アゴラでは日々多くの記事を配信しており、忙しい方にはすべてを追うのは難しいかもしれません。そこで、今週の特に話題となった記事や注目された記事を厳選してご紹介します。
政治や社会保障を中心に、国際情勢やビジネス、文化に至るまで多岐にわたる内容を網羅。各記事のハイライトを通じて、最新のトピックを一緒に深掘りしましょう!
言論アリーナ
「137兆円の大増税」とも言われる年金改革法案の実態とは?厚生年金の適用拡大で740万人が強制加入、企業負担増が賃下げや雇用縮小を招く可能性も。さらに、高所得者の保険料引き上げや、85歳以上生きないと元が取れない年金制度の問題点を徹底解説!現行制度を維持するために負担増が続く中、本当に必要なのは抜本的な見直しなのか?
ゲストに前参議院議員の音喜多駿さんをお招きして、年金改革法案の実態を深掘りします!
政治・社会保障
石破首相の外交は「戦略的逃げ腰」と評され、トランプ大統領との首脳会談を前に慎重な対応が求められています。日米関係の多層化と外交の多方面展開が鍵となり、日本の国益を守るための新たな戦略が必要とされています。
“戦略的逃げ腰外交”の向こう:石破外交への注文(朝比奈 一郎)
■
石破首相の訪米では、トランプ政権との交渉が焦点となります。関税やエネルギー問題が議題となり、日本は「守りの外交」に徹する姿勢です。長期的視点でトランプ以後も視野に入れた外交戦略が求められています。
石破首相、訪米での試金石:日本企業は冬の時代をどう耐え忍ぶか(岡本 裕明)
■
石破首相の外交戦略が問われています。トランプ政権は自国優先政策を強化し、防衛費増額などを要求。日本は受け身の外交ではなく、主体的な防衛政策を持つべきだと筆者は主張。独立国家としての決断が求められています。
石破首相の外交戦略は機能するのか? トランプとの交渉の行方(野口 修司)
■
石破首相は訪米し、トランプ大統領と初の首脳会談を実施。日米同盟の強化、経済協力、北朝鮮問題などで合意し、日本製鉄のUSスチール買収も議論されました。事前準備の成果もあり、予想以上の成果を上げたと評価されています。
■
国民民主党は「年収103万円の壁」を178万円に引き上げる減税案を提案しましたが、財源が不透明です。筆者は年金控除12兆円の削減を提案し、年金受給者への優遇措置を見直すべきだと主張。公平な税制改革が求められています。
国民民主党の所得減税の財源は年金控除12兆円にある(池田 信夫)
■
手取りが増えない主な要因は、社会保障費の増大と高齢者への偏った給付にあります。社会保険料は実際の給与の約30%を占め、若者の負担が増大。筆者は、無駄な社会保障を削減し、公平な制度改革を求めています。
なぜあなたの手取りは増えないか? 社会保障改革入門(Murasaki@論文解説お兄さん)
■
兵庫県知事選に関連し、公職選挙法違反の疑いでPR会社「メルチュ」の関係先が家宅捜索を受けました。問題となっているのは、斎藤元彦知事陣営がPR会社にSNS運用を委託し、報酬を支払った点です。選挙運動に関与する業者への報酬提供は公選法違反となる可能性があり、刑事告発も行われています。一方で、インターネットを活用した選挙活動の規制が時代にそぐわないとの指摘もあり、公選法の見直しを求める声も出ています。
兵庫県知事選、折田楓氏「メルチュ」の関係先を公選法違反容疑で家宅捜索(アゴラ編集部)
国際・エネルギー
トランプ前大統領は、カナダ・メキシコに25%、中国に10%の追加関税を発表。EUにも適用予定で、報復関税の動きが広がっています。消費者の負担増や国際貿易の混乱が懸念され、関税政策の影響が今後の焦点となります。
関税男の勝算:アメリカ国内の値上げに消費者がどう反応するか(岡本 裕明)
■
イランは射程1700kmの新型弾道ミサイル「エテマド」を公開し、軍事力を誇示しました。イスラエルの核施設攻撃への警戒を強める一方、トランプ政権との交渉も模索。制裁が強化されれば、イラン経済は一層厳しくなる見通しです。
■
石破首相はガザ住民の受け入れと支援を表明しましたが、ハマス関係者の流入リスクや国際法違反の懸念が指摘されています。筆者は情勢分析の不足を批判し、感情的な判断ではなく、日本の国益を考えた対応が必要だと主張しています。
■
イーロン・マスク氏は、政府の効率化を目的に米国国際開発庁(USAID)の活動を事実上停止させました。USAIDの資金流用や不透明な支出が問題視されており、政府支出削減の一環として「事業仕分け」を進めています。
USAIDはCIAの出先機関?:容赦ないイーロン・マスク氏の「事業仕分け」(アゴラ編集部)
■
トランプ政権は、USAID(国際開発援助庁)を「無駄な支出」として削減対象にしました。民主化支援を名目にした資金流用が問題視され、CIAやNED(全米民主主義基金)も改革対象に。国際援助のあり方が問われています。
USAID(国際開発援助庁)はなぜ狙われるのか(篠田 英朗)
■
IEA(国際エネルギー機関)のエネルギー予測が「非現実的」と批判されています。脱化石燃料を前提としたシナリオが投資や政策決定に影響を与え、エネルギー安全保障を脅かしているとの指摘があり、現実的な見直しが求められています。
