今週のおすすめ記事(4月20日〜4月26日)

アゴラでは日々たくさんのニュースをお届けしていますが、「忙しくて全てをチェックしきれない」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、今週の数ある記事の中から特に反響の大きかったトピックを厳選。政治・社会保障から国際情勢、ビジネスまで、いま知っておくべき記事を凝縮してピックアップ。週末の振り返りや、知識のアップデートにぜひご活用ください。

政治・経済・社会保障

高市政権は発足当初の勢いに比べて政策運営のテンポが鈍化し、内部の火種処理に追われていると指摘しています。外交よりも内政で成果を示す必要があるものの、物価上昇や税制など課題は多く、求心力にも不安が見られます。このままの運営スタイルで長期政権を維持するのは楽観的に過ぎ、持続性には疑問が残ると論じています。

高市首相の政権運営スタイルは持続可能か?(岡本 裕)

高市首相の政権運営スタイルは持続可能か?
このトピ、非常に難しくて言葉を選ばなくてはいけないと思っています。ただ、ここにきて高市首相の政権運営スタイルについていろいろな声、時としてやや批判的なトーンも見受けられます。私は就任当初「首相を4年ぐらいやるんじゃないか」と期待を込めて申し...

安保三文書改訂に向けた有識者会議の人選は、経済界や技術分野の比重が高く、外交・安全保障の専門的議論より政策実現志向が強い構成だと指摘しています。非核三原則見直しなど政権公約を前提とした議論枠組みも特徴で、独立した検証より結論先行の傾向が見られます。こうした人選に、高市政権の政策志向と方向感覚が表れていると論じています。

安保三文書改訂「有識者」の構成に見る高市政権の方向感覚(篠田 英朗)

安保三文書改訂「有識者」の構成に見る高市政権の方向感覚
国家安全保障戦略などの安保関連3文書の改定に向けた「有識者会議」15名のメンバーが公表された。この「有識者会議」では、経済安保やサイバーセキュリティーといった防衛分野の強化策や、「非核三原則」の見直しなど、高市首相が公約に掲げている政策の実...

消費税減税が難しい理由として「レジ改修など実務コスト」を挙げる議論がありますが、本質ではないと指摘しています。実際の障害は社会保障財源にあり、減税には歳出削減が不可避です。それにもかかわらず、政治は実務論を理由にして先送りの口実を作っている面が強く、問題の核心から目をそらしていると論じています。

消費税が減税出来ないのってレジ作ってる会社のせいなの?と思った時に読む話(城 繁幸)

消費税が減税出来ないのってレジ作ってる会社のせいなの?と思った時に読む話
消費税減税(とオマケで社会保障についても)広く話し合う社会保障国民会議が続いています。そんな中、「レジのシステムを調整するのに一年ほどかかるので短期での消費税率の上げ下げは難しい」との声が一部メーカー側から上がっています。【参考リンク】消費...

ネット上で対立する「ネトウヨ」と「パヨク」は、実は思考様式や行動パターンが非常に似ていると指摘しています。両者とも感情や仲間内の空気を優先し、敵を単純化しがちで、財政観や陰謀論的傾向も共通しています。イデオロギーの違いよりも、確証バイアスやエコーチェンバーに支配された「ネット特有の集団心理」が本質だと論じています。

「ネトウヨ」と「パヨク」が実は双子だった件(永江 一石)

「ネトウヨ」と「パヨク」が実は双子だった件
〜鏡の中の敵〜彼らは今日もTwitter(X)やThreadsで戦っている。ネトウヨとパヨク。日本のインターネット空間における永遠のライバルであり、互いを「頭がおかしい」と罵倒し合う犬猿の仲だ。しかし、少し引いて見てみると——あれ、お前ら、...

