今週のおすすめ記事まとめ(12月23日〜12月29日)

アゴラでは日々多くの記事を配信しており、忙しい方にはすべてを追うのは難しいかもしれません。そこで、今週の特に話題となった記事や注目された記事を厳選してご紹介します。政治や社会保障を中心に、国際情勢やビジネス、文化に至るまで多岐にわたる内容を網羅。各記事のハイライトを通じて、最新のトピックを一緒に深掘りしましょう!

お知らせ

2025年1月10日(金)よりアゴラ読書塾「平和の遺伝子」を開講します。『平和の遺伝子:日本を衰退させる「空気」の正体』(12月21日発売)をテキストにして、日本人を呪縛する「空気」の正体を明らかにし、それを打開する道を考えます。

お申し込みはこちらから。

アゴラ読書塾「平和の遺伝子」1月10日スタート

アゴラ読書塾「平和の遺伝子」1月10日スタート
日本経済が「失われた30年」などといわれているうちに、もう失われる前の日本を知っている人も少なくなってきました。後になってバブルと呼ばれた時代は意外に短く、私が東京の地価上昇の番組を初めてつくったのは1985年、不良債権の番組をつくった...

政治・社会保障

上野千鶴子氏が「団塊世代は物わかりのよい老人にはならない」と発言し、現役世代から批判殺到。介護負担軽視や世代間の矛盾が議論を呼び、社会保障制度の持続可能性が問われています。

上野千鶴子氏『私たち団塊の世代は物わかりのよい老人にはならない』発言に現役世代から批判殺到(アゴラ編集部)

上野千鶴子氏『私たち団塊の世代は物わかりのよい老人にはならない』発言に現役世代から批判殺到
上野千鶴子氏が「上野千鶴子さん「若い世代は親の介護から学ぶことが大事」 自分の老後前に備えるべきこと」というインタビューでの発言が物議を醸しています。とくに「私たち団塊の世代は物わかりのよい老人にはなりません」という一節は、多くの読者から反...

「#飯島健太郎裁判長に抗議します」の署名運動は、一審と二審判決の混同による誤解が発端。SNS上の噂に基づく裁判官訴追要求は、司法の独立を脅かす行為として批判され、中止が求められている。

裁判官の訴追を求めるオンライン署名は中止すべきだ(池田 信夫)

裁判官の訴追を求めるオンライン署名は中止すべきだ
最近「#飯島健太郎裁判長に抗議します」というハッシュタグがたくさん流れてくる。これは12月18日に大阪高裁が滋賀医大の男子学生2名について、一審の有罪をくつがえす無罪判決を出したことについて、その裁判長を国の裁判官訴追委員会で訴追するよう求...

石破首相の外交能力の欠如が国益を損ねると批判される。語学力不足や外交経験の欠如、首脳外交の失態が指摘され、今後のリーダーシップに改善が求められている。適切な行動がなければ退陣すべきとされる。

石破首相は自身の外交能力欠如から国を守る決断を(八幡 和郎)

石破首相は自身の外交能力欠如から国を守る決断を
先週、『亡国宰相』というタイトルの連載を『夕刊フジ』にしたここでは、その第一回と二回をまとめて加筆して紹介したい。 第一話は石破氏の何処がトランプ大統領との関係で心配かという話で、第二話は南米でのAPEC・G20での失態を独自の情報も...

立憲民主党が紙の保険証維持を訴えた背景には、マイナ保険証に対する不信感が挙げられる。しかし、登録数が解除数の127倍である現状から、この主張は統計的に妥当性を欠くとの批判が展開されている。

紙の保険証を残すことで不正を維持することが目的なのではないか?(茶請け)

紙の保険証を残すことで不正を維持することが目的なのではないか?
さて、きょうは紙の保険証を残すことでなんとしても不正を維持することが目的なのではないか?と非常に強く疑わざるを得ない立憲民主党から。 党公式アカウントが北朝鮮大好きで知られる共同通信の記事を引用してこんなポストをしていました。 ...

ウクライナ戦争でAIや無人機などの新兵器が安全保障を変革。日本の「専守防衛」は時代遅れとなり、防御攻撃能力が不可欠。中国の軍事脅威を念頭に、アジア太平洋地域での抑止力強化が求められる。

日本の専守防衛は危険:ウクライナ戦争の教訓(古森 義久)

日本の専守防衛は危険:ウクライナ戦争の教訓(古森 義久)
顧問・麗澤大学特別教授 古森 義久 ウクライナ戦争がアジア太平洋地域、とくに日本の安全保障にどんな意味を持つか―こんな点を今のウクライナへのロシア軍の侵略の戦況について、全世界で最も引用されることの多いアメリカの有力シンクタンク「戦争...

