アゴラでは毎日10記事以上を配信しています。そんなにチェックしているヒマないよって方に、今週のおすすめ記事、PV数が多かった記事や話題の記事を中心にご紹介します。
政治・社会保障
兵庫県知事選で斎藤元彦氏が再選を果たしました。不信任決議などの議論を乗り越えた選挙戦では、SNSや街頭活動を通じた支持拡大が勝因となりました。一方で、斎藤氏に対する疑念や県議会の課題は依然残されており、今後の動向が注目されます。
兵庫県知事選、斎藤元彦前知事が稲村和美氏らを退け再選(アゴラ編集部)
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兵庫県知事選では斎藤元彦氏が再選を果たし、維新の対応に課題が浮上しました。維新は斎藤氏支援を選ばず独自候補を立てたものの、結果として支持を得られませんでした。この選挙は、政党が民意を理解する重要性や対応戦略の再考を求められる場となりました。
斎藤元彦候補がゼロ打ち当角:維新はどこで「間違えた」のか(音喜多 駿)
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斎藤元彦氏が兵庫県知事選で再選を果たし、選挙はSNSの影響力を背景に新たな局面を迎えました。一方、議会や県職員との関係修復、行政正常化が課題として浮上。メディアの報道姿勢や選挙制度のあり方も見直しが必要と指摘され、今後の改革が期待されます。
兵庫県知事選が残した課題:マスコミのありかたにも一石投じる(岡本 裕明)
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兵庫県知事選で斎藤元彦氏が再選した一方、既存メディアの報道姿勢が批判されました。中立性を欠いた報道や情報操作が指摘され、SNSを含む情報環境の多様化が選挙戦に影響を与えました。今後、既存メディアはその役割を再定義し、公正で信頼できる報道を目指す必要があります。
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兵庫県議会の百条委員会で委員辞職が発生し、斎藤元彦氏のパワハラ疑惑調査に混乱。委員会の公平性や議会の信頼性に疑問が浮上し、解散や改革の必要性が議論されています。
兵庫県議会 百条委員会が崩壊?:「一身上の都合」で議員辞職する委員も(アゴラ編集部)
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兵庫県の知事選挙では、長年続いた内務官僚出身の知事体制や過去の「闇歴史」が改めて注目されました。斎藤元彦知事はこれらの歴史的背景を改革する姿勢を示し、新たな県政の方向性を探っています。今後、県民の信頼を得ながら現状を打破できるかが問われます。
斎藤元彦知事が改革しようとした兵庫県政の「闇歴史」(八幡 和郎)
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斎藤元彦知事の再選を支援したPR会社「merchu」の折田楓氏が、自身の広報活動をnoteで公開したことから、公職選挙法違反の疑惑が浮上しました。選挙活動に対して報酬が支払われていた可能性が指摘されており、現行法との整合性や選挙運動の在り方が問われています。現在、総務省の見解と今後の対応が注目されています。
折田楓氏の選挙広報活動に買収疑惑:斎藤元彦氏当選の裏側で何が起きたのか(アゴラ編集部)
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厚生労働省が進める「106万円の壁」撤廃により、短時間労働者の厚生年金加入が義務化される予定です。しかし、企業の負担増が賃金抑制や労働環境の悪化を招き、働く世代に重い負担を強いる可能性が指摘されています。社会保険料の在り方や雇用政策の再考が求められています。
厚生年金に加入させてもらえるようになったらトクなの?と思ったときに読む話(城 繁幸)
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国民民主党が提案する所得減税案は、現役世代の負担軽減を目指していますが、財源不足や年金控除の不合理性が問題視されています。特に年金控除が「二重控除」となり、多くの年金生活者が非課税になる仕組みが不公平との批判があります。所得控除の全面的な見直しを含めた議論が求められています。
国民民主党の所得減税の財源は年金控除12兆円にある(池田 信夫)
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動画もどうぞ。
エネルギー・国際
ロシア・ウクライナ戦争はロシアが優勢を保ち、停戦交渉も進展していません。ゼレンスキー政権の停戦拒否が国際的圧力を呼び、国内の政治不安定化も懸念されています。日本の外交は抽象的な姿勢に留まり、報道は硬直化している現状が指摘されました。現実を見据えた冷静な議論が重要です。
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石破政権はAPECで各国首脳と会談を重ね、習近平氏との対話も順調に進みましたが、日米関係が淡白になりつつあることが課題です。一方、中国との関係再構築を模索していますが、二面外交がアメリカの警戒を招く可能性があります。国内ではリベラル化の進展が外交政策に影響を与え、今後の日本外交は岐路に立たされる状況です。
石破政権では日米関係淡白、日中関係再構築か?:見透かされる日本外交(岡本 裕明)
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小池都知事がCOP29で伊豆諸島に浮体式洋上風力発電所を建設する計画を発表。しかし、技術的実現性や高額な費用、環境への影響など多くの課題が指摘されています。
小池都知事が伊豆諸島を洋上風力で環境破壊とCOPで宣言(杉山 大志)
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トランプ氏の再登場により、米国の気候政策は大きな変化が予測されます。化石燃料の開発促進や規制緩和が進む一方、パリ協定からの再離脱が示唆され、国際的な気候変動対策の枠組みに影響を及ぼす可能性があります。日本もエネルギー政策の見直しが求められる中、トランプ氏の動向が世界の気候戦略に波紋を広げることが懸念されています。