需要不足ではなく供給制約がある局面で総需要を拡大する「高圧経済」は、インフレをむしろ悪化させると指摘しています。実際に米国の大規模財政政策は物価上昇を招いた例とされ、日本でも同様の政策は円安・金利上昇を通じてスタグフレーションを引き起こす可能性があります。積極財政は時代遅れであり、現状に適さないと論じています。

周回遅れの「高圧経済」でスタグフレーションがやって来る(池田 信夫)

周回遅れの「高圧経済」でスタグフレーションがやって来る
国民民主党の玉木代表が高圧経済を卒業した。今は「積極財政」のときではないというのが、浜田宏一氏から黒田東彦氏に至るまで共通の経済学の主流派の見解である。「高圧経済」は、需要サイドからMSSE(Modern Supply Side…— 玉木雄...

高市首相を巡り、激やせや声の変化など体調不良を示唆する情報がネットや一部メディアで拡散していますが、多くは伝聞に基づく憶測に過ぎないと指摘されています。政権内の孤立や政治的停滞と結び付けて語られる傾向もあり、健康問題が政局論と混同されている構図です。公式な診断はなく、情報の信頼性には慎重な見極めが必要だと論じています。

高市首相にささやかれる健康不安が政局がらみの憶測を呼ぶ(アゴラ編集部)

高市首相にささやかれる健康不安が政局がらみの憶測を呼ぶ
高市首相が就任から半年を迎えました。内閣支持率は依然として高いのですが、ネット上では健康不安をめぐる投稿が増えています。ほとんどは伝聞ですが、激やせしたとか、麻生さんとうまく行かないとか、政局がらみの憶測が飛び交っています。就任から半年を迎...

介護職の待遇の低さにより人材不足が深刻化し、需要増と相まって介護崩壊が現実化しつつあると指摘しています。その上で、廃校などを活用した低廉な半公的施設の整備、家事サービスの外部委託、自費サービスの拡充、地域内での資源最適化などにより再生の可能性を示しています。従来の発想を転換する構造改革が不可欠だと論じています。

介護崩壊からの介護再生の可能性はあるか(五十嵐 直敬)

介護崩壊からの介護再生の可能性はあるか
介護職があまりの待遇の低さから、減少を始めた。いよいよ団塊世代が後期高齢者となり、要介護者も介護需要も増えるにもかかわらずである。このままでは介護が受けられない、介護崩壊が始まる。既にホームヘルパー事業所は地方で廃業が相次ぎ、訪問介護を受け...

全国民に毎年10万円払う「負の所得税」(池田 信夫)

中東情勢の緊迫化で供給不安が高まる中、石油連盟は早期の需要抑制を提言しましたが、経済産業省が「石油は足りている」として発言修正を求めたとされます。結果として節約呼びかけは後退し、政府の安心メッセージが優先された形です。現場と政府の認識のズレや情報統制の可能性が議論を呼んでいると指摘されています。

石油連盟が節約を呼びかけたら経産省が「石油は足りている」と口止め(池田 信夫)

石油連盟が節約を呼びかけたら経産省が「石油は足りている」と口止め
中東情勢の緊迫化を背景に原油供給不安が高まる中、石油業界と政府の対応のズレが波紋を広げている。石油連盟が早期の需要抑制を訴えた一方で、経済産業省がこれにブレーキをかけたとされる問題が、Xで大きな議論を呼んでいる。石油連盟専務理事「早いタイミ...

国際・エネルギー

イラン戦争で米国が敗北すれば、第二次世界大戦後に続いてきた米国主導の国際秩序、いわゆる「長い戦後」は終焉すると論じています。空爆によって民主化や体制転換を実現できるという前提はもはや成り立たず、むしろ新たな対立を生む構造が露呈しています。戦争の帰結は世界秩序の根本的転換につながる可能性があると指摘しています。

イランにアメリカが敗れるとき、第二次世界大戦の「長い戦後」が終わる。(與那覇 潤)

イランにアメリカが敗れるとき、第二次世界大戦の「長い戦後」が終わる。
イラン戦争の帰趨はまだ不透明だが、それがアメリカの凋落を世界に晒したことはまちがいない。みんなすぐ忘れるから思い出しておくと、3月6日の時点では、トランプはお得意の「無条件降伏」をSNSで要求していた。ところが現にいま、アメリカは戦争を終わ...