自民党は派閥裏金問題の「政治的けじめ」として約7億円を「赤い羽根共同募金会」に寄付予定。この選択に対し、募金会の運営透明性への疑問や政治的アピールとの指摘が寄せられている。

自民党が裏金事件の「政治的けじめ」として「赤い羽根」に7億円を寄付?(アゴラ編集部)

自民党が裏金事件の「政治的けじめ」として「赤い羽根」に7億円を寄付?
自民党は派閥裏金事件の「政治的けじめ」として、「赤い羽根」の「中央共同募金会」に寄付する方針を発表しました。政治資金収支報告書の不記載総額にあたる約7億円の寄付をするとのことです。 ■ しかし、なぜ「赤い羽根」な...

国際・エネルギー

ウクライナ戦争の停戦が2025年に実現する可能性が議論される。ロシアとウクライナの疲弊が進む中、トランプ次期大統領が和平仲介を図れば停戦交渉が加速するとの見方が示されている。

ウクライナ戦争、2025年の停戦はあるか?(岡本 裕明)

ウクライナ戦争、2025年の停戦はあるか?
来年の10大予想の一つに入れたいウクライナの戦争の終結の可能性ですが、私はあり、とみています。 ここに来てゼレンスキー氏、プーチン氏共に休戦/停戦について否定しなくなったのはトランプ大統領の就任を間近に控え、一種の期待感と共に、両国と...

トランプ氏はパナマ運河の管理権「返還」を求め、さらにグリーンランド購入も提案。これら発言は保守派イベントでのものだが、国際関係や領土問題への影響が懸念されている。

トランプ氏、パナマ運河の「返還」を求める?:グリーンランドの領有も主張(アゴラ編集部)

トランプ氏、パナマ運河の「返還」を求める?:グリーンランドの領有も主張
トランプ次期大統領は保守派が集うイベントでパナマが管理権を持つパナマ運河を「返還」してもらう可能性に言及しました。 パナマ運河は長らく米国が管理していましたが、1999年にパナマへ完全に返還されました。 ドナルド・トランプ:...

IEAは毎年中国の石炭需要の伸びが鈍化すると予測するが、実際には消費が増加し続けている。IEAの予測が希望的観測に過ぎず、日本のGX政策の正当化に利用される点にも注意が必要と指摘されている。

IEAの中国脱石炭という希望的予測は外れまくり(杉山 大志)

IEAの中国脱石炭という希望的予測は外れまくり
世界エネルギー機関(IEA)は毎年中国の石炭需要予測を発表している。その今年版が下図だ。中国の石炭消費は今後ほぼ横ばいで推移するとしている。 ところでこの予測、IEAは毎年出しているが、毎年「今後の伸びは鈍化する」と言...

アジア脱炭素議員連盟が発足。日本がアジア地域で脱炭素化と経済成長を両立させる構想を推進。しかし、再エネ導入の高コストや景観破壊、技術的課題が懸念され、現実的な実施が問われている。

アジア脱炭素議員連盟の憂鬱(室中 善博)

アジア脱炭素議員連盟の憂鬱
トランプ次期政権による「パリ協定」からの再離脱が噂されている中、我が国では12月19日にアジア脱炭素議員連盟が発足した。 この議連は、日本政府が主導する「アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)」構想をさらに推進させ、日本の技術力と...

第7次エネルギー計画は、非現実的な再エネ倍増や高コストの脱炭素化を推進。これにより、電気代やガソリン代が大幅に上昇し、日本の製造業が空洞化するリスクが懸念されている。

第7次エネルギー基本計画は製造業を空洞化させる「自国窮乏化」の道(池田 信夫)

第7次エネルギー基本計画は製造業を空洞化させる「自国窮乏化」の道
調整が難航していた第7次エネルギー計画(原案)がやっと出たが、ほとんど話題にならない。何も新味がないからだ。計画経済でもないのに電源構成を政府が計画しているのは日本だけだが、今回はその数字も図表1のようにぼかされている。これまでの計画がすべ...

ドイツ・マクデブルクでの暴走事件は、反イスラム感情を持つ元医師の犯行とされる。動機は複雑で、インターネット時代の新しい犯罪メカニズムが背景にあり、標的を外れた攻撃が社会に衝撃を与えている。

「マクデブルクの惨劇」の犯罪メカニズム(長谷川 良)

「マクデブルクの惨劇」の犯罪メカニズム
ドイツ東部のザクセン=アンハルト州の州都マクデブルク市(人口約24万人)で20日夜(現地時間)、市の中心部で開かれていたクリスマス市場に一台の車が突っ込み、多くの訪問客がひかれ、少なくとも5人(一人の子供を含む)が死去、200人以上が負傷し...

カザフスタンでアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落し、38人が死亡。原因は鳥衝突やロシア軍の誤射の可能性が指摘される中、ロシアの非協力が真相究明を困難にしている。

カザフスタンでの航空機墜落:ロシア軍による誤射の可能性も証拠を隠滅か(アゴラ編集部)

カザフスタンでの航空機墜落:ロシア軍による誤射の可能性も証拠を隠滅か
2024年12月25日、カザフスタン西部アクタウ近郊でアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落し、乗員乗客67人のうち38人が死亡、29人が病院に搬送されました。同機はバクーからグロズヌイに向かう途中で、緊急信号を発しアクタウ空港への着陸を試みる...

シリア暫定政権の武装解除は、政治プロセスを伴わず、実質的には強権的な威嚇に依存。国際的なDDR基準と異なり、政治的安定を保証できない。日本は慎重に人道支援に留めるべきと示唆される。

シリアの「刀狩」と日本が取るべき立場(篠田 英朗)

シリアの「刀狩」と日本が取るべき立場
シリア暫定政府が、国軍創設のためにシリア国内の諸派の武装解除を宣言した。これを日本のメディアが、旧反体制派の全てを集めて合意をとった、かのように報じた。だが、いささか誤解が生じているようだ。これについて当然の留意点がある。 第...

国会と東京都議会で脱炭素政策や電気料金高騰が議論されたが、政府や東京都の答弁は曖昧で具体性を欠く。国民負担を考慮した持続可能なエネルギー政策が求められている。

脱炭素政策に対する日本政府と東京都の答弁をご覧ください(藤枝 一也)

脱炭素政策に対する日本政府と東京都の答弁をご覧ください
先日アゴラで紹介されていた動画を見ました。12月19日の衆議院国会質疑で、質問者は参政党北野裕子議員。質疑の一部を抜粋します。 日本の脱炭素政策に疑問! 北野裕子議員が電気料金高騰を追及 北野議員:2030年46%削...

ビジネス・経済

米国で求人が減少し、物価と失業率が同時上昇する「スタグフレーション」の兆候が懸念される。FRBはインフレ抑制のため景気後退を伴う利上げを進める可能性があり、深刻な経済影響が予想される。

米国経済:減り続ける求人とスタグフレーションリスク(井上 真義)

米国経済:減り続ける求人とスタグフレーションリスク
米国における求人の減少が続いている。Indeedが公表している新規求人動向は、おおむねコロナ前のレベルに到達した。 米国労働統計局が発表する求人(JOLTS)は1カ月に1回、また約1カ月遅れて発表されるのに対し、Ind...

日本の高級家電は、多機能が優先され、基本操作が使いづらくなっている。ユーザー視点の欠如が指摘され、利便性を重視したインターフェース設計が必要とされる。過去のガラケー時代の反省を活かすべきと論じられる。

日本の家電はハイエンドモデルほど使いにくい(黒坂 岳央)

日本の家電はハイエンドモデルほど使いにくい
黒坂岳央です。 筆者はできるだけ日本企業、日本国内にお金を落として日本経済をまわしたいと考え、同じ商品があればできるだけ外資系ではなく日本企業から買うようにしている。旅行先も外資より日系を選び、通販もAmazonより楽天を使う。そして...

秋田県は人口減少が深刻で、インバウンド需要を活用した富裕層向け「熊ハンティング特区」を提案。観光資源の乏しさを逆手にとり、地域経済活性化とクマ問題の解決を目指す斬新なアイデアが示された。

秋田を復活させ富裕層インバウンドを集める秘策(永江 一石)

秋田を復活させ富裕層インバウンドを集める秘策
消えゆく秋田。あと30年で人口はどうなる・・・ 秋田にクマが出まくって知事が怒ってますが、そりゃ出るわさ・・・ 物凄い勢いで人口が減っている秋田 人口の減り具合を見ますと・・・・減り具合に加速度が付いてる ...

キリンはビールメーカーから多角的事業体に進化。減塩スプーン「エレキソルト」や健康食品事業に注力し、異能を取り入れる組織文化を活かして、ヘルスサイエンス分野で国内外展開を目指している。

スプーンにウコンに洗顔料。キリンビールはどこへ行く(関谷 信之)

スプーンにウコンに洗顔料。キリンビールはどこへ行く
血圧が「高止まり」している。年末に続いた外食で塩分を摂り過ぎたせいだろうか。 「しょっぱい食べ物がダメなら、しょっぱい食器で食べればいいじゃない」 そんな声が聴こえてきそうな「しょっぱいスプーン」が実際に販売されている。製品名は...

