今週の特に話題となった記事や、注目された記事を厳選してご紹介します。
政治や社会保障を中心に、国際情勢やビジネス、文化に至るまで多岐にわたる内容を網羅。各記事のハイライトを通じて、最新のトピックを一緒に深掘りしましょう!
政治・経済・社会保障
共同通信が、高市早苗首相が自民党内に対して通常国会冒頭での衆議院解散を行いたい意向を伝達したと報じました。与党内では解散時期や戦略を巡る議論が続いており、政局は不透明感を帯びています。一方、野党側は「解散ありきの国会運営」との批判を強めています。
高市首相「冒頭解散の意向を伝達」と共同通信が報道(アゴラ編集部)
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立憲民主党と公明党が衆院選を目前に新党結成へ向けた協議を進めていると報じられています。公明党は小選挙区で候補者擁立を取りやめ、立憲候補の支援を検討し、票読みや選挙構図が大きく変わる可能性があるとの観測が出ています。政界再編の動きと支持層の反応にも波紋が広がっています。
立憲民主党と公明党が新党結成?:公明の小選挙区撤退で選挙情勢が激変(アゴラ編集部)
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公明党と立憲民主党が新党結成を模索する動きについて、単なる政局の混乱ではなく、高市首相の政策推進を抑制するための「合理的な連携戦略」であると評価しています。両党が解党して一体化するわけではなく、選挙戦略上の柔軟な協力形態だと論じています。
公明と立憲の新党構想が高市暴走阻止のため合理的なわけ:両党を解党することにはならないだろう(八幡 和郎)
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立憲民主党と公明党が結成した新党「中道改革連合」に対し、同じく中道改革を掲げる国民民主党が参加を見送る意向を示しました。国民は政策や選挙戦略の整合性に疑問を持ち、独自路線を維持する方針とされ、野党再編の混迷と課題が浮き彫りになっています。
立憲・公明の新党『中道改革連合』に「改革中道」掲げる国民は不参加(アゴラ編集部)
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「中道改革連合」は希望の党のように分裂してグチャグチャになる(池田 信夫)
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立憲民主党と公明党が結成した「中道改革連合」という新党名に潜む重大な矛盾を指摘しています。名称が中道・改革の曖昧な印象を与え、有権者に政策の明確な方向性を伝えにくい点や、支持基盤の違いを隠蔽してしまう危険性があると論じています。党名自体が戦略上の足枷になりかねないとの懸念を示しています。
「中道改革連合」という党名が抱える致命的な問題点(尾藤 克之)
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立憲民主党と公明党による新党「中道改革連合」で衆院選候補者調整を円滑に進める方策を提案しています。両党の支持基盤や政策優先順位を踏まえ、選挙区ごとの配分ルールや合意形成の仕組みを具体化することで、対立を避けつつ共同戦線を張る道筋を示しています。新党の結束と有権者の支持拡大につながる調整論を論じています。
中道改革連合の候補者調整、こうすれば立憲・公明両方が納得(八幡 和郎)
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菅義偉元首相が次期衆議院選挙に出馬しない意向を表明し、政界から引退する方向で調整していると報じられています。首相退任後も党内で影響力を保ってきた菅氏ですが、党の世代交代や自身の健康・家庭事情を踏まえ、一区切りをつける決断をしたとして、今後の与野党勢力図にも影響が出る可能性が指摘されています。
菅義偉元首相、次期衆院選に不出馬で政界引退へ(アゴラ編集部)
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公明党の斉藤鉄夫代表は、新党「中道改革連合」について「参加した政治家はもはや立憲民主党の人ではない」と発言し、野党再編をめぐる波紋が広がっています。この発言は他党との関係や支持基盤への影響を巡る懸念を呼び、政局の流動化が一段と進むとの見方が出ています。
公明党・斉藤代表「(新党に)集まった人はもう立民の人ではありません」が波紋(アゴラ編集部)
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日本の戦後政治における「中道結集」という課題を取り上げています。立憲民主党が従来の野党共闘を超えて真の中道政党に変われば政権交代も可能だが、共産党との依存構造や政策の不一致が壁になっており、令和の政治で実現するかは不透明だと論じています。
戦後政治の “見果てぬ夢”:令和に「中道結集」は実現するか(與那覇 潤)
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日本の巨額な国債市場がいわば「バブル」の様相を呈していると指摘し、金利上昇や日銀の正常化が進めば国債価格が暴落し、約550兆円規模の含み損が実現損に転じるリスクを論じています。政府債務の持続可能性と金融市場の脆弱性への警戒が必要だと述べています。
