アゴラでは日々多くの記事を配信しており、忙しい方にはすべてを追うのは難しいかもしれません。そこで、今週の特に話題となった記事や注目された記事を厳選してご紹介します。政治や社会保障を中心に、国際情勢やビジネス、文化に至るまで多岐にわたる内容を網羅。各記事のハイライトを通じて、最新のトピックを一緒に深掘りしましょう!
お知らせ
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政治・社会保障
上野千鶴子氏が「団塊世代は物わかりのよい老人にはならない」と発言し、現役世代から批判殺到。介護負担軽視や世代間の矛盾が議論を呼び、社会保障制度の持続可能性が問われています。
上野千鶴子氏『私たち団塊の世代は物わかりのよい老人にはならない』発言に現役世代から批判殺到(アゴラ編集部)
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「#飯島健太郎裁判長に抗議します」の署名運動は、一審と二審判決の混同による誤解が発端。SNS上の噂に基づく裁判官訴追要求は、司法の独立を脅かす行為として批判され、中止が求められている。
裁判官の訴追を求めるオンライン署名は中止すべきだ(池田 信夫)
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石破首相の外交能力の欠如が国益を損ねると批判される。語学力不足や外交経験の欠如、首脳外交の失態が指摘され、今後のリーダーシップに改善が求められている。適切な行動がなければ退陣すべきとされる。
石破首相は自身の外交能力欠如から国を守る決断を(八幡 和郎)
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立憲民主党が紙の保険証維持を訴えた背景には、マイナ保険証に対する不信感が挙げられる。しかし、登録数が解除数の127倍である現状から、この主張は統計的に妥当性を欠くとの批判が展開されている。
紙の保険証を残すことで不正を維持することが目的なのではないか?(茶請け)
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ウクライナ戦争でAIや無人機などの新兵器が安全保障を変革。日本の「専守防衛」は時代遅れとなり、防御攻撃能力が不可欠。中国の軍事脅威を念頭に、アジア太平洋地域での抑止力強化が求められる。
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自民党は派閥裏金問題の「政治的けじめ」として約7億円を「赤い羽根共同募金会」に寄付予定。この選択に対し、募金会の運営透明性への疑問や政治的アピールとの指摘が寄せられている。
自民党が裏金事件の「政治的けじめ」として「赤い羽根」に7億円を寄付?(アゴラ編集部)
国際・エネルギー
ウクライナ戦争の停戦が2025年に実現する可能性が議論される。ロシアとウクライナの疲弊が進む中、トランプ次期大統領が和平仲介を図れば停戦交渉が加速するとの見方が示されている。
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トランプ氏はパナマ運河の管理権「返還」を求め、さらにグリーンランド購入も提案。これら発言は保守派イベントでのものだが、国際関係や領土問題への影響が懸念されている。
トランプ氏、パナマ運河の「返還」を求める?:グリーンランドの領有も主張(アゴラ編集部)
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IEAは毎年中国の石炭需要の伸びが鈍化すると予測するが、実際には消費が増加し続けている。IEAの予測が希望的観測に過ぎず、日本のGX政策の正当化に利用される点にも注意が必要と指摘されている。
IEAの中国脱石炭という希望的予測は外れまくり(杉山 大志)
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アジア脱炭素議員連盟が発足。日本がアジア地域で脱炭素化と経済成長を両立させる構想を推進。しかし、再エネ導入の高コストや景観破壊、技術的課題が懸念され、現実的な実施が問われている。
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第7次エネルギー計画は、非現実的な再エネ倍増や高コストの脱炭素化を推進。これにより、電気代やガソリン代が大幅に上昇し、日本の製造業が空洞化するリスクが懸念されている。
第7次エネルギー基本計画は製造業を空洞化させる「自国窮乏化」の道(池田 信夫)
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ドイツ・マクデブルクでの暴走事件は、反イスラム感情を持つ元医師の犯行とされる。動機は複雑で、インターネット時代の新しい犯罪メカニズムが背景にあり、標的を外れた攻撃が社会に衝撃を与えている。