科学・文化・社会・一般

坂本龍一の名曲「戦場のメリークリスマス」の創作過程が、楽譜や録音から詳述される。即興的な試行錯誤と緻密な採譜の両面が明かされ、音楽史における独自性と普遍的な魅力が改めて浮き彫りにされた。

戦場のメリークリスマス:スケッチ楽譜に刻まれた創作の瞬間(久美 薫)

戦場のメリークリスマス:スケッチ楽譜に刻まれた創作の瞬間
坂本龍一監修ピアノ楽譜集『04』『05』が20年の時を経て再刊されたタイミングで、YouTubeには両楽譜収録のピアノ演奏がアップされているのに先週気づいた。 ちなみに公式のものだ。全28曲。日本国外からは視聴できないようだ。...

中国経済の低迷を背景に、2025年以降日本への中国人移民が増加すると予想される。移民規制の緩さや生活コストの低さが魅力とされ、日本の文化や社会構造への影響が懸念される。

日本に中国人移民が押し寄せる近未来を日本人は何も知らない(谷本 真由美)

日本に中国人移民が押し寄せる近未来を日本人は何も知らない
最近日本では外国からの移民が話題になることが多いですが、私は2025年以降はさらに中国からの移民が大量に押し寄せると予想しています。 その最大の理由の一つが中国経済の低迷です。 2024年12月10日発売の『世界のニュー...

東京美容外科の医師が解剖研修の写真をSNSに投稿し批判殺到。献体に対する敬意を欠いた行動とされ、倫理観やネットリテラシーの欠如が議論の的に。医療現場でのSNS使用規範の必要性が浮き彫りに。

献体の写真を美容外科医がXに投稿し、勤務する病院の統括院長が謝罪(アゴラ編集部)

献体の写真を美容外科医がXに投稿し、勤務する病院の統括院長が謝罪
東京美容外科の沖縄院院長である黒田あいみ医師が、グアムでの解剖研修の様子をSNSに投稿したことが問題視され、大きな批判を受けています。 黒田医師はブログやインスタグラムで解剖室内の写真を公開し、その中には献体の頭部や、...

中学受験の過熱は、都市部における私立と公立の教育格差が原因。公立校では予算制約や多様性対応で教育クオリティが低下し、私立校が秩序ある学習環境を提供しているため、親が中学受験を選ぶ傾向が強まっている。

どうして中学受験ってあんなに過熱してるの?と思ったときに読む話(城 繁幸)

どうして中学受験ってあんなに過熱してるの?と思ったときに読む話
そういえば先日、こんな質問をいただきました。 城さんが「中学受験の難易度高すぎ。中学受験後に伸び悩むのもわかる」とつぶやいていらっしゃいましたが、その理由がいまいちわかりません。 どういった理由で受験が難しすぎると伸び悩むんでしょう...

宮崎県高千穂峡を訪れ、紅葉と峡谷の絶景を散策。真名井の滝や柱状節理の形成過程など自然の美しさを堪能。三本のアーチ橋も印象的で、四季折々の景観が楽しめる魅力的な観光地として紹介されている。

初冬だけど秋色に染まった宮崎県・高千穂峡を歩いた日(ミヤコ カエデ)

初冬だけど秋色に染まった宮崎県・高千穂峡を歩いた日
宮崎県の最北、延岡市に来ました。延岡駅には夜到着。駅は最近リニューアルされ、蔦屋書店などが入りスタイリッシュで神々しく輝いていました。延岡市の倍人口がいる私の故郷、愛知県A市の代表駅に比べて3000倍美しく羨ましい限りです。この日は...

タイでは、拝金主義的文化や経済重視の価値観が背景となり、外国人高齢者と若いタイ人女性が恋愛関係を築く例が多い。マッチングアプリが普及し、理想のパートナー探しが効率化している。

なぜタイでは日本人高齢者が若い恋人を作れるのか?(藤澤 愼二)

なぜタイでは日本人高齢者が若い恋人を作れるのか?
タイは拝金主義 これは筆者の知人で年齢が既に70代の日本人の例であるが、彼には10年以上も続くタイ人の恋人がいる。定年退職後にバンコクに移住してきた彼は、当時まだ20代後半と30歳以上も歳の離れた彼女と出会い、今も恋人関係が続いている...