トランプ大統領が核使用を試みたとの証言が出ていますが、制度上は大統領が単独で核攻撃を命じる権限を持つ一方、軍人には違法な命令を拒否する義務もあります。証言の真偽は不明ですが、実際に側近が大統領を危機管理から排除するなど異常な状況が報じられており、文民統制の揺らぎそのものが問題だと指摘しています。

トランプは本当に「核のコード」を使おうとしたのか?(池田 信夫)

トランプは本当に「核のコード」を使おうとしたのか?
最近、世界を震撼させる噂が駆け巡っている。元CIA分析官のラリー・ジョンソン氏がポッドキャスト番組で語った、「トランプ大統領がイランに対して核兵器を使用しようとし、ダン・ケイン統合参謀本部議長に止められた」という証言である。にわかには信じが...

トランプ大統領は当初、停戦延長に否定的でしたが、パキスタンの仲介やイラン側の内部対立を理由に一転して停戦延長を表明しました。協議継続の時間を確保する狙いとされる一方、港湾封鎖などの圧力は維持されており、実質的な対立は続いています。イラン側は延長を「無意味」と反発しており、停戦の実効性には大きな不透明感が残る状況です。

強硬姿勢を示していたトランプ大統領が一転してイランとの停戦延長を発表(アゴラ編集部)

強硬姿勢を示していたトランプ大統領が一転してイランとの停戦延長を発表
21日、トランプ大統領がイランとの停戦を無期限延長すると表明し、軍事衝突の再燃はひとまず回避された。しかし港湾封鎖は継続され、外交的には膠着が続く構図となっている。 トランプ大統領は直前まで「延長したくない」「爆撃準備はできている」と強硬姿...

IPCCの温暖化モデルやデータ解釈には重大な欠陥があり、CO2主因説は既に崩れていると主張しています。阿藤大氏の研究では、人為的CO2排出と大気中濃度変化の関係が十分に確認できないとされ、既存理論と矛盾する結果も示されています。異論が学術的に排除されてきた構造も含め、気候科学の前提自体を再検証すべきだと論じています。

「CO2温暖化説」は完全に崩壊した:阿藤大氏が暴くIPCCの科学的欠陥(松田 智)

「CO2温暖化説」は完全に崩壊した:阿藤大氏が暴くIPCCの科学的欠陥
IPCCの主張を覆す研究例は既に幾つも出ている最近、アゴラに「地球は温暖化している」ーその根拠データは本当に正しいのか?との興味深い論考が載った。詳しくは本文を参照していただきたいが、要点は「地球が0.7±0.2W/m2のペースで熱を溜め込...

イラン戦争により、とりわけホルムズ海峡依存の高い国々はエネルギー安全保障の脆弱性を突きつけられました。脱炭素よりもまず安価で安定した供給確保が政策の基本であり、備蓄強化や調達先の多角化などが不可欠です。理念先行ではなく現実的なエネルギー供給体制の構築こそ最優先課題だと論じています。

イラン戦争が突きつけたエネルギー安全保障最優先というコモンセンス(有馬 純)

イラン戦争が突きつけたエネルギー安全保障最優先というコモンセンス
イラン戦争はエネルギー政策の優先順位を改めて明確化している。予想されたことであるが、環境関係者の間では「今こそ中東の石油、ガスへの依存のリスクから脱却するため、脱化石燃料をすすめるべきだ」との声があがっている。その典型が自然エネルギー財団が...

マイクロソフトが炭素除去の新規契約を停止したことで、この市場が大企業の自発的購入という「善意」に依存していた脆弱な構造が露呈したと指摘しています。コストは炭素価格を大きく上回り、市場原理では成立しにくい仕組みです。義務化や補助金で維持すれば新たな歪みを生み、前提となる気候モデル自体の不確実性も含めて再検証が必要だと論じています。

マイクロソフトの炭素除去撤退が示すもの:「善意」に依存した市場の限界(室中 善博)

マイクロソフトの炭素除去撤退が示すもの:「善意」に依存した市場の限界
2026年4月、炭素除去(Carbon Removal)業界に激震が走った。業界最大の購入者であるマイクロソフトが、新規契約の一時停止を取引先に通知したのだ。同社は契約済み炭素除去量の約80%を単独で購入してきた、文字通り「市場そのもの」と...