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ロシアがウクライナ攻撃に新型中距離弾道ミサイル「オレシュニク」を使用。ICBMか否かで議論が分かれ、戦争が新段階に突入。NATOへの圧力との見方も。
ロシアが使用したのはICBMか中距離弾道ミサイルか?:第三次世界大戦の足音(アゴラ編集部)
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ICC(国際刑事裁判所)はイスラエルのネタニヤフ首相と前国防相に逮捕状を発行しました。これに対し、アメリカとイスラエルは反発を強めており、ICCへの制裁も視野に入れています。一方、日本は財政支援国でありながら、ガザ危機への関与が薄く、国際的な信頼性に疑問が投げかけられています。「法の支配」を掲げる日本の外交姿勢が試されています。
ICC(国際刑事裁判所)のイスラエル首相・前国防相の訴追(篠田 英朗)
ビジネス・IT・メディア
日本のITへの苦手意識はデジタル化の妨げです。著者はアナログ対応を有料化し、デジタル対応できない人が損をする仕組みを提案。全員がIT対応力を向上させるべきだと主張しています。
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本書は「半ポスト真実」という概念を軸に、メディアが一方的な見解を拡散する現象を批判的に分析しています。情報操作に対抗するため、異なる視点への注目や批判的思考の重要性を説いています。現代メディアを理解する上での必読書です。
メディア不信時代の教科書:嶋崎史崇『ウクライナ・コロナワクチン報道にみるメディア危機』(松田 智)
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兵庫県知事選で斎藤元彦氏がパワハラ疑惑の渦中で再選され、SNSを利用した若年層からの支持が勝因とされています。一方で、コロナ禍やウクライナ問題におけるメディアと専門家の失敗が若い世代に既存の権威への不信感を抱かせたと分析されています。著者は、メディアや専門家が誠実に過去の失敗を反省しない限り、社会全体がさらなる分断に向かう可能性を指摘しています。
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ワタミはサブウェイの日本展開を進め、10年間で1,000店舗、最終的に3,000店舗の展開を目指しています。しかし、サブウェイの収益性が低く、加盟店の増加は容易ではありません。さらに、ワタミの渡邉美樹氏の発言がブランドの理解不足を示すとして、既存ファンの不安を招いています。店舗展開には、既存ファンを尊重しつつ、ブランドの独自性を維持する戦略が求められています。
科学・文化・社会・一般
富岩運河環水公園は紅葉が美しい富山の人気観光スポット。水面に映える「世界一美しいスタバ」や観光船など魅力豊富。秋の自然と共に訪れる価値があります。
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富岩運河から東岩瀬港まで観光船で移動。運河沿いの紅葉や中島閘門の水位調整を体験し、岩瀬地区の漁村風景や富山湾を満喫。自然と歴史が融合した旅が楽しめます。
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アッシジを訪れ、ウンブリア渓谷を望むホテルに滞在し、黒トリュフのタリアテッレや素朴な料理を堪能。聖フランチェスコ大聖堂のフレスコ画も観賞し、歴史と自然の調和を満喫。
ぶらり欧州の旅:アッシジ編 絶景ウンブリア渓谷が見えるホテルとグルメを満喫(出口 里佐)
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アメリカ合衆国憲法は、各州の独立性を尊重しつつ連邦政府の権限を制限する「三権分立」が特徴です。この構造は、衆愚政治を避けるため民主主義を限定的に設計し、司法が最終的な決定権を持つことを前提としています。その結果、歴史を動かす判決が多く、制度が225年以上にわたり機能しています。日本の「法の支配」と比較して学ぶべき点が多いと指摘されています。
民主主義を信用しない憲法 – 『憲法で読むアメリカ史』(池田 信夫)
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中年以降の人生格差は「再投資」によるもの。時間やお金を自己成長やスキル向上に使う人が圧倒的な優位を築く。消費よりも再投資を重視することが豊かな人生を作る鍵です。
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LUUPの電動キックボードに安全対策不足や利用者のマナー違反が指摘され、社会インフラや安全コストの「搾取」が問題に。規制緩和の経緯や行政対応に改善を求める声が上がります。
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ウクライナの民主化の道は、1991年のソ連解体を起点に進みましたが、地域ごとの分裂や地政学的圧力が背景となり、内戦やロシアの侵攻を引き起こしました。著者は、民主主義の進展が歴史の偶然や地理的条件に大きく左右される点を指摘し、欧米型の普遍的モデルを他国に押し付けることの限界を強調しています。歴史の「たまたま」に目を向け、異なる地域への共感と支援の在り方を再考する必要性が示されています。
ウクライナ政治の悲劇:民主化への道はどう「戦争に」開かれたか(與那覇 潤)
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「京のおばんざい」は家庭料理として人気ですが、本来京都人は客に家庭料理を出しません。観光客向けに展開される現代の「おばんざい」は伝統と現代文化の交錯を反映しています。
京都人と友達になっても「おばんざい」は食べられない(グルメ案内付き)(八幡 和郎)