「国債バブル」が崩壊すると550兆円が吹っ飛ぶ(池田 信夫)
動画もどうぞ。
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厚生労働省は初診料や再診料の診療報酬点数を引き上げる方針を発表しました。患者の自己負担額は当面変わらないものの、医療保険財政の負担増を補うために将来的な保険料引き上げが避けられないとの懸念が強まっています。特に現役世代への負担増が家計圧迫につながる可能性が指摘されています。
厚労省が初診料・再診料等を引き上げ:現役世代は保険料アップでさらなる負担(アゴラ編集部)
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日銀が政府の財政運営に追随して国債買い入れや金融緩和を一段と進める現状を批判しています。中央銀行が独立性を失い、財政の下請けとして機能することはインフレや市場歪みを招くとして、日銀の役割と政策の見直しが必要だと論じています。
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近年の円安・株高の背景をわかりやすく解説しています。円安は日米金利差や金融政策の違い、海外投資の動きが主因とされ、株高は海外需要や企業業績の改善が影響しています。一方で円安は輸入物価を押し上げ、生活コスト増や国民富の目減りにつながるリスクがあると論じています。
なんで円安になったの?なんで株は上がってるの?なんで円安はいけないの?(永江 一石)
国際・エネルギー
イラン国内での反政府デモや経済低迷を背景に、体制の脆弱化や政権維持の困難が指摘される中、トランプ米政権が中東情勢に強硬姿勢を強めていると論じています。イラン崩壊の可能性と、それが中東・国際政治の勢力図に与える影響について分析しています。
イランの行方、崩壊は近いのか?:国際社会の地図を書き換える勢いのトランプ大統領(岡本 裕明)
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ドイツ・ベルリン南西部で高圧電線への放火による大規模停電が発生し、数万人が極寒の中で数日間停電に苦しみました。極左系の過激派組織とされる「ヴォルケーノ(火山)グループ」が犯行声明を出し、インフラ脆弱性と治安対策の甘さが改めて浮き彫りになっています。公共メディアが事態を十分に伝えていないとの問題意識も示されています。
厳寒ベルリンを襲ったブラックアウト:野放しの極左テロ、沈黙する公共メディア(川口 マーン 惠美)
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米国のトランプ政権時代に導入された輸入関税の合憲性を問う訴訟で、米最高裁判所は判決を出さず、判断時期を先送りしました。関税措置の正当性についての判断は依然として不透明で、貿易政策と司法判断の先行きが注目されています。
トランプ関税の米最高裁判決は出ず:関税措置の合憲性判断の時期は不明のまま(アゴラ編集部)
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日本の電気事業制度が2011年の東日本大震災後に進められた垂直分離・競争導入型へと改変されたことで、AI用途など電力需要の大幅増に対応できずデータセンター建設が遅れていると指摘しています。これを解消するには、震災前の垂直統合・地域独占体制に戻すべきだと論じています。
AI革命に対応できない電気事業制度は震災前の垂直統合に戻すべきだ(杉山 大志)
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ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、福島第一原発事故後に進めた脱原発政策を「重大な戦略的失敗」と明言しました。電力コスト高騰や産業競争力低下、化石燃料依存の露呈が背景にあり、欧州では原子力再評価の動きが広がっています。日本も同様の政策選択で似たリスクを抱えているとして警鐘を鳴らしています。
メルツ首相「ドイツの脱原発は戦略的失敗」:日本も対岸の火事ではない(アゴラ編集部)
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日本の再生可能エネルギー開発に対する巨額の補助金が無駄や非効率を生んでいると指摘しています。採算性の低い案件への支援や地元負担の増加が問題視され、補助金制度の見直しや精査が必要だと論じています。補助金の適正化を通じて政策の効率化を図るべきだと強調しています。
ビジネス・IT・メディア
人間関係で「無理」と言えない人ほどストレスを抱えやすく、結果として経済的・時間的損失につながると指摘しています。断る力は自己管理・交渉力とも関連し、仕事・収入・幸福度の向上に寄与するとの観点から「断る力=年収との関係」について論じています。
「無理です」が言えない病——断れる人は年収が高いという話(尾藤 克之)