ビジネス・IT・メディア

インフレ環境では賃貸は家賃上昇や更新時の不確実性といったリスクを抱える一方、持ち家はローン返済額が固定されるため相対的に有利になると指摘しています。デフレ期には身軽さがメリットだった賃貸の優位は逆転し、インフレ下では「見えないリスク」を負う選択になりやすいと分析。時代環境によって合理的な選択は変わると論じています。

インフレで決着がついた「持ち家VS賃貸論争」(黒坂 岳央)

インフレで決着がついた「持ち家VS賃貸論争」
黒坂岳央です。SNSでは度々「持ち家派、賃貸派」で意見が対立している。自分は昔は賃貸派だったが、2019年を境に世界が大きく変化、また家を購入したことで「持ち家派」に変わった。家の購入に際して時間をかけて多面的に分析をしたが、かつて賃貸派だ...

ニデックには通常の監査体制とは別に、会長直轄で不正を秘密裏に処理する「特命監査部長」という特殊な役職が存在すると指摘しています。外部と情報共有せず独自に調査し、報告先も限定されるなど極めて閉鎖的です。不正是正と隠蔽の境界が曖昧で、ガバナンス上の重大な問題を孕む異常な仕組みだと論じています。

何者?ニデック永守氏の懐刀「特命監査部長」の異常性(関谷 信之)

何者?ニデック永守氏の懐刀「特命監査部長」の異常性
オルツ、ニデック、KDDI。不正会計が続いている。最も異常なのがニデックだ。不正の手口ではない。不正を見つけるための体制が尋常ではないのだ。年間60件を超える内部監査。内部通報に対処する特別調査。外部採用した公認会計士ら16名で構成される監...

現場職に就く人のうち大学・大学院卒が42%に達し、ホワイトカラーからの転身も2割に上るなど、職業構造が大きく変化しています。AI時代の雇用不安や人手不足が背景にあり、ブルーカラー職は「安定志向」の選択肢として拡大しています。一方で大学進学の過剰や教育と雇用のミスマッチが進み、制度の見直しが必要だと指摘されています。

大卒がブルーカラー職の4割を占める時代が到来:そもそも大学が多すぎる(アゴラ編集部)

大卒がブルーカラー職の4割を占める時代が到来:そもそも大学が多すぎる
現場職の担い手像が大きく変わりつつあることが、最新の調査で明らかになった。大学卒・大学院卒が4割を超え、ホワイトカラーからの転身も2割に達するなど、従来の「学歴不要・体力仕事」というイメージはすでに過去のものになりつつある。この変化は単なる...

メタはデジタル広告で世界首位に立つ見通しの好業績下でも、約8000人(全体の約1割)の人員削減を決定しました。背景にはAIへの巨額投資があり、人件費から資本投資へと経営資源をシフトしています。少人数で高付加価値を生む体制への転換が進み、テック業界全体でも「AIによる効率化と雇用削減」が加速していると指摘されています。

メタ、デジタル広告世界首位奪取でも従業員8000人「AIリストラ」の衝撃(アゴラ編集部)

メタ、デジタル広告世界首位奪取でも従業員8000人「AIリストラ」の衝撃
米テック大手のメタ・プラットフォームズが23日、全従業員の約1割にあたる約8000人の大規模なレイオフを発表した。AI投資を最優先とする経営判断は、単なるリストラではなく「人材から資本へ」「R>G」の構造転換を象徴する動きであり、各国メディ...

日本では中小企業が企業数の大半と雇用の約7割を担うため、政治的に「守る対象」となり淘汰の議論が避けられてきました。補助金や信用保証で延命が続き、金融機関も不良債権化を避けるため退出を促しません。さらに廃業を忌避する社会的価値観も重なり、非効率企業が残存する構造が固定化しています。結果として資源配分が歪み、生産性停滞を招いていると論じています。

なぜ日本だけが中小企業を淘汰できないのか(長井 利尚)

なぜ日本だけが中小企業を淘汰できないのか
日本の中小企業政策には、他国と決定的に異なる特徴がある。それは「淘汰を前提としない」という点である。本来、市場経済において企業は競争にさらされる存在である。競争に勝てば成長し、負ければ退出する。この新陳代謝こそが、生産性の向上と経済成長の原...