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カザフスタンでアゼルバイジャン航空の旅客機が墜落し、38人が死亡。原因は鳥衝突やロシア軍の誤射の可能性が指摘される中、ロシアの非協力が真相究明を困難にしている。
カザフスタンでの航空機墜落:ロシア軍による誤射の可能性も証拠を隠滅か(アゴラ編集部)
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シリア暫定政権の武装解除は、政治プロセスを伴わず、実質的には強権的な威嚇に依存。国際的なDDR基準と異なり、政治的安定を保証できない。日本は慎重に人道支援に留めるべきと示唆される。
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国会と東京都議会で脱炭素政策や電気料金高騰が議論されたが、政府や東京都の答弁は曖昧で具体性を欠く。国民負担を考慮した持続可能なエネルギー政策が求められている。
脱炭素政策に対する日本政府と東京都の答弁をご覧ください(藤枝 一也)
ビジネス・経済
米国で求人が減少し、物価と失業率が同時上昇する「スタグフレーション」の兆候が懸念される。FRBはインフレ抑制のため景気後退を伴う利上げを進める可能性があり、深刻な経済影響が予想される。
米国経済:減り続ける求人とスタグフレーションリスク(井上 真義)
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日本の高級家電は、多機能が優先され、基本操作が使いづらくなっている。ユーザー視点の欠如が指摘され、利便性を重視したインターフェース設計が必要とされる。過去のガラケー時代の反省を活かすべきと論じられる。
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秋田県は人口減少が深刻で、インバウンド需要を活用した富裕層向け「熊ハンティング特区」を提案。観光資源の乏しさを逆手にとり、地域経済活性化とクマ問題の解決を目指す斬新なアイデアが示された。
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キリンはビールメーカーから多角的事業体に進化。減塩スプーン「エレキソルト」や健康食品事業に注力し、異能を取り入れる組織文化を活かして、ヘルスサイエンス分野で国内外展開を目指している。
スプーンにウコンに洗顔料。キリンビールはどこへ行く(関谷 信之)
科学・文化・社会・一般
坂本龍一の名曲「戦場のメリークリスマス」の創作過程が、楽譜や録音から詳述される。即興的な試行錯誤と緻密な採譜の両面が明かされ、音楽史における独自性と普遍的な魅力が改めて浮き彫りにされた。
戦場のメリークリスマス:スケッチ楽譜に刻まれた創作の瞬間(久美 薫)
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中国経済の低迷を背景に、2025年以降日本への中国人移民が増加すると予想される。移民規制の緩さや生活コストの低さが魅力とされ、日本の文化や社会構造への影響が懸念される。
日本に中国人移民が押し寄せる近未来を日本人は何も知らない(谷本 真由美)
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東京美容外科の医師が解剖研修の写真をSNSに投稿し批判殺到。献体に対する敬意を欠いた行動とされ、倫理観やネットリテラシーの欠如が議論の的に。医療現場でのSNS使用規範の必要性が浮き彫りに。
献体の写真を美容外科医がXに投稿し、勤務する病院の統括院長が謝罪(アゴラ編集部)
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中学受験の過熱は、都市部における私立と公立の教育格差が原因。公立校では予算制約や多様性対応で教育クオリティが低下し、私立校が秩序ある学習環境を提供しているため、親が中学受験を選ぶ傾向が強まっている。
どうして中学受験ってあんなに過熱してるの?と思ったときに読む話(城 繁幸)
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宮崎県高千穂峡を訪れ、紅葉と峡谷の絶景を散策。真名井の滝や柱状節理の形成過程など自然の美しさを堪能。三本のアーチ橋も印象的で、四季折々の景観が楽しめる魅力的な観光地として紹介されている。
初冬だけど秋色に染まった宮崎県・高千穂峡を歩いた日(ミヤコ カエデ)
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タイでは、拝金主義的文化や経済重視の価値観が背景となり、外国人高齢者と若いタイ人女性が恋愛関係を築く例が多い。マッチングアプリが普及し、理想のパートナー探しが効率化している。
なぜタイでは日本人高齢者が若い恋人を作れるのか?(藤澤 愼二)