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2026年1月12日の小泉進次郎防衛大臣の閣議後記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者が「ベネズエラ大統領夫人が銃撃戦後に殴打された」とする画像を根拠に質問しましたが、その画像は生成AIによるフェイクであることが判明し、一次情報の確認不足への批判が噴出しています。生成AI時代における報道のリテラシーの重要性が改めて問われています。
望月衣塑子記者がAIフェイク画像を根拠に小泉防衛相に質問し赤っ恥(アゴラ編集部)
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一時話題になった「ワーケーション」は、観光地で働きつつ休暇も楽しむというコンセプトにもかかわらず、実際には仕事も休暇も中途半端になりやすいと指摘しています。またセキュリティや機材面の制約も大きく、仕事と休暇を完全に分けた方が満足度が高いという現実が普及の壁になったと論じています。
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日本の個人事業者が収益や成長で行き詰まりを感じる背景を分析しています。低成長経済や消費の停滞、労働時間と収益の非対称性、ICT・デジタル化対応の遅れなどが原因として挙げられ、個人事業者が今後競争力を維持・向上させるには、業務効率化や市場ニーズの変化への適応が不可欠だと論じています。
行き詰まる個人事業、「なぜ」と「どうなる今後」?(岡本 裕明)
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リモートワークは従業員の利便性や柔軟な働き方が注目されがちですが、企業側の視点では生産性・コミュニケーションの低下、評価制度の難しさ、組織統制の弱体化などの課題があり、必ずしも導入が企業利益につながるとは限らないと論じています。企業が導入を成功させるための条件も提示しています。
リモートワーク、「企業側」にメリットはあるのか?(黒坂 岳央)
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プルデンシャル生命保険で約100人の社員が合計31億円超を着服する不正が発覚し、社長が退任する事態となりました。内部統制・監査の欠陥やコンプライアンス意識の低さが露呈し、ガバナンス体制の抜本的な見直しが求められています。保険会社としての信頼回復が急務です。
プルデンシャル生命、社員100人が31億円着服で社長退任のガバナンス崩壊(アゴラ編集部)
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故・久米宏さんが活躍したテレビ地上波の“黄金時代”がすでに終焉を迎えたと論じています。クイズや音楽、報道番組など多様な番組が視聴者を惹きつけた一方、現在はSNSやネット動画中心の時代となり、地上波の魅力や公共性・独自性が失われつつあるとの認識を示しています。
科学・文化・社会・一般
戦国時代の武将・豊臣秀吉とその弟・豊臣秀長が、従来いわれてきた異父兄弟ではなく、同じ父母の兄弟であった可能性が示されています。秀長の生年・没年や文書史料から、両者の父が同一人物であると判断でき、兄弟関係の実像が再検証されています。
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政治や国際関係における「決裂」は単なる対立ではなく、関係者同士が背景にある「物語(価値観・前提)」を共有できていないことが根本原因だと論じています。見解や戦略がすれ違う状態では、対話や妥協が成立しにくく、関係修復が困難になると指摘しています。
“決裂” が起きるときはつねに、物語がすれ違っている(與那覇 潤)
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日本の多くの中高で当たり前だった吹奏楽部が、少子化や教員の働き方改革で部員減少や指導困難に直面し、存続が危ぶまれている現状を指摘しています。楽器・練習場所の確保も難しく、文化系部活動の“当たり前”が消えつつあるとして、日本社会の変化を象徴する出来事と論じています。
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長野県・下諏訪は古くからの門前町として諏訪大社秋宮・春宮の参拝者を支えつつ、中山道の宿場町として旅人を迎えた歴史を持ちます。この記事では、両者の文化が混ざり合う町並みや歴史的建造物、祭礼・温泉文化を歩きながら紹介し、下諏訪の豊かな地域資源を丁寧に描写しています。
門前町と宿場町 2つの顔を持つ町、下諏訪を歩く(ミヤコ カエデ)
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創価学会がかつて都市部の「中間集団」として機能し支持基盤と政治動員力を持っていたものの、会員の高齢化や生活水準向上に伴う信仰・組織活力の低下でその役割を失いつつあると論じています。創価学会の衰退は公明党の票減にも直結し、日本社会の共同体機能の弱体化を象徴すると指摘しています。