2021年も大みそか。そこで今年のニュースを編集部の記事とともに振り返りたいと思います。
【1月】
2021年の年明けは、首長や野党が緊急事態宣言を政府に要請していました。
【2月】
森喜朗氏の「女性蔑視発言」が炎上したのがこのころでした。この頃はまさかオリンピックがここまでこじれると思っていた人も少なかったのではないでしょうか。
【3月】
NTTの総務省ではいまだに「超絶接待」続いていたことに衝撃を受けました。他の省庁の人たちが怒っていたのが印象に残ります。
【4月】
そして第一回目の緊急事態宣言が出たのがこの頃です。
【5月】
気候変動問題に関する首脳会議(サミット)で、菅首相が2030年度までに温室効果ガスを13年度比で46%削減するとの大風呂敷を表明しました。
【6月】
飲食店やエンタメ業界ばかり制限され、族議員や利権団体の大切さがわかったのが6月です。
【7月】
小山田圭吾氏らが過去の不適切な行為・発言で放逐されたのは、オリンピック開幕目前のことでした。
この頃になると、緊急事態宣言も聞く耳を持たない人がかなり出てきました。
医師会は緊急声明は出しますが、コロナ感染者の受け入れ態勢の抜本的な改善には取り組みませんでした。
【8月】
政府の目玉政策のひとつであるデジタル庁でしたが、その人事は当初から疑問符が投げかけられました。
【9月】
菅首相が突然退陣を表明し、岸田政権が誕生しました。おかげで野党の存在感が吹き飛びました。
【10月】
シミュレーションのような行為をする「専門家」は過去の発言をしっかり検証するべきではないかという機運が出てきました。
小室圭さんと眞子さんが結婚されました。近年まれに見るほどに皇室への関心が高まりました。
【11月】
総選挙が行われましたが、自民党は思ったほど負けず、野党共闘の失敗と総括されました。ほとんどのマスメディアの予想は大きく外れ、出口調査の信頼性も揺らぎました。
世界的な原油高と円安などの影響で企業物価が著しく上昇し、インフレの兆候が出始めたのがこの頃です。
【12月】
岸田政権は「ゼロコロナ」に舵を切り始めました。マスコミも連日感染拡大と国民の危機感を駆り立てます。この国はどこへ向かうのでしょうか。
主に新型コロナ対策にまつわるニュースばかりの上半期でしたが、下半期になるとその関心も少し薄れてきてしまいました。政治経済をめぐる情勢は目まぐるしいものでしたが、関係者にはしっかりと2021年のしくじりを振り返ってほしいものです。