■
トランプ大統領は、気候変動を「いかさま」とし、パリ協定離脱やEV義務化撤廃を実施。気候モデルの不確実性や経済負担を理由に、過剰な規制がアメリカの国益を損なうと批判し、化石燃料推進を主張しています。
■
再生可能エネルギーの拡大には蓄電池が不可欠ですが、そのコストや必要な敷地面積、安全性の問題が深刻です。九州電力の試算では、100%再エネ供給には福岡市の1.5倍の敷地と、日本のGDPに匹敵する537兆円のコストが必要とされます。さらに、リチウムイオン電池は火災リスクが高く、環境汚染の懸念も指摘されています。筆者は、こうした現実を無視した蓄電池政策は非現実的であり、持続可能なエネルギー政策の見直しが急務だと主張しています。
蓄電池政策の大失敗:蓄電池の増強なんていつまで続けるの?(尾瀬原 清冽)
IT・メディア・ビジネス
米投資ファンドがフジ・メディア・ホールディングスの日枝久相談役の辞任を要求しました。長年の影響力が企業統治の「機能不全」を招いたと指摘し、取締役会の改革を求めています。外圧による変革の必要性が議論されています。
米ファンドがフジ日枝氏の辞任を要求:やはり外圧がないと変われないのか(アゴラ編集部)
■
都市部のマンション価格が高騰し、バブルの兆候が見られます。海外投資家の影響が大きく、投機的取引が加速。筆者は、外国人の不動産購入規制、空き家税の導入、短期売買の課税強化を提案し、適正な市場形成を求めています。
■
2025年も食品価格の値上げが続き、2月だけで1656品目が対象となりました。円安や人件費・物流費の上昇が主因で、年間の値上げ品目は最大2万品目に達する見通し。物価高対策には賃上げが不可欠と指摘されています。
食品価格、2月も1656品目の値上げ:あらゆるものが高騰する2025年(アゴラ編集部)
■
訂正不要な記事を書くには、個人の評価ではなく社会の構造に焦点を当てることが重要です。時代の流れは変わりやすいが、社会の大きな文脈は安定しており、この視点を持つことで報道の正確性を保つことができます。
後から訂正しなくてよい記事を書くための、たったひとつのポイント(與那覇 潤)
■
日産とパナソニックは、独自の個性を打ち出せず苦境に立たされています。日産はホンダとの統合破談後の戦略が不透明で、パナソニックはBtoC事業再編を発表。両社とも競争力回復のため、新たな方向性を見出す必要があります。
■
トヨタは2025年3月期の業績予想を上方修正し、純利益を4兆5200億円と発表。一方、日産とホンダの統合交渉は迷走し、競争力低下が懸念されています。トヨタの成長と日産・ホンダの苦境の対比が鮮明になっています。
日産・ホンダの経営統合が迷走するのを脇目にトヨタが純利益を1兆円上方修正(アゴラ編集部)
科学・文化・社会・一般
映画「アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方」は、トランプ氏の若き日を描いた伝記映画です。辣腕弁護士ロイ・コーンとの師弟関係を軸に、敵を容赦なく攻撃し、敗北を認めないというトランプ氏の政治スタイルの形成過程を描いています。また、兄への思いやロイ・コーンへの最後の対応など、「人情家」としての側面も浮き彫りにされます。本作は、冷徹なビジネスマンとしてのトランプ氏の姿と、その裏にある人間的な葛藤を対比的に描いた作品となっています。
■
北参道のソフトクリーム専門店「レティエ」は、厳選素材を使用した高品質な味わいが特徴です。特に「ハチミツと三種のナッツ」が人気で、通販でも購入可能。おしゃれな店内とこだわりの製法が、多くの人を魅了しています。
北参道の隠れ家、大人も楽しめるソフトクリーム屋さん「レティエ」(出口 里佐)
■
終活は60代から始めるものと考えられがちですが、筆者は40代からの準備を推奨します。突然の入院経験を通じ、資産管理や身辺整理の重要性を実感。早めの終活は、人生の充実や死への恐怖軽減にもつながります。
■
鹿児島の世界文化遺産「仙厳園」は、島津家の別邸と庭園であり、桜島を望む絶景が魅力です。庭園内には反射炉跡など産業遺産も点在し、日本の近代化に貢献。観光客の増加を受け、新駅開業でアクセス向上が期待されています。
【鹿児島】桜島を望む島津の別邸・大名庭園:世界文化遺産「仙厳園」(ミヤコ カエデ)
■
筆者の母は膵がんステージ4と診断され、医師から「1カ月もたない」と突然告知されました。この言葉が精神的ショックを与え、生きる気力を失わせる結果に。筆者は、医師の役割は単に診断を伝えることではなく、患者が残された時間をどう生きるかを支援することだと指摘。がん告知の在り方と医師の倫理について、社会的議論を求めています。
医師の言葉が奪った希望:医師の倫理とは何か?がん告知の在り方を問う(尾藤 克之)
■
熊本県南阿蘇の白川水源は、熊本市の主要な水源であり、観光名所としても人気です。湧水の透明度が高く、毎分60トンが湧き出る神秘的な光景が広がります。白川吉見神社も併設され、歴史的な信仰の場でもあります。