日本の特撮は早くから海外に輸出され、特に「スーパー戦隊」は米国で「パワーレンジャー」として定着し、世代を超えた人気コンテンツとなりました。子ども文化や玩具市場にも影響を与え、日本発の映像表現が世界のエンタメに浸透しています。日本人が知らない形で文化的影響力を広げている点が重要だと論じています。

日本の特撮が世界に及ぼした影響(谷本 真由美)

日本の特撮が世界に及ぼした影響
2025年12月9日発売の私の最新書籍である『世界のニュースを日本人は何も知らない7』でも海外でのコンテンツの話を取り上げていますが、コンテンツの話は日本人が知らない海外での日本人気を知るうえで非常に重要です。日本の方たちがあまり知らないこ...

自衛隊の戦車事故と辺野古の転覆事故はいずれも重大事故であるにもかかわらず、報道量や扱いに大きな差があると指摘しています。特にテレビ朝日の「報道ステーション」は戦車事故を模型まで用いて詳細に解説した一方、辺野古事故は十分に検証されていません。事故ごとに報道姿勢が変わる点が問題視され、メディアへの不信感が広がっていると論じています。

報ステ、自衛隊戦車事故は異様に詳解:辺野古事故との報道格差は誰のため?(アゴラ編集部)

報ステ、自衛隊戦車事故は異様に詳解:辺野古事故との報道格差は誰のため?
10式戦車の死亡事故と、辺野古沖の抗議船転覆事故という、いずれも人命が失われた重大事故をめぐり、報道の扱いの違いが大きな論争を呼んでいる。特にテレビ朝日系「報道ステーション」の報じ方をめぐり、「なぜ一方だけ詳細に解説するのか」という疑問が噴...

科学・文化・社会・一般

名古屋でひつまぶしを味わった後、亀井聖矢のリサイタルを訪れた一夜の体験を描いています。うなぎの余韻や街で出会った人々の温かさ、そして真摯なピアノ演奏が重なり、心が整う時間となりました。食と音楽、そして人の優しさが一体となり、記憶に残る豊かな旅のひとときだったと綴っています。

亀井聖矢リサイタルの夜に:心を整える名古屋のひつまぶし(出口 里佐)

亀井聖矢リサイタルの夜に:心を整える名古屋のひつまぶし
出口里佐です。先日、名古屋・愛知県芸術劇場で18:45から行われた、亀井聖矢さんのピアノリサイタルへ。新横浜から新幹線で向かう小さな旅です。感動の音楽に備えて、まずは腹ごしらえ。名古屋駅直結の大名古屋ビルヂング3階にある備長ひつまぶしに伺い...

竹中半兵衛は「天才軍師」というイメージで知られていますが、同時代史料にはそのような役割を裏付ける記録は乏しいと指摘しています。現在の軍師像は、息子の著作や江戸時代以降の創作、さらには『三国志演義』の影響によって形成された「虚像」です。戦国期に「軍師」という概念自体も一般的ではなく、後世の物語化が実像を歪めたと論じています。

竹中半兵衛は「軍師」ではなかった(呉座 勇一)

竹中半兵衛は「軍師」ではなかった
現在放送中のNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』では、豊臣秀吉の「軍師」として、菅田将暉演じる竹中半兵衛が活躍している。竹中半兵衛は、織田信長と敵対する美濃斎藤家の家臣であったが、豊臣秀吉の説得を受けて秀吉の「軍師」になったとされる。豊臣秀吉の天...

コロナ収束後も病院の面会制限が慣習的に続いている現状に対し、診療報酬改定で是正が図られると指摘しています。正当な理由なく制限すれば減収となる仕組みが導入され、過度な制限は見直しを迫られます。一方で制限の科学的根拠は乏しく、患者の権利侵害との側面も強いとされ、合理的判断が求められていると論じています。

パンデミック後も続く病院の面会制限:診療報酬で是正へ、問われる正当理由(岩井 一也)

パンデミック後も続く病院の面会制限:診療報酬で是正へ、問われる正当理由
令和8年度の診療報酬改定の全容が明らかになった。その中で面会制限について新たな動きがあった。この厚労省の説明資料によると、「正当な理由なく面会制限を行う」と病院の収入が減額されることを意味する。疑義解釈資料では、正当な理由の一例として「新型...

奈良・長谷寺の桜を訪ね、399段の登廊を上り本堂へ至る体験を描いています。本堂は断崖に建ち、大舞台からは門前町や大和の山々、桜の景色が一望できる絶景が広がります。境内の坂道や参道にも桜が咲き、歩くほどに春を実感できる構成です。「花の御寺」と呼ばれる四季の魅力も含め、記憶に残る風景として紹介されています。

奈良・長谷寺の桜を満喫:登廊・本堂・大舞台の春景色レポート(ミヤコ カエデ)

奈良・長谷寺の桜を満喫:登廊・本堂・大舞台の春景色レポート
桜シーズンの奈良ドライブ。最後の目的地は宇陀市の長谷寺。紅葉の名所であるこの寺は、桜の名所でもあります。長谷寺に至る道は細く長く続き、その脇には土産物屋が並びます。今回は平日でそこまで車は通っていませんでしたが、紅葉のシーズンはここを車が列...

生成AIの普及により、見栄えの良い成果物は作れる一方で、内容を理解していない学生が増えていると指摘されています。実際に「読めない・説明できない・答えられない」といった事例が現場で確認されており、「できたつもり」を量産する構造が問題視されています。教育だけでなく企業でも同様の傾向が広がり、評価方法の見直しやAI活用の在り方が問われていると論じています。

AI丸投げで「明らかに学生の理解度が低下」:大学教育の現場の危機感(アゴラ編集部)

AI丸投げで「明らかに学生の理解度が低下」:大学教育の現場の危機感
大学教育の現場から発せられた一つの指摘が、大きな波紋を広げている。生成AIの普及が学習効率を高めるどころか、理解を伴わない「できたつもり」を大量生産しているのではないかという問題提起である。この現象は学生にとどまらず、企業や社会全体に広がる...

 

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コメント

  1. 早川蒼真 より:

    今週の記事の【秋篠宮バッシングは「中国の陰謀」という保守派の勘違い】について

    秋篠宮家や美智子上皇后陛下へのバッシングが卑劣であるという筆者の出発点には、強く賛同します。
    皇室への批判が事実確認を離れて人格攻撃や憶測、家族単位の中傷にまで広がるのは、品位を欠いた行為です。

      ■まず、中国が対象国の内部対立を利用する情報工作を体系的に行っていることは、米国やEUの研究機関が繰り返し報告しているところであり、「皇室内の特定の対立の利用」は十分にありえます歴史問題や靖国問題を外交カードとして用いてきた経緯を踏まえれば、皇室をめぐる世論工作に一切利益を見いださないと言い切ることもまた、断定が強すぎます。

      ■次に、現代の情報戦においては、半官半民の組織といったグレーゾーンが広く存在します。加えて、香港拠点サイトを「金儲け目的」と断じる根拠も、本論では示されていません。筆者は保守派の陰謀論を「根拠薄弱」と批判しながら、対抗命題として「商業目的」を持ち出していますが、これも同様に「根拠薄弱」です。

      ■そしてもう一つ、より根本的な違和感があります。筆者は「中国の陰謀」を退ける一方で、バッシングの国内要因を「学習院関係者」「小和田家応援団」「フェミニストグループ」と名指しし、その「恨み辛み」や「目の敵」が原因だと断定しています。これは、外部の陰謀論を否定しながら、筆者自身が国内の陰謀論を立ち上げ、レッテル貼りを行ってしまっている構図です。つまり本論が批判している「根拠薄弱な決めつけ」と同じ穴にはまっています。

    皇室をめぐる問題は、より客観的かつ冷静な視点で議論されるべきです。バッシングの卑劣さに対する怒りに賛同するからこそ、それを論じる側の議論の作法もまた、断定とレッテル貼りから自由であってほしいと願います。